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難聴の原因が希少疾患とわかって人工内耳になるまでの体験まとめ(22)

昔の日記を掘り起こして加筆修正して自分の体験をまとめている。臨床心理系の大学院に通いつつ、軽度難聴の自分にはどう聞こえるのかを記録するようになった。

放送大学院のゼミ

きょうは大学院のゼミだった。
風がつよかったけれど予定通り行われた。

学年はまだM1だけれど、M2になれたら臨床実習があるし、
今年度のうちに修論のことは進めてしまうことにした。
修論のテーマは今行なっているのとおなじ難聴者の精神的健康についてなので、修論としてやるかそうでないかの違いだけなのだった。やりたいことはたくさんあって、そのうちのどれを修論としてやるか、学内の研究費でやるか、科研費研究でやるかという違いがあるだけだった。

指導の先生から、わたくしがやろうとしているテーマは大事な研究だといってもらえたのだった。
2013年04月07日21:00

mixi日記は2016年まで書いていたが、2013年に「こんなふうに聞こえる」シリーズが6回あり、その後最後の方はほとんど趣味の落語稽古日誌で終わった。

こんなふうに聴こえる6

軽度難聴のわたしには、どう聞こえるのか、どう困るのか、書きためています。
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わたしの苦手な状況の一つが学食、居酒屋、交通量の多い道路上、電車や地下鉄内での会話であった。さわがしいと、相手の声によってはところどころしかわからなかったりする 。
仕事場ではこのような状況での会話はないだろうと思っていたが。授業開始前や終了後の大教室は学食のようなにぎやかさで、他の先生からの話を聞き取るのになかなか難儀だった。

さっきいったじゃんみたいなリアクションがくるのを承知の上で、その場でもう一度聞く(聞くは一時…なので)、あとでメールで確認する、静かなところで話題に出してさりげに確認する、などいろいろ工夫する必要があるのだった。
2013年04月15日12:10

更新が途絶えがちになったmixi日記にかわり、2011年からはFacebookに日々の記録を書くようになった。ポスドクをしながら就職活動にあけくれていた自称軽度難聴の時期から特任助教をしていて人工内耳装用者の現在に至る。次回からFacebookに書いていた日記を掘り起こしてまとめていく。
病気がわかるまであと4年。



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