「はたらく」の明日。soarの運営に寄せて

こっそり気が向いた時に書いていたnoteですが、ちょっと「はたらく」についてのお話も。

私はWebメディアの編集として働いているのですが、土日は個人プロジェクトでsoarというメディアのお手伝いをしています(画像:soar取材にて)

soarは障害や難病、LGBT、貧困、格差の中の子どもなど「社会的マイノリティ」の人々が持つ可能性が広がる瞬間を捉えるメディアです。デザイン、テクノロジー、アート、ビジネスなどによって彼らの力を発揮する、ポジティブな情報を伝えます|soarより

クラウドファンディング実施中です。また、イベントも開催が決定。ぜひ応援よろしくお願いします。

なぜ、soarを応援させていただくことになったのか。

じつは2015年12月、一緒にメディア運営をしていた同僚が、立ちあがってすぐの「soar」について教えてくれたことがきっかけでした。

当時、ぼくらのなかでLGBTや発達障害を話題にすることが多くあって。記事の企画でも、ちょっとした雑談でも、たびたび話にあがっていたのです。

社会が変化していくなか、向き合っていくべき課題という共通の認識があったからかも。ただ、自分たちが運営するメディアではカバーできていないジレンマもどこかにありました。

だから「soar」を知ったとき、私は反射的にsoar代表である工藤瑞穂さんに「手伝いたいです!」とメッセージをしていました。

以前、取材させていただいたビートマニアの生みの親、南雲玲生さんとの出会いも大きな転機に。取材がとてもエキサイティングで。同時に記事ではあまり言及できなかった、発達障害に関することも引っかかっていました。

南雲玲生さんのインタビューより

ぼくは今までアプリとか音楽とか「人の外側」にあるものばかりつくっていたんですけど、「人の内面」に興味を持つようになったんです。というのも、ブログで書いたり、いろいろなメディアに載っていたりするのですが、30歳を過ぎてから軽い発達障害があると診断されて。(中略)「人の気持ちがわからない」ということかもしれません。コミュニケーションも苦手だと思っていました。だからこそ、すごく興味があったんですよね。診断を受けてから、コミュニケーションを分析したいと思って、全てのやり取りを録音して聞き直すようにしたんです(CAREER HACK

見た目ではわからない発達障害。診断がつくつかないは別としても多くの人が抱えるコミュニケーションの課題。より身近な問題、自分自身のことにも重ねて考えていくようになりました。

いったい「普通」とは何なのか。

いつもどこかに感じる「生きづらさ」の正体とは。

うまくやれない自分と、みんなが上手くやれているように見える社会。

ふと、大学生の頃に書いた、人生史上最高に青臭いブログのことを思い出しました(既にブログは消滅していますが、文章は本に転載)。

フィッシュマンズ全書

フィッシュマンズというバンドについて書いたブログだったのですが、「なんてぼくは一人ぼっちなんだ。フィッシュマンズの音楽がぼくの友だち。嫌いだけど好き」的なやつで・・・お、おう。

いま読み返すと恥ずかしい気もしますが、この頃から社会・集団における居心地の悪さみたいなものを感じていたのかもしれません。

同時に不思議なもので。とても短い文章でも「本に載った」ということが心の拠りどころとなり、いつしか「書く」ということが仕事になりました。

(面識はありませんが、この本を編集された小野島大さんには感謝してもしきれません。ほぼアクセスのないブログを見つけていただき…。この件がなかったら私の人生は変わっていたはず。心より尊敬する編集者のお一人です)

そして青臭い大学生は社会人に。

20代で待ち受けていたのは、楽しくも厳しい求人コピーライター時代の下積み。そこから新たに「Webメディアの運営」という広大な海原、これまたなかなかに厳しい世界へ。いまはその片隅に身を置かせてもらっています。

こんな風に「書く」を生業とさせていただくなか、仕事であるとか、プライベートであるとか、枠をこえて何かできることがあるんじゃないか。そう考えるようになっていきました。

じつは「自分の問題」と地続きに「社会の問題」があって。自分にもできることが、もしかしたらあるかもしれない。そのための「はたらく」は、なんだかどんどん「生きる」ということに近づいている気がするのです。

ぼくらは何のために働くのか。

まだまだ道半ば。Web編集者を名乗るのもおこがましい私ですが、その答えを探すためにたくさんの「声」に耳を傾け、伝えつづけたい。ちゃんと自分の生きた証も残していけるように。

soarで出会うたくさんの方々の、とてもポジティブで温かいまなざしと言葉に勇気をもらいながら、「はたらく」の明日へ歩き出していければと思います。

お知らせ

現在、soarではクラウドファンディングを実施中です。ご支援いただくことでsoarの可能性はさらに広がります。また、クラウドファンディングでつながることで、取り組み・プロジェクト進捗など随時お届けできます。ぜひご支援いただき、この活動を共に広げていく仲間になってもらえたら、これほどうれしいことはありません。

どうぞよろしくお願いいたします。

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katsuyashiraishi

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