見出し画像

自分を売り込む方法

独立するエンジニアは技術力には自信があるけど営業の面で不安を抱えている人が多いと思います。
今日はそんな方向けに自分を売り込む方法を書いていきます。

自分の価値を知る

まずは自分の価値を知ることが大切です。
その第一歩は意識を変えることです。
日本人は謙遜する美学があると思いますが、表面的にはそれで良いかもしれないですが、頭の中では謙遜なんかせずに自分の価値をちゃんと考える意識を持ちましょう!

例えば自分は日本人の中で何番目にjavascriptが書ける人か?そもそもjavascriptが書ける人は何人いるのか?などは具体的に考えるようにしてみましょう!

エンジニアに関わらず色んな方が自分や自分たちのことを「強みが無い」「強みが見つからない」と言っていたりするのですが、そもそも無いと思っていることが間違いだと思います。
僕も以前はそう思っていたのですが、考え方を変えるだけで見えてくるし言語化することもできます。

「世界一のユーザー数」みたいな格好つけることは忘れて自分の強みに向き合ってください。

需要を知る

需要を知ることが大事なのは言わずともわかると思いますが、僕が意識してもらいたいのは供給側と需要側では「文脈」が違うということです。

上記の例で言うと供給側であるエンジニア視点では「どれくらいjavascriptが書けるか?」という文脈で書きましたが、需要側から見ると違うことがあります。
「どれくらい見た目が綺麗なサイトが作れるか?」の場合もありますし「どれくらい早くサイトが作れるか?」だったです。
あとは例えばreactで作られた残り3ヶ月のプロジェクトに途中からジョインする場合は「3ヶ月の間にどれくらいreactの改修ができるか?」の場合もあります。

あとは人と沢山話をすると意外な需要を知ることができます。
うちの会社はレベル差はありますが、当たり前に全員がAWSを使うことができます。
でも会社によっては同じ開発の会社でも全員がAWSを使えるなんて凄すぎるということも言われたことがあります。

強みの再定義

ここからが本題です。
僕は今はビジネスを頑張っていますが、学生時代は部活動で剣道を頑張ってきました。 僕が感じるスポーツとビジネスの大きな違いは「自分でルールを作っていいか」ということです。
例えばサッカーで「うちのチームは10m×10mのコートで2vs2が強いのでこのルールでやらせてもらいます」と言ったら勝負どころか大会に参加できないです。
スポーツは決まったルールの上で技術向上をしなければいけないのですが、ビジネスの場合は需要さえあれば自分にとって有利なルールを勝手に作ってもいいんです。

例えば僕が起業したての頃は炎上案件を完成させることを強みとしていくつか請けていました。
理由としては炎上の仕方によっても違うかもしれないのですが、炎上案件は要件定義が楽な印象だからです。

炎上していない時は「あれもこれも実現したい。ここは汎用的にしておきたい。他社がこんなことをやってるからうちもこの機能入れるかどうか迷う。誰々さんの確認も取りましょう!期間はこれくらいがいいかな〜。他にもいい案があったら教えて」といった感じで中々要件は決まらないし、余裕がありすぎて決断も遅いし、お客さん側のタスクが遅れることもあります。

ですが、炎上案件は「とにかくこの機能が何日までにできてないと困る。この辺は運用でカバーするそっちに集中して!この機能は直近使わないから削ろう!」といった感じで要件はポンポン決まっていくし、お客さんの本気度が違うのでお客さん側のタスクが遅れることが少ないです。
実際に僕が「期日間に合わせるためにこのデータが早急に欲しいです」って言ったらそのデータはすぐに用意されました。
僕の場合は実装が早かったのでこんな感じで要件さえ決まってしまえばバリューは出しやすかったし、プロジェクトとしては切羽詰まってるけどそのプレッシャーが助っ人の僕に来ることは少ないのでやりやすかったです。
あと炎上案件は発注の意思決定も早いです。

おすすめとしては業界の式たりとかに乗っからないようにしましょう!
求人サイトや案件の検索サイトに「炎上案件」なんて項目見たことがないと思います。
あそこに載っていないような強みを作るのが良いです。
式たりが出来上がっているほど、そこには圧倒的な強者が存在している可能性が高いので、特に古いルールには乗っからないように意識しましょう!

掛け算を使う

「100人中1位の強みを二つ掛け合わせれば10,000人中1位になれて職業にできます」っていうよく言われてるやつです。
強みが2個ある人は沢山いると思いますが、一つ一つが弱かったり、掛け合わせた化学反応が見つからなかったりでビジネスに活かせてない人がほとんどだと思います。

また起業当初の僕を例に挙げますが、当時の僕は仕事では大規模サービス、趣味で超小規模サービスを作っていたのでそれぞれの良さを抽出してサービス開発をすることにしていました。
お客さんがスタートアップ企業の場合、安く納めるためにインフラは超小規模を想定してVPSを使用し、アプリケーションは後からスケールできるように開発しておくようにしていました。
あと僕は少しチャラかったので「エンジニア」×「チャラい」でweb集客重視のイベント業だ!という感じで街コン事業をしたり、イベント業もやってるエンジニアということでエンジニア交流会を企画運営するなど、多少強引でも掛け合わせることのバリューを見出していくことが大切です。

もう一つの強みを作る

掛け算は3つ合わせられると良いと言いますが、中々3つ目を持ってる人は少ないと思います。
タイトルの自分を売り込むとは違いますが、これに関しては努力して手に入れるようにしましょうww
ここにきて努力かよ!という感じですが、すでに掛け算に必要な2つの能力はあるという前提で3つ目を手に入れるためのピンポイントの努力になります。
目標が抽象的だと努力はしにくいのですが、具体的だとしやすいです。
自分が持っている二つから「あと一個これがあったら!」を考えることが重要です。

例えば僕は「エンジニアとして実力が高い」「キャラが良い」この二つで仕事をもらえていたのですが、紹介いただける数が少なかったり、仕事の規模が小さかったりしました。
ここに「メンバーも評価される」という強みが加わった瞬間、ご紹介いただける仕事の数や規模が格段に上がりました。
「メンバーも評価される」という強みを作るにはそれなりに採用やら育成やらお客さん先での見せ方など色々頑張りましたが、結果を飛躍させることができました。

思考の転換によってそこまで努力せずにいけた例もあります。
初期の頃の採用活動なのですが、僕は「エンジニアとして実力が高い」「キャラが良い」という二つの強みがあったので、特に同世代のエンジニアから「仲良くしてみたい」「一緒に働いてみたい」と思われてることはありました。

ですが、採用にはつながっていませんでした。
なぜかというと給料が他社よりも低いからです。
これだけで採用は厳しくなります。

そこで思考を転換させて考えたのがオフィスに2段ベッドを買って社員みんなが住めるようにするということです。
新規の会社が給料を他社よりも高くすることはできないのですが、オフィスにタダで住んでもらえば生活費を約10万円浮化すことができます。
もちろん人によっては全く刺さらない人もいると思いますが、当時の僕と「仲良くしてみたい」「一緒に働いてみたい」と思っている人には刺さって第3の強みをゲットできました。

注意点としては「生活費が下がる」のみではこの時うまくはいかなかったと思います。
元々あった「社長がエンジニアとして実力が高い」「社長がキャラが良い」に加えて「生活費が下がる」が追加されたから効果が出たので、あくまで元々持ってる2つの強みを軸に3つ目を作るということは意識してみてください。

終わりに

自分を売り込むというのは職人であるエンジニアにとってはすごく重要でかつ苦手な人が多い分野なので参考にしていただけると嬉しいです!
僕ももう「一つの強み作り」のためにこのブログを頑張っているのでこれからも応援よろしくお願いします。

告知

=========================
■企業向け
技術顧問とシステムの請負をやっています。
ご質問はTwitterのDMでご連絡ください。
https://twitter.com/katsurayamahiro
=========================
■株式会社パーソンリンクで働きたい人向け
通期での採用をしています。
熱意を添えてご応募お願いします。
https://www.person-link.co.jp/recruit
=========================
■未経験者向け
プログラミングスクールの生徒も受け付けております。
まずは無料カウンセリングからお申し込みください。
https://staging.engineer/
=========================
■現役エンジニア向け
現役フリーランスやこれから独立をしてバリバリ稼ぎたい方に対して単価200万円に必要なスキルの身に付け方、案件の取り方などを説明します。
https://www.timeticket.jp/items/78813/
=========================
■起業したいエンジニア向け
開発会社として起業の仕方や採用、営業手法を加えた初期段階の成長のさせ方を説明します。
https://www.timeticket.jp/items/137453
=========================

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?