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横浜市に暮らし北海道移住に至るまで➈

結婚してすぐに息子が生まれ、家族三人で地元の横浜で静かに生活していましたが、わたしの実家からの干渉がことごとく我が家の身の丈に合わず、難儀する毎日。

シリーズ④あたりでカキコしましたが、
妻は以前(結婚する前)からうつ症状と闘っていまして、結婚した後も妊娠・出産・育児と、未経験事項(婚姻自体が未経験)が立て続けに振りかかって、わたしのせいでホントに申し訳ないんですが、精神的に負荷がかかり病状がよくなるハズもなく、それまでに定期的な通院とカウンセリング、投薬治療を3,4年続けてました。
病状には波があって、悪くなる時も良くなる時もあり、まさに一進一退を繰り返していました。ハッキリ言ってわたしが全然サポートできてないということは、まったくの事実であり、今になって猛省の毎日なんですが、一時は育児ノイローゼもあって、最悪な状態(自傷行為に及ぶところ)まで悪化していました。

そんな状態の彼女に、
前回記事でカキコしたように、我が実家の「優位な立場から財力などに物を言わせてコチラの自由意思を奪う」という、逆・経済的DV?!が押し寄せ、この世は正に阿鼻叫喚、の日々が続いていたのですが・・・

さらに追い打ちをかけるように
子供の幼稚園問題が顕在化するコトになります。。


子供の幼稚園問題とは
華麗なるわが一族には学園を経営している親族(塚、親父)がおり、子供が4歳になるとその学園(幼稚園)への入園を、家族総出で強く勧められる、という問題のこと。



その時のわが家は、わたしがサラリーマン、妻が(育児ノイローゼ気味で)疾病・病気療養中だったので、今でいう3号認定の状態で子供を1、2歳の頃から近場の保育園に預けていました。
保育園ってホントに助かりますよね?
朝も7時台から夕方19時台まで預かってもらえて、申請すれば土曜日も預かってもらえますので、妻の育児負担が大幅に軽減出来てました。
保育園さんありがとうございました!
毎日、子供の送迎が必要でしたが、それも悪天候の日を除いて、妻が電動自転車で送迎出来ていたので大丈夫でした。

変わって、わたしの父が経営する幼稚園に入園すると
まず服装が制服になり、その管理に神経を使うようになります・・・。父幼稚園は歴史ある由緒正しい幼稚園で、近隣ではそこそこ有名な私立幼稚園。制服には着用のルールがあり、例えば帽子の向き、あご紐やゴムの伸びや断裂、リボンなどの装飾品の有無や向き、靴下の色や長さの指定、園指定カバンの正しい掛け方など、細かくルールが決められていて、間違っていると、その都度先生から指導があって矯正されることになります。通常の精神状態の人にはちょっとわかりづらいかも知れませんが、彼女によるとそういったことがプレッシャーになり精神的に結構な負担になるって話しでした。

次いで子供の送迎にも難が出てきます・・・。送迎は保育園と違いバス送迎になるので見た目の手間は減りますが、完全になくなるワケではなく、保育園は近場でバスの集合場所はちょっと遠かったので、送迎の手間はあまり変わらず、毎日朝と帰りにバスの集合場所に集まったお母さんや子供たちと仲良くしばければならないため、あいさつ程度で済んでいた保育園時代と比べて、人見知りの彼女には精神的負担が重くなったそうです。たまに渋滞などで待たされることがあり、苦手な交流時間が長くなることも・・・

そして保育時間の大幅減少と昼食問題が発生・・・。幼稚園は保育時間(9時~14時くらい)が短かったので、子供の在宅時間が増え、妻の育児負担が大幅に増えてしまい、毎日お弁当(保育園は給食)を作らなければならないので負担はさらにレイズ。これは痛いですよ?変なお弁当持って行かせたら、デリカシーゼロの実家連中に何言われるかわかったもんじゃない。料理も決して得意ではない彼女はホントに大変だったと思います。

リング上はスポットライト全開!
そして忍び寄る場外乱闘・・・。これは、父幼稚園に通ってたわたし自身も経験あることですが、園児の中で園長・理事長の子・孫というのは特異な存在でして、先生方からは露骨に贔屓されるし、各方面からいろんな意味で注目を浴びているので、親子ともども毎日気が抜けない。その上、わたしたち夫婦に聞こえるように父や幼稚園に対する文句を言い出す先生や保護者たち・・・なんか、そういうの分かりますでしょ?人間ってそんなもんなんですよ?本人には言えないんですケドね?なんでわたしたちには言えるんでしょうかね?伝えて欲しいのか、伝わらないと思っているのかホントに謎ですよ・・・。まあ、結局我慢できないって話しなんでしょうケド、そういう「クサ」は、どこかで爆発しないようにそれなりに聞いてあげなきゃならないし、波風立たないように収めてあげなきゃならないしで、ある種の政治力も問われる羽目になります。


もう帰りたい・・・保育園に戻りたい・・・。

そんな、わたしたち夫婦の気も知らず、園でやっている有料の課外教室への参加を嬉々として勧めてくる両親。先生として勤務している兄と妹からは、ウチの子が、やれ乱暴しただの、やれ言葉遣いが悪いだの、やれ髪の毛が長いだの、小言を受ける毎日。そして、徐々に様子がおかしくなってゆく妻。


ついに、彼女が通ってる病院のドクターから「治療のため入院が必要」との判断が下されたほど、病状が悪化してました。


マジか・・・

ヤバイな・・・



でも
毎日、処方された薬を飲んでるケド良くならない、というか種類が増えるごとに様子が悪くなってるんだケドなぁ?・・・と、わたし。
もともと病院嫌いな上に、一向に病状が良くならない彼女を身近で見続けていたわたしには、その時に通っていた病院にちょっとした、いや、かなりの不信感があり、入院したら二度と出て来れないんじゃないか?と思うようになってまして・・・わたしも時間の許す限り妻に寄り添うようにしていたので影響を受けていたのか?パズルゲームの上海でいう所の「手詰まり」状態になってまして、

困り果て、疲れ切ったわたしたち・・・

ついに!

わたしは今後のことを
意を決して家族に相談するに至ります。



ん?・・・家族?それって半分は元凶じゃない??

それまでの経緯をあけすけに綴っておいて間抜けな話しですが、
その時は正常な判断ができなくなってたんでしょうかね?


さて・・・


どうなる?わたしたち??

・・・⑩につづく。

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