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理解すれば、世界が広がり、人は優しくなれる。

報告があります。
おかげさまで、「#読書の秋2022」の読書感想文コンテストで、「認知症世界の歩き方賞」を受賞いたしました!

ライツ社さん、選んでいただき、ホンマにありがとうございます!

今年は色々なことがあり過ぎて、今まで生きてきた中でも最も激動の一年でした。
さんざん悩み、苦しみ、もがきましたが、何とか前を向いて進みはじめています。

そんな中で、「認知症世界の歩き方」を読み、感じたことをありのままに書き綴ったのがこちらのnoteです。

#読書の秋2022 というイベントは、出版社の方が自分の感想文を読んでくださるので、こんな機会は逃す手はないと、気楽に応募したので、まさか受賞できるなんて、思いもよらないことでした。

賞をいただいたことは、今年の積もり積もった悩みを吹っ飛ばしてしまうくらい、嬉しいクリスマスプレゼントになりました。

そして、さらに嬉しかったのは、ライツ社さんから次のコメントをいただいたことです。

”この本は心強い先達”という表現が、専門家目線ではなく当事者目線である本書をうまくとらえた言葉だなと感じました。

出典 https://note.wrl.co.jp/n/n55b6aa8979e3  

私は昨年まで、認知症に関する当事者意識はありませんでした。ある日、急に当事者となり、不安と戸惑いは大きなものでした。

揺れ動く心理状態の中で手にしたのが「認知症世界の歩き方」でした。

家族に認知症の兆候が出ると、不安や苛立ちを感じることが増えてしまいます。理解したくても、なぜそういう反応になるのかが理解できませんでした。

この本には、認知症になると、どんなふうに世界が見えるのかがビジュアル的に感じやすく描かれているので、認知症世界では、こういうふうに感じているのか、こんな感じに分からなくなってしまうんだな、ということが理解できました。

まさに、この本は心強い先達だと感じました。

理解できたことで一番良かったと思うのは、共感して、受け止めることが出来るようになり、母との会話の中での苛立ちが減り、穏やかな空気になったことでした。

理解すれば、世界が広がり、人は優しくなれる。
認知症の当事者の方も、そうではない方も、「認知症世界の歩き方」は、一人でも多くの方に読んでいただきたい一冊です。


今回もお読みいただき、ありがとうございました。


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