BAPA展にあるギャルゲーにときめく

クリエイター集団「Bascule」と「PARTY」が共同運営している学校「Both Art and Programming Academy(以下、BAPA)」の第1期生による卒業制作展が開催されたので、行ってみました。


入り口。賑わってますね。


コピーが、すてき。


記念すべきBAPA第1期生の卒制展ということで、期待は高まります。

今回は31名の卒業生が、10チームに別れて制作。

「それぞれのチームに課せられた作品テーマは、渋谷を訪れる外国人観光客が思わず叫んでしまう『Fantastic Shibuya!』。ぜひ、ファンタスティックな10の体験をお楽しみください。」(パンフレットから抜粋)

とのことから、会場には渋谷にまつわる作品が展示されていました。


暗幕のなかは、ひたすらクリエイティブな世界。



そんな素晴らしい作品展のなかで、今回、最も僕の心を揺さぶったのは、こちらの作品です!




Shibuya Sweet Lesson

「もし海外の方が渋谷に訪れたら、やはり渋谷の女の子と一回はデートしてみたいのではないか。本サイトはかわいい女の子と一緒に日本語を学べる、音声認識型デートコンテンツです。渋谷でデートをする際に必要な、女の子をときめかせる為の効果的なレッスン4項目を収録。これで日本でのデートも安心です。」(パンフレットより抜粋)

「かわいい女の子と一緒に日本語を学べる、音声認識型デートコンテンツ」

「かわいい女の子と一緒に日本語を学べる、音声認識型デートコンテンツ」

「かわいい女の子と一緒に日本語を学べる、音声認識型デートコンテンツ」




僕は突如として日本語を改めて勉強してみたくなったので、この作品を体験してみることにしました。


やり方はとてもカンタンです。目の前にあるマイクに向かって、声をかけるだけで始まります。


「スタート!」





超絶かわいい女の子が4名、現れました。

ぼくの顔がニヤけて見えるのは、「日本語学びたい欲求」が大洪水を起こしているからです。かわいい子が4名現れたからではありません。


スタッフさん:

「このなかから可愛いと思う子を1名選び、名前を呼んでください」

ぼく:

「え? 選ぶの?」


聞いてない。選ぶとか、聞いてない。

人生は突如として大きな決断を迫られることがあるようです。

ぼくは仮にも既婚者なのですが、これはまるで、夜のお店で女の子を指名するような風景ではありませんか。


ぼくは心の奥底で妻に「ごめん」と叫びながら、

現実ではあまり迷うこともなく「エミ」と即答していました。


「エミ!」

画面がうっすらと入れ替わると、エミは、僕の目の前にいた。


エミは両手をあわせながら「ごめん、待った?」と僕にたずねる。

僕は思う。

待ってない。ちょうど今きたところだよ、と。


続けてエミは言う。

「あいたかったよ」と。


僕は思う。

ばーか、こっちがだよ、と。


そんなよくわからない状況が一通り終わると、画面は突如として出題モードに切り替わりました。

なるほど!

ここで外国人が女の子を口説けるように、日本語を練習できるのか!


今回の出題内容は「ore mo a i ta kat ta yo」なので、僕はエミに対してこの言葉をできるだけ流暢なイケメンボイスで囁く必要があるのでした。

妻には申し訳ないが、現実世界に帰るためには、この魔法の呪文をエミに囁くしかない。

僕は浅く深呼吸をしてから、マイクに向かって言いました。


「俺も、会いたかったよ。」


次の瞬間、出題モード画面は滑らかに切り替わり、


採点モードになりました。

採点モードでは、ぼくの発した声がどれだけ流暢なイケメンボイスだったかをチェックされ、数値化されるのです。


待って!待ってくれ!そんな、ぼくの渾身の「俺も会いたかったよ」が、採点なんかにかけられてたまるか!

くそぉぉぉ!!!

どうにかして採点モードを終わらせようとしたそのとき、

画面にでかでかと点数が表示されたと思ったら、

会場内のスピーカーから僕の放った「俺も会いたかったよ」が、結構な音量で再生されたのでした。


「俺も、会いたかったよ。」


以上が、ぼくの体験したBAPA卒業制作展でした。

他にもおもしろい展示がたくさんあります。2日目は 7月27日11:00 – 17:00 ですので、お時間あれば行ってみてください。


ちなみにぼくの「Shibuya Sweet Lesson」の採点結果は、181点。

このあとにやっていた男性は200点超えをそっこーで出していたので、たぶんぼくは全然イケメンボイスではないんだと思います。

自分の声に自信がある方、女の子に臭いセリフ言いたい方、ぜひ体験してみてください。


「俺も、会いたかったよ!!!」


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