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Mave Nick

ニックフィットをはじめて早2年のかっつぱです。
今回はMaverick とNic fit をうまく掛け合わせてみよう!とのMave Nick
レガシーに "薮打ち" と "根の道の浄化師" が登場したことにより考案できました。

土地サーチコンボ

 以前からマーベリックの象徴たる "聖遺の騎士" を入れたニックフィットを回してまして,研究はコツコツと積み重ねてました。Mave Nick はその研究成果の叩き台としたいと思います。

マーベリックといえば彼女??

Mave Nick !!!

 造語のMave Nick(Maverick  NIC FIT)ですが,アイディアの始まりは「ニックフィットの伸びた基本土地をうまく使おう」からはじまりました。僕はアブザンカラーのニックフィットをずっと使っており,白緑系のデッキであるマーベリックも当然研究対象でした。まず,デッキの自己紹介から。

NIC FIT とは?

 ニックフィットとは "老練の探検者" を使用したランプデッキです。サクリファイスタクティクスを活用し,好きなカードでデッキを構築し,戦います。使用できるカードが自由なのでカジュアル勢には楽しいデッキですね。

生贄になると基本土地を2枚持ってくる
通称ベテラン

 最近のニックフィット界ではスモッグコンボを搭載した型が主流です(小池兄貴の記事参照)。すごい!!!

ニックフィットの生贄手段について少し。
・陰謀団式療法
  ニックフィットの象徴的なカード。相手の手札を読む必要があるがアドバンテージが獲得できるハンデス。対相棒にも。
・薮打ち
  格闘を行う。ベテランでアンタップの生物を捕れる。”石鍛冶の神秘家” から "カルドラの完成体” で確定除去も可能。後半のモードは後述。

後半でも腐りにくい円滑剤

・ファイレクシアの塔
  黒黒の加速により中型まで一気に伸びる。”むかしむかし” によりコンボ成功確率を上げている。
・死に至る醸造
  パーマネントを生贄に捧げるとパーマネントが回収でき,相手にも生贄を強要できるのがポイント。”悲嘆” などの想起生物との相性がとても良い。
 
 最近はイニシアチブが大流行してますが,個人的にはベテランが生贄になり頭数が減るため,相性はイマイチかなと。ベテランを立てるなら良い?

Maverick とは?

 ”緑の太陽の頂点” から急所を打ち抜く銀弾生物によるシルバーバレットデッキ。通常の ”緑の太陽の頂点” のデッキから発展させ,”聖遺の騎士” による土地のシルバーバレットも活用していたデッキを指す。最近までは ”不毛の大地” に ”スレイベンの守護者,サリア” のタックス要素を組み込んだ方が流行していたが環境の高速化に合わせて ”暗黒の深部” を採用した型が多い。更に更に "悪魔の職工" を使用した型と,現在に至ってもプレーヤーが多く研究も盛んである。

追加の ”緑の太陽の頂点”
マナ生物とガイアで大型に繋げる

"暗黒の深部" ,”不毛の大地”,”ガイアの揺籃の地” や ”カラカス” の状況に応じた土地を持ってこれる ”聖遺の騎士” が攻守活躍し,一枚で完結していることが強いデッキ。

このデッキの魅力

①むかしむかし型ニックフィット

 基本戦略は「高速のニックフィットコンボから,ミッドレンジ戦術で押し切る」が僕の構築概念になっています。その重カードへのアプローチの手段が ”むかしむかし” です。デッキの主力を ”石鍛冶の神秘家” などの他の色の生物 を積極的に採用することができます。また,”老練の探検者” や ”ファイレクシアの塔” ともなるカードでもあり,デッキの安定感を高めてくれる。

フリースペルで使いやすい

 僕のニックフィットは2ターン目に ”老練の探検者” を確実に決めることを目的としている。具体的には,”むかしむかし” のサポートにより
 ・”陰謀団式療法” → ベテラン・”緑の太陽の頂点”
 ・ベテラン → 生贄手段
をあらゆる手段で達成し,自分のペースを作る。通常のマナ生物搭載の”緑の太陽の頂点” デッキとは違い,より早期に高コスト帯に到着する。コンボ成功率も7割近い値を出せる。61枚構築もデッキの幅を少しでも増やし,コンボ1を邪魔しない確率で落ち着いている。

②根の道の浄化師

  このカードによってこのデッキが誕生しました。発売当初から注目していた一枚。今回はこのカードを上手く使うことについて重点的に。

全部の土地は基本土地になるよ

(1) ベテランを使う
 初めはこれ一本で考えてました。マーベリックの基本戦術に ”不毛の大地” を用いたタックス要素がありました。ニックフィットは基本土地をプレゼントするデッキなので ”不毛の大地” とはナイスフィットでは無いと考えます。
 他には”ガイアの揺籃の地” を考えましたがベテランが死亡するため,これも相性がイマイチだと考えます。”ロークスワイン城” などの持久戦に持ち込む土地は ”むかしむかし" で十分だと考えました。

このカードを使うニックフィットは
もう少し研究してみても良いかもしれない

(2)藪打ちを使う
 そこで出てきたのが ”藪打ち” 。このカードは基本土地を「手札に」加えることができるんですね。これは ”聖遺の騎士” とは差別化できる点になりました。この長所を生かすためにキャノピーランドや神河ランドを多く採用しています。

手札誘発のため ”むかしむかし” でも

③緑の太陽の頂点

 ”緑の太陽の頂点” のサーチ先について

好きな銀弾生物

・溜め込み屋のアウフ
  対コンボデッキに迅速に出したい生物。マナ加速の置物を封殺する。今ではメイン搭載が主流になりつつあります。”梅澤の十手” ではなく”カルドラの完成体” を使おう。
・墓所のうろつくも
  "忍耐" とは別に攻守で活躍する。対デルバー戦,一度 "忍耐" で動きを止めた墓地利用相手に積極的に出したい墓地対策生物。最高の魅力は ”むかしむかし” を1コストにでき,生物を高速展開できることが良い。”緑の太陽の頂点” のXコストは軽くできない。
・永遠の証人
  主に”藪打ち” や除去を手札に回収できる水増し枠。じっくり戦う消耗戦で活躍する万能生物。
・飢餓の潮流,グリスト
  シルバーバレットできる除去生物。対コントロールで活躍させたい1枚で相手の除去を使わせボードコントロールの快感を身に刷り込んでくれる。”梅澤の十手” と相性が良い。2枚にしたい。

④石鍛冶の神秘家

 いつの間にかマーベリックから消えた石鍛冶の神秘家。ニックフィットなら高コストの装備品も生かせる!アブザンカラーを選択する理由になっています。まずアブザンカラーにすることで ”剣を鍬に” などで除去性能が向上し,”選定された平和の番人” などの使いやすいメタ生物を搭載できる(マーベリックとニックフィットコンボのためスペースはカツカツ。ここを上手くこじ空けたい)。

手札が減らない2マナ四天王

装備品について少し
・カルドラの完成体
  詰め込みすぎな高カロリーフィニッシャー。この生物でどれだけビートダウンできるか。デッキの主役。”森を護る者” で護りたいくらい。
・殴打頭蓋
  採用したいが,カルドラの完成体でギリギリ間に合う高速環境のため抜けた。サイドボードに仕込んでも良いと思う。持久戦では抜群の性能。
・梅澤の十手
  最強の装備品。対生物戦では先に殴れればグッと楽になる。
・獅子の飾緒
  白い ”漁る軟泥” 。こいつの強みはフェッチランドで成長する。使いやすいカードだが,白マナの確保がもう少し上手になってから。

白のアーボーグください

⑤サイドボード

強烈に刺さるサイドカードを選択したい

・耳の痛い静寂
  対コンボ・対デルバーに。相手を減速させるカード。最近では定番になりつつあるかな。使ってみると呪文を連打しない白緑デッキでは非常に使いやすい。1ターン目に置けるのが強い。”迷宮の霊魂” も使いたい・・・
・集団的蛮行
  追加の除去・ハンデス枠。軽量ビートダウンやコンボデッキへの誤魔化しとして。”陰謀団式療法” とのコンボが好き(集団的蛮行→陰謀団式療法をディスカード→フラッシュバック)。丸く見るためのサイドカード。
・ガドック・ディーグ
  サイドカードが相手のデッキに強烈に刺さるカードの代表。同型・ストーム・重コントロールに。
・爆発域
  土地サーチからシルバーバレットできる全体除去。対デルバー・軽量ビートダウンに使いやすい。
・暗殺者の戦利品
  PWも見れる万能除去。対デプスにも。アブザンカラーは除去の質で勝負だ。

まとめ

 今回の記事では Maverick と NIC FITを生かしたMave Nickについてでした。マーベリックから生物と土地のシルバーバレット戦術をニックフィットに加えることで,薮打ちを上手く使えるデッキにしました。2ターン目ニックフィット戦略からより早く相手に圧力をかけることが目標です。各カードの説明を多く書けてアイディアになればと思います。
 2つのデッキを混ぜることによりデッキのスペースが圧迫され,”石鍛冶の神秘家” も加えていることによりキツキツになっているのが問題です。これから上手く昇華させていきたいです。

 最近はレガシーリーグにも積極的に参加しています。対戦よろしくお願いします。それでは2023年も良いレガシーライフを!