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起業家座談会 in 荒波

荒波23秋で起業家お二人の座談会があり、学びが多かったので、内容をまとめてみました。

ゲストの起業家さんは、こちらのお二人です!

お二人のXはこちら↓
小倉さん:@osake1st
冨平さん:@tommy19970714

・小倉一葉 氏(KEEN株式会社 代表取締役 Founder & CEO)

2012年 マイクロソフトに新卒入社。同社では、クラウド(Microsoft Azure)パートナー企業担当のプリセールスSE・BizDevとしてアライアンス業務を担当し、ユーザー会・コミュニティの企画運営に従事。
2019年にKEEN株式会社(前社名・プリズムテック)を創業。スター顧客を発掘・育成するデータ分析サービス「KEEN Manager」を開発・提供中。

・冨平準喜 氏(株式会社AIdeaLab代表取締役 / エンジニア)

1997年生まれ、筑波大学情報学群に編入学、その後同大学院に進学。深層学習の研究に従事。全国高専プログラミングコンテストにて最優秀賞、ものづくり大賞内閣総理大臣賞を受賞。CommentScreen株式会社を創業、代表取締役に就任。ユーザ100万人、導入企業1000社まで伸ばす。
株式会社AIdeaLabを創業、代表取締役に就任。「AI議事録取れる君」を立ち上げ、その後M&Aにより売却。日本初の画像生成AIアプリのAI ピカソ、AIひろゆきなど複数の事業の立ち上げを行う。

お二人とも話が面白く、また僕たちの質問に丁寧に答えていただき大変勉強になりました!ありがとうございました!🫶

学びを書き殴っていると量が多くなったのでここでは6つに絞りました!

小倉さん

小倉さんは僕が今まで出会ってきた人の中でもトップレベルで明るい人で、その場にいるだけで元気がもらえるような人でした🔆

集合写真です!!

⬛︎ 顧客の作って欲しいものを作らない

これは冨平さんもおっしゃっていましたが、顧客自身に

「こういったプロダクトを使いたい!」

と言われそれを実装しても、実際に使ってもらえないという経験をされていました。

顧客自身はピンポイントでの課題解決を考えており、本当に自分が欲しいものを言語化できていない場合が多いらしいです。

下の画像はその説明で取り上げられたもので、顧客は左上のプロダクトを作って欲しいと言いますが、

実際に必要なものは右下のタイヤのもので十分だというものです。

引用:http://www.projectcartoon.com/cartoon/586

また話は変わりますが、軸がずれているという話の文脈で、

プロダクトの軸がずれがちだよねという話で以下の画像が取り上げられました。

はじめは左のかわいらしい魚(プロダクト)でしたが、競合などに釣られて必要のない機能まで実装してしまい、

右のような魚ではない何か(笑)になり、軸の通ってないプロダクトができてしまうことを揶揄しています。

余談ですがこの画像には、我らが中村さんも共感しまくってました笑


⬛︎ 姿勢大事!!

まだ自分に実績がない時期に、先輩起業家とつながる時があります。その際の姿勢・考え方について学びました!

「先輩、勉強させてください!!」
「先輩だからこそ学べる部分があるので、お話ししたいです!!」

こういった姿勢が大事で、また

「偉い人のポケモンになるイメージ!偉い人にとっては成長を見守れるのは嬉しいよね🫶」

このようなこともおっしゃっていました笑

まだgiveできるものが少ない自分の立ち位置を理解し、今の自分にとって与えられるものは何かを考える、という姿勢が大事だと学びました。


⬛︎ コミュマネはメンバーとの対話が大事

これは僕が個別で小倉さんにお伺いしたもので、

「コミュニティにコミットしてくれるメンバーのモチベーションを維持するためにはどのようにアプローチすれば良いか」

と質問すると、

「コミュニティマネージャーにとって、メンバーと対話し続けることが大事で、それぞれのメンバーの求めるものを把握し、全員のニーズを満たすことはできないが、何か共通するものはあるはずなのでそれを把握することが重要だ。」

といったアドバイスをいただきました。

これまでチームで何かプロダクトを作る際に、こちらからアプローチなしに、メンバーのモチベーションに頼りきりだった自分に足りないものが見えました。


冨平さん

冨平さんはコメントスクリーンやAIひろゆきなど面白いサービスを、0→1で開発するスタンスで事業を行なっており、荒波参加者と似た点があったので、大変勉強になりました。

冨平さんに質問する荒波参加者

⬛︎ toCマーケの例

toC向けのプロダクトに関して、広める方法を紹介いただきました。

それは、”インフルエンサーなどを用いてXでバズらせる"

というものでした。

確かにAIなど新しい技術を用いたサービスに敏感な層はXに多い気がします。

また、インフルエンサーに片っ端からDMを送りまくるなどもしていたらしいです。

これは小倉さんもおっしゃっていましたが、初期段階では今できることを地道にひたすら続けていくことが大事だなと思いました。


⬛︎ toB営業の工夫

冨平さんの実体験として、

"他のサービスと比べて質の良いプロダクトを開発したにも関わらず、流行らなかった、、、"

という経験がありました。

この経験から冨平さんはtoB向けのプロダクトは特に営業で差がつくと学んだとおっしゃっていました。

またこれは僕の個人的な質問の回答ですが、

「プロダクトリリース初期は営業代行などを使わず、自分たちで営業を行う。」

ユーザーとの接点を持つことで、プロダクトに対する声を解像度高い人が聞き、改善につながる」

とおっしゃっていました。こういった営業面での工夫もされており、勉強になりました。


⬛︎ 競合いるからチャンス!

良さげなアイデアを思いついた!という時、市場調査してみると大抵既にサービスがあり激萎え、、、

僕にとってこういったことが多く、情けない話、競合=参入できないというイメージがどうしても強かったです。

しかし冨平さんの、

「逆に競合がいない市場は"ニーズがない""マネタイズできない"といった可能性が高い。」

「競合の対象ユーザーの属性を見極め、セグメントすれば参入できる

といった内容を聞き、確かにな👍と妙に心に響きました。

競合がまだ少ない市場こそ大きなチャンスだと捉えたいと思います🫶


最後に

ゲストの起業家さんのお話を聞き、質問までできて大変勉強になりました!ありがとうございました!!

また、このような機会を設けていただきたSkyland Venturesの皆さんもありがとうございました!!


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