趣味

本日の明け方はすごい嵐でしたよ名古屋。
カレンダーも3月に入ったところ、ということで新たな幕開けを感じさせる嵐でありました。嵐や台風の好きな所は、滞留していた何かを根こそぎはぎ取っていってくれる感じがすることです。

朝、外に出ると、どこかブランニューで暖かな湿気の多い空気が漂っていて、厳冬の終わりを感じましたよ。


季節は春。初春というべきなのでしょうか。
3月6日には啓蟄(けいちつ)を迎えます。何度も言ったり書いたりしているから「それもう聞いたよ」って人もいるかと思うけれど、日本には二十四節季があり(1年を24の季節に分けています)、今のカレンダーでもけっこう小さい字で書いてあることが多いです。

日々移ろいゆく季節の変化が4つだけなんてもったいなくないですか(いや四季が感じられるだけも幸せなのだけど)。でも、季節や空気はもっと微妙に変化していると思うのです実際。そして世界の今の時期を把握するというのは自分の行動を決めるひとつの要因にも、楽しみにもなり得るのです。


ということで5日後は、啓蟄(けいちつ)。
冬の間眠っていた虫や動物たちも眠りから覚めて活動を開始する時期です。自然界がそうであるように我々もそろそろ貯めたり籠っていた時期から、少しずつ動き出す。そんな時期になればいいな。1年のサイクルにはその時期に合った活動、テンション、時流のようなものがあると思います(これをさらに統計的に発展させていったものが占いでしょうかね)。そういったものを感じ取りながら、世界の変化を楽しみながら、自分自身を渡らせてゆく。そういうイメージを持っております。


季節の変化というのはすなわち、地球号の運航の進みであり、夏の星座、冬の星座などという言葉からもわかるように我々が空を見上げる時、それは車窓の景色を見ているわけです。地球号の周遊に合わせて車窓が代わり、もちろん空気も変わる。こういった宇宙的パブリックアートが毎瞬営まれている事を鑑みると宇宙の精密さに創作者の意図を感じたりします(あるいはそれは私たちかもしれませんが)。

趣味というタイトルだったので、いろんな趣味について書こうと思っていたのに、暦の話をしていたらずいぶん書いてしまったので、今日はこれくらいにしておこうかな。あ、暦を見るのが趣味ってことね!かしこ。

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