読切『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』について

 本日発売の月刊少年エース(2018年10月号)に読切『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』が掲載されます。
 舞台は九十年代の日本、題材はマジック:ザ・ギャザリング、テーマは「JUST COMMUNICATION」です。

 見どころは臨場感あふれるデュエル描写とヒロインの沢渡慧美。のおっぱい。
横田卓馬先生に渡したキャラクター設定には「胸は服の上からでもあるとわかるくらいにはある」と書いておいたのですが、返ってきたキャラクターデザインを見たらめちゃくちゃありました。名采配と言えます。

 横田卓馬先生と読切をやると決まったとき、いまの自分が一番読みたいものを書こうと思いました。そこで浮上したのが「九十年代」「マジック:ザ・ギャザリング」というふたつのキーワードです。
 九十年代のおわり、僕は中学生で、マジック:ザ・ギャザリングに夢中でした。錆びたママチャリを漕いで遠い街の専門店へ通ったこと、通学路にある電器屋の店先で同級生たちとブースターパックを開封したこと、学校に行くのが嫌で毎日便意におそわれていたこと、だけど休み時間に友人とデュエルするのは楽しかったこと、友人とデュエルしながら便意ともデュエルしていたこと。そういった原体験の結晶がこの読切です。

 また、この企画を実現させるにあたっては、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の金子真実さま、新都社で『MTGについて少し話そうと思う』を連載されていたムラサ先生、南大阪のマジック:ザ・ギャザリング専門店・アノアデザインのmtgさまにお力添えいただきました。
 この場を借りてお三方に厚く御礼申し上げます。

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