「『こんなプロジェクトはいやだ!』をいいね!にするカイゼン」(佐賀編)

昨年12月に佐賀で「『こんなプロジェクトはいやだ!』をいいね!にするカイゼン」というワークショップを開催させていただきました。
(このワークショップは元々は昨年9月に名古屋で実施予定であったのですが、諸事情から佐賀での開催が先になりました。
名古屋は来月実施予定です)

この企画内容に至った理由

様々なプロジェクトがある中で、思うように進まない、また解決しなければならない問題が次々と出てくることがあります。何か問題があったとしても、予算とスケジュールがある中で進めるため、 なんとかゴールまでたどり着くように対応を行っていることも多いでしょう。 そうした場合にクライアントが求める目的は達成できたでしょうか?また、たどり着いたのは自分たちが描いていたゴールと同じだったでしょうか?
そういった点も踏まえつつ、プロジェクト進行において問題が発生しないようにするために何に気を付ければよいのか、問題が発生した時にどのようにリカバリーさせればよいのか、そして今回の経験を次回に活かすためにはどのようにすればよいのか。
実際にどのように問題を発見し改善を行えばよいか、「いやだ!」を「いいね!」に変えるカイゼンを参加者の皆さんと一緒に考えてみたいと思い、この企画に考え至りました。

対象となる人

様々なプロジェクトを進めるにあたって、問題があることに気が付きつつも、それをどのように解決に導けばよいか分からない方」と設定させてもらっていました。
具体的には以下のような悩みを抱えている方々です。(*一例です)

・当初設定したスケジュール通りにプロジェクトが進まない
・いつになっても期待している提案がされない
・仕様、デザインがいつまで経っても確定しない
・フィードバックが多すぎる(工数がかかりすぎる)
・どうせ言っても現状は変わらないとあきらめている

プロジェクト進行・改善というと、マネージャーやディレクターの領域と思われがちですが、このワークショップではそうではなく、プロジェクトに参加するすべての人を対象として考えていました。
プロジェクトにおける役割によって視点が異なるため、プロジェクト改善を考えるためには、様々な役割の方々に参加していただき、その人その人ごとの視点での考えや意見を共有することが必要と考えるためです。
また、「どうせ何を言っても現状は変わらない」と諦めてしまっている人たちにも、そうかもしれないけどボトムアップでできることはないか?を考える機会にすることができれば、と思っています。

プログラム

当日は以下の内容をグループワークとして、3時間で実施しました。
セッションとワークを繰り返す、つまりはインプットした情報をその場で、自分の頭と手を動かしてアウトプットすることを繰り返すようにしました。
また普段のプロジェクトで一緒になる人たちとは異なる人たちとグループになって同じテーマに取り組むことで新しい視点や考え方に気づいてもらうこともプログラムの意図ではあります。

1. イントロダクション
2. チェックイン
3. サブテーマセッション
4. サブワーク「理想的なプロジェクトを考える」
5. メインテーマセッション
6. メインワーク「いいね!にするカイゼンについて考える」
7. 共有、ふりかえり
8. まとめ、クロージング

目的とゴール

テーマを設定したとしても、限られた時間の中で行いますので、その時間を有効に使えるように「目的」と「ゴール」を設定のうえ、ワークを進めることができればと考え、以下の目的・ゴールを共有して進めました。

目的
いま関わっているプロジェクトについてなんかモヤっとする、または気持ち悪さを感じつつもそのままにしてしまっていることを、そのままにしないようにする。

ゴール
いやだ!と思うプロジェクトを改善するためにはどう考えればよいか、その考え方を理解する。

場に参加して考えることで気づくこと

よくある誤解として、ワークショップに参加したから何かが解決するわけではありません。
今回のワークショップの目的としては、ワークショップという場に参加して、「何を」「どのように」考えるかを明確にし、自分の言葉で言語化すること、自分自身が気が付いていなかったことに気が付くことで、その先に続く行動を取ることができるようになることです。

日々の業務の中で、それに気が付き、改善を進めることができるのであれば、もちろんそれに越したことはないのですが、それができない状況になっている場合は、こういった「場」に参加して考える機会を持つことが、そういった状況を変えるきっかけになることもあります。

またこのワークショップに参加して、それを持ち帰ってもらい、実務において改善が必要な場合にどのように考えればよいかの一助になればと思い、プログラムしています。

プログラムは変わり続ける

今回、ここで記載した内容は、昨年12月に佐賀で実施した内容ですので、これから実施されるワークショップは同じタイトルであったとしても同一ではありません。
実施するたびに参加者の方々と一緒に考える際に、気づきがあり、また実施後の参加者の方々の声を踏まえてブラッシュアップされます。

いつも伝えさせていただく言葉ですが、ワークショップは教える場でもなく、教わる場でもありません。実施する私と参加者の皆さんと一緒に考え、学ぶ場ですので、参加者の皆さんが作りあげる場と言ってもいいかもしれません。
それは面倒に感じるかもしれませんが、例えば皆さんが直面している問題があるとして、その問題を一番理解しているのは皆さんです。だとしたら、問題の答えを教えてもらうよりも、問題の解き方を得られた方がこれから新たな問題が生じた時に皆さん自身が向き合えるのではないかと考えています。

冒頭に記載したように、この「『こんなプロジェクトはいやだ!』をいいね!にするカイゼン」というワークショップ、来月に名古屋・東京で実施予定ですので、よろしければご参加いただければと思います。


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