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吉本興行のメディア支配の構図を分析してみたの巻

話題になっていたので、吉本興行のメディア支配の方法について分析してみました。会計の専門家ではないので、会計士さんとか税理士さんの方で適宜ツッコミを入れてください。

話としては、未上場化、減資、配当でテレビ局とズブズブの可能性を作り上げている可能性があるなと思いました。この構図だと、出演者であるタレントは、替えのきくパーツでしかないため、給料を他事務所のタレントと比べ、低く設定されても仕方ないかなと言う気がしてきます。


まず、主要株主。

wikipediaによると、株主は以下の構成の模様。フジテレビ、かなりな保有割合の模様。


※wikipediaによると保有株式比率含め記載があるが、吉本興業側の公式HPにはには記載はない。

この情報からわかったのは、主要なテレビ局は吉本興行の株式を持っているという事実だ。なぜ、主要なテレビ局は吉本興業の株式を買ったのか。


1,吉本興業は自社株を安価にテレビ局に売り渡した!?

吉本興業は10年前の2009年9月に上場を廃止している。そのタイミングで、会社の時価総額は525億円あった。つまり、会社の価値は500億円以上あると株主たちは思っていたことになる。

 2009年9月 上場廃止

 2015年9月 資本金を約125億円から1億円に減資

しかし、2015年に突如、資本金を125億円から1億円に減資することになる。この目的は会社の規模を小さく見せ、節税を狙ったものだと思われてきた。しかし、実態は会社の株を安価に売るためだったのではないかと思える。

テレビ局の吉本興業の株式の購入タイミングがわからないが、減資後にテレビ局が株式を購入したとすると、500分の1以下の値段で買えた可能性がある。

つまり、フジテレビの12%の株式を購入する場合、上場時であれば60億円以上必要だったものが、1,200万円で済む計算になる。


2,テレビ局に利益をキックバックしている!?

現在、非上場企業なので細かい決算は非開示になっている。

決算資料を確認すると、資産333億円の半分以上を占める流動負債の「その他項目」188億円。この規模の会社で、この金額は大きすぎる可能性があるなと思っています。この項目は、株主への配当の原資となる「未払い配当」の可能性があります。つまり、188億円の一部が株主配当という形でテレビ局へのキックバックになっている可能性があります。


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