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アイデアを引き出すワークショップで体験できること

2019年9月から「アイデアを引き出すワークショップをつくるトレーニング」というイベントタイトルで、福岡(9月)、名古屋(10月)、大阪(11月)と各地でワークショップを行っています。
大阪は11月30日(土)13:30〜18:00 で開催予定のため、現在も参加者募集中です!(今週末!!!)

これまでもサービスデザイン、プロジェクト改善、キャリアビジョンを考える等々のワークショップを一般向けのイベントとして実施してきましたが、今回は「ワークショップをつくる」ことを目的の一つとしました。
過去のイベントに参加いただいた方々からの「ワークショップの内容を実務で導入したい」「自分たちもワークショップをつくりたい!」という声に応えた形となります。
これまでに実施してきたワークショップにおいても、参加者が実務において再現できるように考慮した内容もあるのですが、「どのようにその場をつくるか」という点については具体的に触れていなかったため、「アイディエーション(アイデア出しのプロセス)」+その場をどのようにつくるかを含めたワークショップのプログラムをデザインしました。

福岡と名古屋で行ったワークショップがどのような内容であったかを簡単に紹介させてもらえればと思います。

ワークショップとアイディエーション

当日のプログラムとしては以下のような内容で行いました。

- イントロダクション
- チェックイン
- 【話題提供】ワークショップ、アイディエーションについて
- 【ワーク】アイディエーションの手法を体験する①
- 【ワーク】アイディエーションの手法を体験する②
- 【話題提供】アイディエーションのその先について
- 【話題提供】ワークショップデザインについて
- 【ワーク】ワークショップデザインを体験する
- 【話題提供】実務に織り込む
- リフレクション(ふりかえり)
- クロージング

「ワークショップとは何か」「アイディエーションとは」について話題提供をさせてもらった後に、実際にアイディエーションのワークを行い、アイディエーションを行った後にそれをどのように収束させるのか、そしてアイディエーションを行う場をどのようにつくるか、その場がワークショップである場合はそれをどのようにデザインするのかを話題提供し、実際にワークショップのデザインを行う、という流れです。
全体としてはグループワークが主体ではあるものの、個人ワークや参加者全体への共有の時間も含めています。

アイディエーションを体験する

話題提供としてはアイディエーションについて、またその手法についていくつか紹介させてもらった後に実際に参加者同士でアイディエーションを行います。
参加者にとって身近なものをアイディエーションのテーマとして設定、個人ワークでアイデア出しを行うところからはじめ、二つ目のテーマではグループワークでアイデア出しを行いました。
普段アイデアがなかなか出てこないという方も、考えやすくなるきっかけを得てもらえたようです。

ワークショップデザインを体験する

そして次に、そのアイディエーションを実施する場として、ワークショップをどのようにデザインするか?
これについて今回はワークショップの目的とコンセプトを明確にすることを主題として、設定されたテーマと時間内で「何のために」「どのようなことを」行うかを考えるワークを行いました。
ワークショップ自体をつくれるようになる、というよりは「ワークショップで行うこと」「ワークショップで行わないこと」を考え分けられるように、という意図の方が強かったかもしれません。
それはワークショップをつくろうとする時にまず考えてほしいことを伝える場でもあったと思いますが、必ずしも「ワークショップ」を行う必要はなく、普段のミーティングの場でどのように行うのかの参考になればとも考えています。

他者との対話を通じて考えること、学び得ること

今回のプログラムでは、各所にグループや全体で対話する時間を設けています。それは話題提供として共有させてもらったことや、実際にワークしたことをそのままで終わらせるのではなく、その場その場で考え、話してもらうことで自分の体験を言葉にする機会を持つことと、同じ場にいる他者の思考や視点にふれることで、一人で考えることでは至らない思考や視点を体験する機会となればと考えてプログラムしています。

まずは参加いただいた方が体験すること、そして体験することで自分が所属する組織やプロジェクトにおいてどのように再現、または生かすことができるかを考えるきっかけになればと思っています。
自分が体験しないことは他者に伝えることは難しいため、まずは体験してもらうこと、それを言語化することによって他者に伝えやすくする、その体験から対話の可能性を実感いただけるのではないかと思います。
そしてこのことも含めて「ワークショップの場で何を行うのか、何を得るのか」を知り得るきっかけになればと考えています。

福岡と名古屋のワークショップの様子

参加者の声
福岡、名古屋のワークショップに参加いただいた方々の声をいくつか紹介させてもらえればと思います。

ワークショップのようなグループワークなどに苦手意識がありましたが、本講座では楽しくコミュニケーション、アイデア出しを行えた為、また参加したいと感じました。

普段アイデア出しで苦労することが多いので、それを助ける具体的な手法や、あまり意識して考えてなかったアイデアの収束について考える機会を得ることができたのが自分にとって大きな収穫だった。

ワークショップの内容が難しいところがいくつかあり、チームで悩んだりもしましたが楽しめました!
今後実業務に活かせたらと思います。

普段アイデア出しで苦労することが多いので、それを助ける具体的な手法や、あまり意識して考えてなかったアイデアの収束について考える機会を得ることができたのが自分にとって大きな収穫だった。

名古屋会場であったエスケイワードさんのメディアで取り上げていただきましたので、よろしければ合わせてご覧になってください。


ここまで読まれてご興味を持たれた大阪近郊の方、11/30(土)のイベントによろしければご参加いただければと思います!


コーヒーを飲みながら書いていることが多いので、サポートいただけたらコーヒー代として使わせていただきます!