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槍ヶ岳から南岳小屋へ【北アルプス登山記②】

4時半に槍沢ロッヂを出発。
外はまだ暗く、ヘッドライトで道を照らしなが進みます。

なぜこんなに朝早くに出発するかというと理由は主に3つ。
1つは今の時期は午後から天気が崩れやすい季節なので、荒天になる前に山小屋に到着しておきたいため。2つ目は1つ目と似ていますが、午前は気候が安定していて眺めがいいことが多いから。
3つ目は昼間の紫外線が強いので出来るだけ紫外線を避けるために早く出発します。あと早朝の方が涼しいというのもあります(4つ目?)

山の向こうは夜明け
山の影で少し遅れてご来光
出発から2時間半。ようやく槍ヶ岳が見えてきました。

8時、槍ヶ岳山荘に到着です。
登山者は数人しか見当たりません。皆次の目的地を目指して出発したのでしょう。ここで大きい荷物を置いて槍ヶ岳山頂を目指します。槍ヶ岳山荘から山頂までは目と鼻の先。
しかし道は鎖や梯子を使う急登。ヘルメットをしていざ山頂へ。

登る最中は何人かの下りの登山者とすれ違いました。
ほぼ崖と言える狭い道をお互い譲り合いながら登ります。

槍ヶ岳に向かっている途中、何度か山頂に雲がかかっていたので心配でしたが、僕らが登ったタイミングでは遮る雲も無い最高の眺めでした。

槍ヶ岳山荘
槍ヶ岳山頂
山頂は3人だけ

山頂からの景色を楽しみ、山荘で休憩して、先へと進みます。
今日のゴールはここではなく、大喰岳、中岳、南岳を越えた先にある南岳小屋が宿泊地です。
10時を過ぎると雲が出たり消えたりし始めました。時には先が見えない程、濃い雲の中を歩くことも。数分おきに変わる雲と、圧倒的な北アルプスの山々を眺めながら進んでいきます。

途中でライチョウの親子に遭遇
ハイマツから顔出すライチョウ
南岳小屋

槍ヶ岳山荘を出発して3時間。途中、小雨に当たったが何事も無く南岳小屋に到着。
初日に泊まった槍沢ロッヂや槍ヶ岳山荘と比べると南岳小屋は少しこじんまりとしているように見えます。

名物ブラックキーマカレー
「そこまで辛くない」と聞いてたけど、しっかり辛かったです笑
食後に付近を散歩
夕方になると槍ヶ岳も雲に包まれていました

南岳小屋から歩いて3分のところから明日挑む北穂高岳と大キレットが見えました。風が強く、8月でも長袖、ウインドブレーカーが無いと肌寒い。目の前に広がる雲が山々の間を抜け、数分単位で「晴れのち曇り」を繰り返す。夕方になると風も弱まり、雲の流れも落ち着いてきた。

早朝からの山行で疲れ、この日も早めに就寝しました。

大キレット
北穂高岳

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