世界一長い地名、どこかご存知ですか？

実は、ニュージーランドにあるんです。
そんな長〜〜い地名の覚え方をご紹介したいと思います。

覚える前に、どんなところ？

世界一長い地名は、ニュージーランドの北島（北側の島）にある、「タウマタファカタンギハンガコアウアウオタマテアトゥリプカカピキマウンガホロヌクポカイフェヌアキタナタフ」です。

Wikipediaによると、次のような説明があります。

タウマタファカタンギハンガコアウアウオタマテアポカイフェヌアキタナタフ（マオリ語: Taumatawhakatangihangakoauauotamateapokaiwhenuakitanatahu）、またはタウマタファカタンギハンガコアウアウオタマテアトゥリプカカピキマウンガホロヌクポカイフェヌアキタナタフ（マオリ語: Taumatawhakatangihangakoauauotamateaturipukakapikimaungahoronukupokaiwhenuakitanatahu）は、ニュージーランド・ホークス・ベイ地方南部にあるマンガオラパ (Mangaorapa) の近くにある高さ305mの丘の名である。会話等では「タウマタ」（Taumata）と略される。タウマタファカタンギハンガコアウアウオタマテアポカイフェヌアキタナタフの名は主に、公式の場で利用される名前である。

詳しい場所は、こちら↓のGoogleマップをご覧ください。

以上をまとめると、次の通りです。
・世界一長い地名はニュージーランドの丘の名前
・公式の呼び方は「タウマタファカタンギハンガコアウアウオタマテアポカイフェヌアキタナタフ」
・最長の地名として「タウマタファカタンギハンガコアウアウオタマテアトゥリプカカピキマウンガホロヌクポカイフェヌアキタナタフ」が世界記録として認定されている

では、この長い名前を「暗唱」できるようになることを目的として、覚え方を2種類ご紹介します。

覚え方その１　分けて覚える

短い方の公式名称でも、カタカナで35文字。
ひとかたまりで覚えるのは困難です。

そこで私は、言いやすい長さに分けて、覚えることにしました。

人間の脳にはワーキングメモリという短期記憶の仕組みがあり、覚えやすい長さは4文字から7文字前後と言われているそうです。
例えば、電話番号は11桁ありますが、「000-0000-0000」とハイフンで分けることにより、覚えやすくなります。
私はこの仕組みを利用し、7文字程度に分けると覚えやすくなりました。

公式名称
タウマタファカ
タンギハンガ
コアウアウ
オタマテア
ポカイフェヌ
アキタナタフ

最長名称
タウマタファカ
タンギハンガ
コアウアウ
オタマテア
トゥリプカカピキ
マウンガホロヌク
ポカイフェヌ
アキタナタフ

リズミカルに繰り返して音読すると、かなり覚えやすくなると思います。お試しあれ！

覚え方その２　ストーリーで覚える

最長の呼称は、公式の場での呼称を含みますので、最長の呼び方を、ストーリーで覚える方法をご紹介したいと思います。
歴史の勉強などでよくある、語呂合わせ的な感じで分解し、ストーリー風な情景に当てはめて覚える方法です。

途中で「次なんだっけ」と詰まったときにも、ストーリーを思い出し、完走できるようになると思います。
さっそく、最長の方を分解してみます。

タ＝田（んぼ）
ウマ＝馬
タ＝田（んぼ）
ファカ＝ハカ
タン＝（牛）タン
ギ＝木
ハンガ＝版画
コアウアウ＝子アウアウ
オタマ＝おたま
テア＝手汗
トリ＝鳥
プカ＝（プカ）プカ
カピキ＝（お）かっぴき
マウンガ＝マンガ
ホロ＝ポロ
ヌク＝温い（ぬくい）お茶
ポカ＝ポカポカ（の肉まん）
イ＝胃
フェヌ＝フェス
アキタ＝秋田
ナタ＝ナタ（鉈）
フ＝ふ（菓子）

こんな形で細かくバラしてから、物語にしてみました。



「広大な田んぼに馬がいる。屈強な男たちがハカを舞い、牛タンに舌鼓を打った後、木に版画を掘り始める。近くに赤ちゃんがアウアウしている。おたまを手に、手汗をかきながら一所懸命に鍋で鳥を煮込んでいたら、鍋にプカプカ浮かんできて慌てる岡っ引き。その傍らで、マンガを読みながらポロをして、休憩に温い茶で、ポカポカの肉まんを胃に送り込む人たち。フェスが秋田で開催され、来場者はみんな、ナタを手にして、麩菓子をかじって盛り上がっている」

いかがでしょうか。
無理矢理ですね。
時系列と国と文化の寄せ鍋のようなストーリーですが、それとなく情景が頭に浮かんできたのではないでしょうか。


分解、イメージ、繰り返し。
これであなたも、バッチリ暗唱仲間！

最後にもう一度！
タウマタファカタンギハンガコアウアウオタマテアトゥリプカカピキマウンガホロヌクポカイフェヌアキタナタフ！

美しいニュージーランドのタウマタの丘が、眼前に浮かぶようです。（行ったことないですが）

今回もお読みいただき、ありがとうございました。