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借金もまた、富裕層のためのもの…

こんばんは(おはようございます?)、たけちです。

今回のテーマは「借金」です。

結論からお話すると、わたしは今回の会社設立において、また今後の事業拡大において、基本的に外部からお金を借りないというこだわりを貫いていきたいと考えています。(※創業時の日本政策金融公庫のみ例外)

このお話を原体験などを振り返りながら細かくしたいと思います。
ご興味のある方はぜひ(笑)

はじめに

先日、佐野さんのとあるツイートがバズっているのを見かけました。

「ポジティブプア」と「ポジティブリッチ」言葉を使って、そもそもポジティブになれる人にはポジティブになれる素養や過去があって、やれ社会に出て、「はい、同じステージですよ、どうぞ。ポジティブになった人勝ちですよー!」と言われても、ポジティブプアな人たちはなかなか踏み出すことができないという趣旨のものです。

この話、非常に良くわかって、わたしも熾烈なものではないけども、様々な貧乏経験を通して、なんでもかんでも「ポジティブ」に捉えればなんとかなるか?そもそも捉えられるか?は、今でもいつも悩みの種になっています。

で、今回晴れて会社を立てるまではなんとか至りそうなのですが、
「出資は絶対受けないぞ!」という強いこだわりを持っており、それがなぜか?を考えたときに、

「あ、借金も富裕層(ポジティブリッチ)の特権なんじゃね?
と思ったので、そこを内省してブレークダウンしていきたいと思います。

その1.親の教え

どこかでもお話したかもしれませんが、わたしの中には親(特に母親)からの言葉や教えというものがまだまだ色濃く残っております。

例えば、
「他人と未来は変えられない。変えられるのは自分と未来だけ。」
何か組織で壁にぶつかったり誰かと喧嘩したときにはいつも浮かんでくる、一番好きな言葉です。

単純な話、様々な教えの一つに、「借金だけは絶対するな。」というものがありました。

これは確か、「借金は既存の縁を壊すものである。」というニュアンスが強く、友達からはもちろん親や兄弟からも借金はしないようにしなさいという考えからでした。

なので、たぶん大学生で奨学金をたんまり借りるまで、親兄弟や友達から借金をした記憶はありません。(「明日返すわ。」くらいはあったでしょうが)

小遣いが足りないときは、「アルバイトリスト」を自作して母に提案し、例えばお風呂洗い一回で30円もらったりして収入を増やしていました(笑)
※小4~6くらいの話

その2.起業の師匠の教え

わたしには、「起業の師匠」と思っている友人(元友人?)がいます。

その人は、どんなに黒字化まで時間のかかる事業であっても、できるだけ小さく始めて、別の利益の出やすい事業での赤字をカバーしながら、黒字化するまで我慢して事業を作る、というところにこだわりというか、基本軸を持っていました。

その背景には、同時期に起業した仲間の多くが、VC等が調達を行い、自分たちが思い描き楽しく語っていたビジョンには5年10年経っても辿りつかず、全く想いのない事業でも上場を急かされているような状況を見て、潤沢に資産があるうちは借入はしないという方針がありました。

もちろんわたしの知識不足ではあるのですが、このとき資金調達という世界を全く知らない身としては、VC=「金の亡者」のように感じており、結構最近までその意識を持っていました。(もしかしたら今も少しw)

イマ、「資金調達」について考えていること

では実際、今「資金調達」という行為についてどう考えているかというと、

正直そこまでネガティブには考えていない。
です。

確かに、親の呪縛的なものもありますし、VCの怖さはまだ拭いきれていないのですが、「事業の将来」と「起業家(代表)」に賭けて投資は受けること自体は、ただただ自分が約束することが増えるだけで、強固な共犯関係を結べるのであれば全然投資を受けることも考えて良いと思っています。

では、なぜ「基本的に外部からお金を借りないというこだわり」を持っているか。

「挑戦」は誰のものか

社会に投げ続けていきたいテーマです。

挑戦することは、富裕層のものなのだろうか。
いや、富裕層のものではない。
みんなのものだ。

これを自らで体現していきたいんです。

わたしは人に自慢できるような人生を過ごしていません。

大いにサボりつつ普通の学生生活を送り、
地方(愛媛)の国公立大学に進学して飲み遊び、
そのまま地元のSIerに就職し25歳までほとんど何も考えずに生きていました。

25歳になったある日、「そうだ、経営者になろう」と、ちょっと旅行に行くノリで、ガチで人生プランを練り直し、中小企業診断士に挑戦したりしながら、地方から東京へ進出して営業で走り回り、たまたま出逢った社長に気に入られて事業作りとコンサルティングを学び、紆余曲折ありながらもフリーランスとして自立でき、ようやっと会社を作れるまでに至りました。

そう、特別なことは何もしてないんです。

もしかしたら、同じように25歳の地方のエンジニアで、同じようにイマ「あ、社長になりたい」と考えている人がいるかもしれません。

もしかしたら、「社長になるためには貯金もないし借りるしかないよなー」と考えているかもしれません。

でも、現実的に考えて借りれません。あの5年前のわたしに投資してくれるVCなんて皆無だと断言できます(笑)

でも、コツコツ失敗しながら、嫌になりながらも、様々な運や縁に恵まれ、イマここまで来ました。もちろんスタートラインにすら立っていませんが、「そうだ、経営者になろう。」と言ったあの日のわたしは、5年の時を経てようやっと有言を実行することができるようになったのです。

だからこそ、ここで借金してはいけない。

なぜなら、「あいつは借金できるほど富裕層になったから挑戦できるんだ」という捉えられ方だけは絶対されたくないからです。

金なんてありません、超絶貧乏です。1日の食費とか500円いないです(笑)
でも起業します。できます。やります。

これを訴え続けていきたい。だから借金はしない。

「購入型クラウドファンディング」について

とはいえ、「クラウドファンディング」という取り組みを近々行いたいと考えています。

まだまだ日本で浸透しきっているものでもないので、誤解のないように言っておきます。

わたしはこのクラウドファンディングという仕組みを、
事業で将来上げられる売上・利益の先取り
以外を目的として絶対に利用しません。

もちろん一部、
「色んな人の意見を取り入れるための自由参加型事業会議を開きます」みたいなリターンはありますが、これも将来的にお客様となり得る方、事業の共犯者になってもらえる方がどれくらいいるのか?の検証に使いたいと思っています。

なので、「お礼メール」とかのリターンは絶対設置しないことを約束します(笑)

これは借金というよりは、将来的に支援者が事業に支払ってくれるお金を前もっていただく、という感覚を持っているので、試してみたいと思っています。

「資金調達」以外の目的も強いので。お楽しみに。

もしかしたら「ポジティブリッチ」なのかもしれない

と、ここまでざーーーーっと書いてきて思いました。(所要時間約1時間)

「やっぱりお前富裕層だろ。ポジティブリッチだろ。」

という声が聞こえてきます(笑)

それは誤解だ!とか、信じてください!とか言うつもりはないのですが、全然ポジティブリッチじゃありません。

会社設立と福岡から千葉への引っ越しを同時期にしちゃうという大胆なところもあって、「あれ、、、、もしかしたら個人の資金ショートしちゃうんじゃね?」と夜も寝れてません。(計画性の問題?笑)

でも、5年掛けて積み上げてきた下地が、「いざとなったら稼ぎようはある」という確固たる自信として備わっており、ポジティブプアだったわたしでも少しポジティブに考えていられるようになったんです。

なにはともあれ、わたしはできうる限りの全てを公開し、赤裸々に話し、また借金はせず、「成功」という体験を必ず手にします。

何をもって「成功」なのか?はまた追々noteに綴っていきます。
ぜひ、今は口だけ野郎の今後の栄光か堕落が気になる方は、noteアカウントかtwitterアカウントをフォローしてください(笑)

CAMPFIREさんでクラウドファンディングも来月目途に始めますのでお楽しみに!

ではでは、本日はこちらにて。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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