見出し画像

【遊戯王】霊獣解体新書

1.【はじめに】

初めまして!私は霊獣をこよなく愛する遊戯王プレイヤーの『カチャカチャ』と申します。この度、霊獣の新規が追加されました『ターミナル・ワールド』の発売から少し経ちまして、展開や構築などが段々と確立してまいりましたので少しでも多くの皆様に霊獣デッキの魅力や使い方を、分かりやすくお伝えできればとnoteを書かせていただきました。初めてのnote執筆のため、至らない点などあると思いますが頑張りますので、よろしくお願いいたします!

X掲載させていただきますー!お友達になれたら嬉しいです!

現在、霊獣デッキは公認大会や非公認大会、CSなどで『R-ACE』『炎王』『スネークアイ』ほど頻繁ではありませんが、有識者の方々の尽力により入賞の報告が少なからず上がってきています。しかし、環境の上位に食い込むことはできていません。
新規追加の霊獣デッキ自体を鑑みるに、ポテンシャルは悪くないのですが、いかんせん『使用数の少なさ』『展開の難しさ』『他デッキの魅力が強い』などがあります。そのため、今回は今まで霊獣デッキを使ってきた方々にも有益であり、これから使う方々が少しでも霊獣デッキを扱いやすくできるようなnoteを作っていけたらと思っています。

慣れている方には当たり前なことも書いているとは思いますが、幅広い層の方々にも見ていただきたいと思い投稿させていただいていますのでご了承ください!!!

私のみの発信では情報が偏ってしまう事もあると思います。そのため、不明確な点間違った点などございましたらお気軽にコメントしていただけたら幸いです♪

2.【霊獣デッキを使う理由】

霊獣は2024年現在から数えて、約10年前の2014年の『ブースターSP ドライブフォース』にてテーマとして収録されました。
その際の霊獣は『ラムペンタ』もおらず、テーマ内では『長老』+『カンナ』の完全2枚初動であり、展開ができればわりかし強かったですが、展開する以前に『長老』と『カンナ』が手札にこなければ、素引きした霊獣モンスターと『連契』で1妨害になることがほとんどでした。
しかし、『イラストの神々しさ』『ターミナルストーリーの尊さ』『独特な効果の唯一無二感』など、とにかく霊獣が大好きだからこそ、今まで使ってきました。

理由:全部が好き。

安直な理由で申し訳ありません。
ですが、こちらが私の本心となります…。

そんな霊獣が2023年11月『ターミナル・ワールド』で強化され『展開力』『安定性』『妨害の質』などが格段に上がりました!
もはや、当初の霊獣デッキとは一味も二味も違います!今までのいいところはそのままに、霊獣デッキ使いが欲しいと思っていた効果以上のものを獲得することができました!

本当にKONAMI様ありがとうございます!

正直、今までの霊獣はフリー対戦ではキルまでのスピードが長すぎ、マクロコスモスなどの除外妨害に頼る性質上対戦相手から毛嫌いされてきました。
とても気を使うことが多かったです…。
また、大会では事故率の多さから他のデッキを選択した方が良いという結論に至り、
私自身、本当に仲の良い方とのフリーの時、という限定的な場面でしか使う機会がありませんでした。

しかし、今回の強化で比較的フリーをする事も、大会で使用する事もできるほどにギミックが成長してくれました!!!

皆さんも霊獣デッキを『ソールデッキ(魂のデッキ)』として使ってみてください!笑

3.【デッキレシピ】

こちらでは私がCSなどの大会で主に使っているデッキレシピを元にカードの効果や使い方などをご説明できたらと思います。

デッキレシピは2024年1月の制限改定を元に作成いたしました。

おすすめのデッキ構築

41枚に違和感を持たれる方もいらっしゃると思われますが御守りの『無限泡影』という認識です。ご愛嬌ということで…。

採用カード(41枚)

モンスターカード(25枚)

【精霊獣カンナホーク】(3枚)

展開に必要

解説:
『精霊獣使いレラ』のおかげで一枚初動になりました!貴重な1枚初動なため3枚必須です。
名称ターン1回の制約がないため、他のカードと併せ持つことで貫通札としても機能してくれる強いカードです!ここに無効妨害を受けると止まってしまうこともありますのでお気をつけてください!
※以後: 『精霊獣カンナホーク』=『カンナ』

【精霊獣ラムペンタ】(3枚)

展開に必要

解説:
『カンナ』に引き続き、『精霊獣使いレラ』のおかげで1枚初動になりました!
ですが、『カンナ』と比べると展開の初めに『聖霊獣騎ノチウドラゴ』を使う必要があるため、最終盤面や誘発受けが心元ありません。。。
ですが、貴重な1枚初動なため3枚必須です!
地味に攻撃力が1600と高いため、『精霊獣アペライオ』の効果込みですと攻撃力2100になり、2000ラインを突破することができます。返しのターンで『精霊獣使いレラ』の効果でデッキから特殊召喚し、キルを取る時などにも多く使います。
※以後:『精霊獣ラムペンタ』=『ラム』

【精霊獣アペライオ】(1枚)

展開及びキルラインの向上

解説:
コストも効果も強いカードです!
コストは霊獣モンスターを墓地から除外し、展開や次ターンのリソースとして活用するために多用します。
また、攻撃力上昇効果は複数回重複するため1回目は500アップ、2回発動すれば1000アップ、3回目では1500と元々攻撃力の低い霊獣モンスターのサポートをしてくれる貴重なカードであります♪
このカードは素で攻撃力1800と非常に高く、相手の『リトルナイト』を一方的に破壊することができたり、キルを取りやすくしてくれたりと評価できる点がたくさんあります。
※以後:『精霊獣アペライオ』=『アペ』

【精霊獣使いレラ】(3枚)

展開及び破壊耐性

解説:
貴重な『精霊獣』+『霊獣使い』の名称を合わせ持ったカードです。

全ての効果が強い霊獣最強カードです!
霊獣モンスターのリクルート効果、ハンドから切って召喚する効果、おまけに破壊身代わり効果と霊獣デッキ使いが待ち望んでいた効果を一枚にしたようなカードであります。
誘発の貫通札としても重宝します。
残念な点としましては、このカード一枚では初動になりえないため、他のカードと合わせて引くことを前提としています。
しかし、素晴らしい効果ばかりなので多くは言えませんね…。
※以後:『精霊獣使いレラ』=新レラ

【霊獣使いの長老】(3枚)

展開の強化に必要

解説:
1枚では初動にはなりませんが『カンナ』や『ラム』と合わせて引くことにより、誘発への貫通性能を爆発的に高めてくれるカードであります。また、モンスターが一体増えるため展開力、妨害の質を上げてくれる貴重なカードです。
ご存知かと思いますが、召喚権を増やす効果はルール外効果なため召喚無効などをされない限りは『無限泡影』などで無効にされても、召喚権は増えたままとなります。『スキルドレイン』がある時は召喚権は増えません。
わからない方がいたら優しく教えてあげましょう♪
※以後:『霊獣使いの長老』=『長老』

【精霊獣使いウィンダ】(1枚)

展開&捲り札

解説:
貴重な『精霊獣』+『霊獣使い』の両方の名称を持ったモンスターです。
『カンナ』や『ラム』の効果先がわからなくなった時は、このカードを選択すればなんとかなることが多いです。
また、効果も強力で攻防を併せ持つカードであります。
相手からの攻撃でキルを取られにくくなるのはもちろん、環境に多くいる『リトルナイト』2素材『アポロウーサ』と相打ちする事で、追撃及び展開を伸ばすことができます。
リクルート効果に同名を禁止する制約がないため、2枚採用も考えましたが枠の都合上1枚の採用となります。
※以後:『精霊獣使いウィンダ』=『ウィンダ』

【霊獣使いウェン】(1枚)

展開に必要

解説:
1回目の騎カンナで一番サーチすることが多いカードだと思います。
途中でサーチ先がわからなくなったらこのカードをサーチしておけばなんとかなります。笑
攻撃力も1500と霊獣の中では比較的高いため、『アペ』と合わせてアタッカーとして使うことも可能です。
※以後:『霊獣使いウェン』=『ウェン』

【霊獣使いレラ】(1枚)

展開に必要

解説:
『ウェン』をサーチした後に「あ…、この展開旧レラじゃないとダメじゃん」ってなることありますね。
旧レラをサーチして『聖霊獣騎レイラウタリ』で使い回す展開を行うことで、墓地の霊獣モンスターを除外する動きができるため、相手ターンでの除外されている霊獣モンスターの数が増え、延命や妨害の質が向上します。自由度の高い動きをすることができますね♪
ターンが帰ってきた場合でキルが取れない時は『聖霊獣騎レイラウタリ』の効果で手札に回収することでアドバンテージの多い動きをすることができ、おすすめです。
※以後:『霊獣使いレラ』=『旧レラ』

【灰流うらら】(3枚)

汎用カード

解説:
言わずもがな汎用誘発です。
妨害に加え、展開系である特性上『増殖するG』を止めるため3枚採用しています。
※以後:『灰流うらら』=『うらら』

【増殖するG】(3枚)

汎用カード

解説:
こちらも言わずもがな汎用誘発です。
『ディメンション・アトラクター』との相性が悪いですが、アトラクター効果にチェーンして打つことで効果を発動することができます。その場合、相手は必然的に展開をしてくることはないためドロー枚数は少なくなります。
自分の手札と相談しながら使いましょう。
※以後:『増殖するG』=『増G』

【ディメンション・アトラクター】(2枚)

後攻及び先行の妨害

解説:
対戦相手によっては最強の手札誘発になり得るカードであります。
このカードを無理なく採用できるのは霊獣デッキ1番の強みと言っても過言ではなく、ターンスキップ級の影響力を対戦相手に強いることができます。
また、『増G』『エフェクト・ヴェーラー』『ドロール&ロックバード』のケアもこのカードは担ってくれ、相手ターン中にこのカードを発動することで自ターンに上記のカードの妨害を気にせず動くことができます。
霊獣側へのデメリットもあり、このカードの適用化は墓地に霊獣モンスターが溜まりにくいこと、『うらら』などの誘発を『墓穴の指名者』で指名することができなくなることが挙げられるため、このカードが手札にある際には対応した展開や、いつもと違うカードの使い方をする必要があります。
また、適用中に『原始生命体ニビル』を打たれた際にはリソースが全て吹き飛ぶため、すごく悲しいです。
※以後:『ディメンション・アトラクター』=『アトラクター』

【原始生命体ニビル】(1枚)

抹殺の卓&後攻の妨害

解説:
本当は2枚以上入れたいカードです。
理由としましては、霊獣デッキには盤面を捲る札が少なく、自ターンの除去を戦闘に頼り切っています。そのため、後攻で盤面を返す難易度がこのカードが1枚で激減するからです。
また、エクストラデッキに採用されている『ヴァレル・ソード・ドラゴン』とも相性が良く、無難にワンキルすることが可能です。
1枚採用は上記のことに加え、『抹殺の指名者』の宣言先としても使えます。
※以後:『原始生命体ニビル』=『ニビル』

魔法カード(13枚)

【霊獣の継聖】(3枚)

展開の安定性及び強化

解説:
このカードも『ターミナル・ワールド』で収録された新規カードの一枚です。
手札に複数の種類の霊獣モンスターがあることで相手の誘発への対応能力や、最終盤面の妨害数などが変わってきます。
『カンナ』1枚で展開をすることはできますが、それは妨害を受けない想定での話であり、対人戦では『カンナ』に『無限泡影』、『エフェクト・ヴェーラー』、『カンナ』の効果が通ったとしても除外した『新レラ』効果に『うらら』を打たれてしまえば、展開は止まってしまいます。
そのため最低でも『カンナ』+『長老』を手札に加えることでそれらの妨害への対応も可能となります
『霊獣の継聖』を複数引きたくはありませんが、それはどのカードにも言えることではあるため初動の強さを意識するならば、複数枚採用は必須であります。
表示形式を変更する効果も多岐に渡り、
①『相手のモンスターの攻撃を防ぐ』
②『相手の攻撃力が低いモンスターを攻撃表示にし、ライフを取る』
③『自分の守備表示モンスターを攻撃表示にする』
④『バグースカで攻撃したのち、相手ターンで守備表示にしてロックをかける』
など他にもたくさんの使い方があります!
シンプルでいて、奥の深い効果となっております。
※以後:『霊獣の継聖』=『継聖』

【霊獣の相伴】(1枚)

展開補助&キルライン向上

解説:
『ラム』の一枚初動展開に使うため1枚必須となります。
展開以外にも
①『キルの期待値が上がる』
②『増Gで止まったのち、相手ターンでレイラウタリを出すことで、妨害が増える』
等、デッキに1枚あるだけでさまざまな使い方をすることができるカードとなっています。
ちなみに、こちらのカードで出したモンスターは正規召喚でないため蘇生はできず、『聖霊獣騎ガイアペライオ』の効果は使うことができません!
※以後:『霊獣の相伴』=『相伴』

【墓守の刻印】(3枚)

主に『炎王スネークアイ』メタ

解説:
このカードを採用できることも霊獣デッキの強みであります。
多く使用する効果は『お互いに墓地のカードの効果を発動することができない』です。他の効果よりもメタを張れる範囲が広く、『ウィンダ』の破壊時効果以外は霊獣デッキにデメリットはありません。
現環境には『炎王』『スネークアイ』『サラマングレート』等、墓地を展開、妨害で多用するデッキが多くいるため発動すれば1妨害は確実に減らすことができます。先行後攻ともに持っていて強いカードなため3枚採用しています。
また、『アトラクター』と違い複数手札にあった場合でも、効果が切れた自分のターンで再び使うことができるためあまり腐ることがない強強カードです。

よく、『次元の裂け目』との違いはなんですか?という質問を頂きますのでここで解説させていただきます!

カード自体の効果や種類(永続がどうか)が違うため、どちらの方が強い!と断言はできません。なので、カードごとのメリットデメリットご説明します。
※『墓守の刻印』の効果は『⚫︎お互いに墓地のカードの効果を発動できない。』を宣言した場合とします。

【次元の裂け目】
メリット
・『ドロール&ロックバード』『増殖するG」『エフェクト・ヴェーラー』『スネークアイ・エクセル』『黒魔女ディアベルスター』など『墓地に送って発動する』カードのケアができる。
・場に残せれば絶大な妨害力を発揮する。

デメリット
・ニビルに弱くなる。(リリースされたモンスターが除外されノチウが出せなくなることが…)
・永続魔法ゆえ除去されやすく、除去されると効果が残らない。
・後攻では死に札になりやすい。
・相手の『うらら』が墓穴で対象取れなくなる。

【墓守の刻印】
メリット
・残存効果ゆえ一度発動すれば、相手ターン終了時まで効果が持続する。
・後攻で発動した場合も墓地の『賜炎の咎姫』『炎王神獣ガルドニクス』等の効果を使えなくできる。
・先行では『罪宝狩りの悪魔』(ドロー効果)等広くメタることができる。
・被っても毎ターン発動でき、制圧できる。

デメリット
・『メインフェイズ開始時のみ』しか発動できないため、金謙との相性が悪い。
・ウィンダの効果を使えなくなる。

みたいな感じです。『次元の裂け目』『墓守の刻印』どっちが強い?と言うのは、環境とプレイスタイルによる!

みなさんが強いと思う方を採用することをお勧めします😌

※以後:『墓守の刻印』=『刻印』

【緊急テレポート】(2枚)

貫通札&初動の確保

解説:
デッキから『ウィンダ』以外の『霊獣使い』モンスターをリクルートすることのできる強力なカードです。
特に『新レラ』をリクルートし、召喚していた『精霊獣』モンスターと融合除外させることで展開に繋げることができます!
相手の誘発への貫通札としては無類の強さを誇ります。

また、『特殊召喚されたモンスターはエンドフェイズに除外される』ため、初動がなくジリ貧な場面でも相手ターンのエンドフェイズ時に『新レラ』を出し、除外された『新レラ』の効果で『カンナ』をリクルートすれば自ターンの初動を確保することができます!試してみてください!

お好みで『幽鬼うさぎ』を1枚採用することで相手ターンの妨害を増やすことも可能です!検討してみてください!
※以後:『緊急テレポート』=『緊テレ』

【墓穴の指名者】(2枚)

展開を守る&妨害

解説:
霊獣デッキは手札誘発に弱いため、2枚必須です。
このカードと『アトラクター』を一緒に引いている際に、『うらら』を打たれてしまうと止まってしまう場合は『アトラクター』はこのカードにチェーンして打つことを意識しましょう!初めに『アトラクター』を打ってしまうと『うらら』が除外されてしまい対象に取れず、無効にできなくなってしまいますからね!
※以後:『墓穴の指名者』=『墓穴』

【抹殺の指名】(1枚)

相手の手札誘発から展開を守る

解説:
デッキに入っている手札誘発なら全てを無効にすることができ、展開テーマには必須のカードですね!
あまり使うことがありませんが、『ウィンダ』『アペ』などを宣言して除外ゾーンを増やし展開を助ける役割もあったりなかったり…?
※以後:『抹殺の指名者』=『抹殺』

【金満で謙虚な壺】(1枚)

先行の安定感を上げるカード

解説:
採用理由は主に初動の確保や、『墓穴』等の誘発ケアカードの確保です。
ですが、除外するエクストラのカードに余裕がないため主に3枚除外を多用します。

①先行では『聖霊獣騎ノチウドラゴ』『ヴァレルソードドラゴン』『閉ザサレシ世界ノ冥神』『聖霊獣騎カンナホーク』『聖霊獣騎ガイアペライオ』『No.41 泥睡魔獣バグース』あたりが候補になります。

②後攻では『聖霊獣騎ノチウドラゴ』『召命の神弓アポロウーサ』『閉ザサレシ世界ノ冥神』『聖霊獣騎カンナホーク』『No.41 泥睡魔獣バグース』『聖霊獣騎ガイアペライオ』あたりが候補になります。
採用はお好みという感じです〜!
※以後:『金満で謙虚な壺』=『金謙』

罠カード(3枚)

【霊獣の連契】(2枚)

妨害に必要

解説:
霊獣といえばこのカード!!!
対象を取らず、自分フィールドの霊獣の数だけ破壊する効果はやはり魅力的であります。『粛声』『ふわんだりぃず』にも強く出ることができ、素引きしていれば『増殖するG』や『ロンギ』を投げられても最低限の妨害を構えることができます。デッキをシャープにするために1枚にするか迷いましたが、長老+カンナなどの初動ではモンスター展開に加え、2枚の連契をサーチすることができるため、2枚採用しています。
自身のプレイスタイルに合わせて枚数を変更してみてください。

【無限泡影】(1枚)

抹殺の卓&妨害

解説:
2024年1月制限より『R-ACE』の『エマージェンシー』が1枚になったことにより、環境全体の『無限泡影』『エフェクト・ヴェーラー』の評価が上がり、どんなデッキでも容易に3枚採用されるようになりました。そのため、カンナ1枚やラム1枚初動が通りにくくなったため、『抹殺の指名者』の除外先として採用しています。
素引きしても妨害として使えるため、他のカードを削り『無限泡影』を増やすことも卓の一つではあります。
削る枠があまりありませんが…。

EXモンスター(15枚)

【聖霊獣騎カンナホーク】(2枚)

展開に必要

解説:
このデッキのエンジンです!
主な使い方としましては①のサーチ効果を発動し、除外ゾーンの『A霊獣モンスター』と『B霊獣モンスター』2体を対象に取ります。その後、①の効果と同一チェーン上で②の特殊召喚効果を発動し、先ほど①の効果で対象に取った内の1体『A霊獣モンスター』と別の『C霊獣モンスター』1体を対象に取り発動します。
そうすると②の効果により『A霊獣モンスター』と『C霊獣モンスター』の2体が特殊召喚され、①の効果で墓地に戻す、霊獣モンスターが『B霊獣モンスター』1体でのみサーチすることができるという感じになります!

初めはややこしいですが、使ってるうちになれると思います〜!
名称ターン1回の制約がないため、1ターンに何度も特殊召喚し、複数回サーチ効果を使います。
たまに『過労死カンナ』なんて呼ばれたりしてますね。笑
『ラム』の効果で『カンナ』を墓地に送る場合や連契をサーチした後にマスカレーナにリンク召喚する場合もあるため2枚以上必須です。慣れないうちは3枚にすることをお勧めします。
ちなみに、『アトラクター』や『次元の裂け目』下でもサーチ効果の『墓地に戻す』処理は行えるため、覚えておきましょう!
※以後:『聖霊獣騎カンナホーク』=『騎カンナ』

【聖霊獣騎ノチウドラゴ】(2枚)

展開&対象耐性&キルライン向上

解説:
『ターミナル・ワールド』で追加されました。ぶっ壊れカードの1枚です。
フィールド上の霊獣モンスターを除外して特殊召喚できるのはもちろん、墓地の霊獣モンスターを除外することでも特殊召喚することができます。虚無からの特殊召喚!

除外リソースの回収や、『新レラ』効果の誘発補助など強いことしかありません。
また、おまけとして自身以外の霊獣モンスターへの対象耐性を付与することができるため、最終盤面の『聖霊獣騎レイラウタリ』を『無限泡影』などから守ったりすることもできます。
分離効果は他の騎モンスターとは違い、1体と控えめになっておりますが、攻撃表示でも出すことができるため、追撃に加え、正規召喚している『聖霊獣騎キムンファルコス』や『聖霊獣騎レイラウタリ』を帰還させることも可能なため、自由度の高い動きができます。

注意としましてはこのカードの効果で特殊召喚したカードは『直接攻撃』ができなくなる制約は永久的なため覚えておきましょう。
※以後:『聖霊獣騎ノチウドラゴ』=『ノチウ』

【聖霊獣騎アペライオ】(1枚)

展開&キルライン向上

解説:
主に『ラム』の効果で『アペ』を墓地に送る際に除外するカードとして使います。
霊獣としては高い攻撃力である2600あるため残っていた場合はキルを取ったり、モンスターを破壊する役割も担ってくれます。
しかし!!!
このカード、
『攻撃宣言時に他の効果を受けない』効果の都合上『アペ』の効果でせっかく攻撃力を上げていても、元々の2600に戻ります。。。
おっちょこちょいなところが可愛いですね!!!
※以後:『聖霊獣騎アペライオ』=『騎アペ』

【聖霊獣騎ガイアペライオ】(1枚)

妨害に必要&キルライン向上

解説:
霊獣デッキの『最終決戦兵器』と言っても過言ではない強力な発動無効効果を持ち、最高の攻撃力3200を持ち合わせています!
『カンナ』一枚で出すことができるため、出す機会は結構多いと思います。
『相伴』で出した場合は正規召喚でないため効果を使うことができませんが、3200の攻撃力をお手軽に出すことができるのは嬉しいですね!
※以後:『聖霊獣騎ガイアペライオ』=『ガイアペ』

【聖霊獣騎キムンファルコス】(2枚)

展開に必要&キルライン向上

解説:
霊獣には嬉しい召喚を行う効果に加え、リンク先の霊獣モンスターの打点600アップ効果をあわせ持っています。
『ノチウ』の登場で相手ターン中に特殊召喚し、『I:Pマスカレーナ』の効果で出せるリンク値を稼ぐことも可能です。
しれっと分離効果も搭載しているため、相手ターンに『召命の神弓アポロウーサ』を出す前に分離をすれば3ウーサにすることが可能になります。
また、フィールドに『精霊獣モンスター』2体のように騎カンナを出せない組み合わせがいて、除外ゾーンに『精霊獣モンスター』+『霊獣使いモンスター』が複数いる場合などは一旦キムンファルコスにし、分離効果を使うことでフィールドに『精霊獣モンスター』+『霊獣使いモンスター』の組み合わせを揃えることができ騎カンナへと繋げることができます!
たまに使うことがあると思うので覚えておきましょう!

※以後:『聖霊獣騎キムンファルコス』=『キム』

【聖霊獣騎レイラウタリ】(1枚)

展開&妨害に必要

解説:
展開及び妨害の二役を担ってくれるカードが登場しました!
除外から手札に戻し、召喚する効果で盤面を従来より広げることができるようになりました。
召喚効果は手札に戻した霊獣モンスターでなくてもいいため、『カンナ』を除外ゾーンから戻し、事前にサーチしていた『長老』を召喚、長老の召喚権を増やす効果で『カンナ』を召喚すると言うことが可能です。
妨害効果も霊獣デッキと相性が良く、対象に取った片方が対象から外れた場合でも片方を除外できるため、分離効果持ちの聖霊獣騎モンスターを対象に取ることで実質ノーコストで妨害を行うことが可能になります。
また、正規召喚していれば何度でも特殊召喚をすることができるため、除外の効果で自身を除外し、『ノチウ』の効果で特殊召喚すると言うことも可能です。
永続効果のリリースコスト封じは、刺さるデッキには刺さると思いますがおまけの効果のような認識であります。
効果に引っ掛かるカードとしては『白の聖女エクレシア』『閃刀姫レイ』『R-ACEインパルス』『モンスターゲート』などがあります。
※以後:『聖霊獣騎レイラウタリ』=『レイラ』

【I:Pマスカレーナ】(1枚)

妨害に必要

解説:
様々なデッキに採用される汎用カードであります。
特殊召喚先は『S:Pリトルナイト』『召命の神弓アポロウーサ』『閉ザサレシ世界ノ冥神』『ヴァレルソード・ドラゴン』があります。
破壊耐性を付与できる効果は忘れがちですが、強い効果ですよね!
※以後:『I:Pマスカレーナ』=『マスカレ』

【S:Pリトルナイト】(1枚)

妨害に必要

解説:
様々なデッキに採用されている強強汎用カードであります。
このカード1枚で2妨害ができ、自分の墓地のカードを除外してリソースを回復することができるなど万能なカードの1枚です。
また、このカードを展開の最後に出すことでメインフェイズ終了時の『原始生命体ニビル』の効果から『レイラウタリ』などを守ることができるため、ニビルケアとしても活用することができます。
※以後:『S:Pリトルナイト』=『リトルナイト』

【召命の神弓アポロウーサ】(1枚)

妨害&誘発ケア

解説:
幅広い場面で活躍してくれる汎用カードです。
ニビルから展開を守ったり、妨害をしたりと適度に強いカードです。
『マスカレ』+『キム』で出した(『アペ』+『霊獣モンスター』)+『アペ』で除外した『新レラ』で出した『霊獣モンスター』)で最高4ウーサを作ることができます。
※以後:『召命の神弓アポロウーサ』=『ウーサ』

【ヴァレルソード・ドラゴン】(1枚)

キルライン向上

解説:
霊獣デッキは自分で出したニビルトークンの除去方法があまりなく、キルを取れなくなってしまう場面もちらほらありますが、このカードのおかげでトークンの攻撃力が高ければ高いほどキルの速度が速くなり、弱点を長所に変えてくれるカードという認識であります。
一度、使うととても気持ちよくバトルを終えることができるため、癖になります。
※以後:『ヴァレルソード・ドラゴン』=『ヴァレソ』

【閉ザサレシ世界ノ冥神】(1枚)

どうしようもないモンスターに必要

解説:
越えられない耐性を持ったモンスターを除去するために採用されています。特に『珠の御巫フゥリ』。。。
自身の非対称耐性や、全体無効、蘇生無効など出しにくさの為か、強い効果が踏んだに詰まっています。
※以後:『閉ザサレシ世界ノ冥神』=『サロス』

【No.41 泥睡魔獣バグース】(1枚)

増Gの止まりどころ&ライフを守る

解説:
『増G』を打たれた際に立てるランク4モンスターです。
『カンナ』効果、『新レラ』除外しリクルート効果、相手に『増G』発動される、
と言う場面が多く想定される為2枚ドローで立てられる妥協盤面として採用しました。
リンクモンスターに弱い点はありますが、『リトルナイト』を出され除去された場合はそのターン中にキルされることはない為、手札と相談して出してみてください。
お好みで『アーゼウス』も採用できます。
※『No.41 泥睡魔獣バグース』=『バグースカ』

サイド(15枚)

【幻創龍ファンタズメイ】(3枚)

手札の交換&対象耐性

解説:
このカードはリンク召喚を多用する今期(2024年1月現在)ではとても活躍する場面の多いカードとなりますね。
霊獣デッキの特性上、後攻のメタカードを積んで盤面を返したとしても、細い初動に誘発を与えられ展開することができなくて負けると言う悩みを根本から解消してくれるカードですね!
『ニビル』『アトラクター』『増G』などの後攻妨害を引き込むことに加え、初動の確保を1枚で担ってくれます。
対象妨害への無効もとても相性が良く、『カンナ』効果への『無限泡影』なんかも無効にしてくれる為、このカードがあるだけで後攻展開は先行よりも安定して行うことができます。
めっちゃ強いカードですよね!
相手の『うらら』にはご注意ください…。
※以後:『幻創龍ファンタズメイ』=『ファンタ』

【原始生命体ニビル】(2枚)

後手の妨害

解説:
後攻で捲りが苦手な霊獣を補助するパワーカードです。
展開系の対戦相手に入れましょう。
5回目でバロネス等を出された場合でも1妨害は消すことができます。

【ダイナレスラー・パンクラトプス】(1枚)

キルライン向上&破壊効果

解説:
巷で話題の『魔封じの芳香』を効果で破壊したり、攻撃力2600と高い為『リトルナイト』『3ウーサ』を戦闘破壊することが可能です。
※『ダイナレスラー・パンクラトプス』=『パンクラ』

【カイザーコロシアム】(3枚)

ニビルケア&制圧

解説:
霊獣の天敵である『ニビル』のケアができると言う特殊裁定を持ったカードです。
先行で発動し『ニビル』のケアをしつつ相手ターンに発動無効効果を持っている『ガイアペ』で制圧するのがプランです。
※以後:『カイザーコロシアム』=『カイコロ』

【コズミック・サイクロン】(3枚)

後手の捲り&魔法罠除去

解説:
現環境である『炎王スネークアイ』の『炎王の孤島』を初め、『魔封じの芳香』などにも打つことができます。
また、『ラビュリンス』や『神碑』『粛声』などの罠を使うデッキに対しても強く出ることができます。
※以後:『コズミック・サイクロン』=『コズサイ』

【三戦の才】(1枚)

カウンター&捲り札

解説:
発動条件は存在しますが後攻札としては無類の強さを発揮するカードです。
禁止カード3枚+αの性能を持ったこのカードのおかげで勝てた試合は数知れず…。
相手の『アポロウーサ』を奪い誘発のケアをするなどの使い方もよくします。
手札誘発の多い環境では先行でも強いカードです。

【ハーピィの羽箒】(1枚)

魔法罠除去

解説:
罠を使うデッキには必ず刺さるカードです。
大きなアドバンテージを取ることができ、発動すればゲームを有利に進めることができます。
捲り札のない霊獣デッキには貴重なパワーカードです。
※以後:『ハーピィの羽箒』=『羽箒』

【大嵐】(1枚)

魔法罠除去

解説:
2024年1月制限改定で禁止から解除されたカードです。
採用理由は『羽箒』と一緒です。
『蛇眼の炎龍』の効果で魔法罠ゾーンに埋められてしまった霊獣モンスターを救出する役割も持ってたりします。

優良カード

今回ご紹介したデッキには入っていませんが、大会の環境や流行りなどを鑑みて、採用することがあるカードです。
霊獣デッキに相性の良いカードばかりなので、デッキ作りの選択肢にどうぞ!!!
汎用カードも多数あります!

モンスター
英霊獣使い-セフィラムピリカ
精霊獣ペトルフィン
聖騎士の盾持ち
ネメシス・フラッグ
ネメシス・コリドー
アークネメシス・プロートス
嵐征竜-テンペスト
幽鬼うさぎ
応戦するG
ドロール&ロックバード
アーティファクト・ロンギヌス

魔法
封印の黄金棺
ライトニング・ストーム
次元の裂け目
心変わり
サンダーボルト
超融合(ドロゴン、ガルーラ)


霊獣の騎襲
御前試合
マクロコスモス
拮抗勝負

エクストラ
聖霊獣騎ぺトルフィン
深淵に潜むもの
天霆號アーゼウス
電光千鳥
ヴェルズ・ビュート
竜巻竜
ヘルフレイムバンシー
エヴォルカイザー・ラーズ
超雷竜サンダードラゴン

4.【展開例】

ここでは霊獣の初動ごとの先行の展開パターンをご紹介しようと思います。誘発を受けた際は当然、別の動き方をしなければならなくなると思いますが、ある程度展開パターンを覚えておくことによって、アドリブを効かせることができると思うので丸暗記及び練習していただけたらと思います。
また、環境によって流行ってくる誘発も変わり、展開も臨機応変に変える必要があり、人それぞれの一番良いと思う展開の仕方があります。
あくまでカチャカチャの教える霊獣デッキの基本展開として覚えていただけたら幸いです。
ご紹介したデッキを元にご説明します。
⚠️私のプレイスタイルとしましては特定の誘発の受けを気にするというよりは最終盤面の強さ&リソースの多さに焦点を当てています。
※ns=召喚、ss=特殊召喚、ef=効果起動
と略させていただきます。

①カンナ

展開例
カンナns、カンナef、新レラ除外
新レラef、旧レラss
カンナ+旧レラ=騎カンナss
騎カンナef、カンナ+新レラss、旧レラ墓地落とし、ウェンサーチ(分離サーチ)
カンナef、ラム除外
カンナ+新レラ=キムss
キムef、カンナ除外、ウェンns
ウェンef、ラムss
ラムef、キム(非正)除外、ウィンダ墓地落とし
墓地:ウィンダ+旧レラ除外=ノチウss
ウェン+ラム=騎カンナss
騎カンナef、ウェン+ウィンダss、ラム墓地落とし、長老サーチ(分離サーチ)
キム(正)+ウェン+ウィンダ=レイラss
レイラef、カンナ対象、長老ns、カンナns
カンナef、アペ除外
カンナ+長老=騎カンナss
騎カンナef、長老+アペss、キム(非)墓地落とし、連契サーチ(分離サーチ)
アペef、キム(正)除外

カンナ


最終盤面例
1.ノチウ+レイラ(正)+マスカレorリトルナイト+連契
2.レイラ(正)+ガイアペ(正)+連契
3.ノチウ+レイラ(正)+騎カンナ+連契2枚
※(正)=正規召喚の略

コメント:
新レラの登場でカンナが一枚初動になりました!おめでとう!
最も基本的な展開になるため、覚えていて損はありません!
アペでキム(正)を除外しているのは相手ターンで、ノチウ効果で特殊召喚を狙えるからです♪
最後にマスカレを出すかリトルナイトを出すかによって、妨害の質を高めるのか(マスカレss)、メインフェイズ終了時ニビルを受けてレイラ+リトルナイトを飛ばし、最低限の妨害を構えるか(リトルナイトss)はプレイスタイル次第です!

②ラム

展開例
ラムns、ラムef、キム除外、新レラ墓地落とし
場+墓地:ラム+新レラ=ノチウss
新レラef、カンナss
カンナef、⚠️旧レラ除外⚠️
ノチウef、新レラss
カンナ+新レラ=騎カンナss
騎カンナef、ラム+旧レラss、新レラ墓地送り、相伴サーチ(分離サーチ)
ラムef、騎アペ除外、アペ墓地落とし
相伴ef、ラム+旧レラ=レイラss
レイラef、旧レラ対象、旧レラns
旧レラef、アペss

ラム

最終盤面例
1.レイラ(非)+カンナ+連契
2.レイラ(非)+リトルナイト
※(非)=非正規召喚の略(蘇生制限を満たしていないため使い切り)

コメント:
ラムも1枚初動になりました〜!ですが、カンナと比べると最終盤面は心許ないですね…。
展開にノチウを使う性質上、動きに自由度や誘発のウケがあまり良くありません。
霊獣の継承』が引けていたら積極的に『新レラ』を手札に加えたいですね!
カンナの効果で除外するカードが『レラ』であることは覚えておきましょう!レラを除外していないと取り返しのつかないことになりますー!
⚠️ラム初動はカンナef旧レラ除外⚠️

③ラム+新レラ

展開例
新レラef、ラムns
ラムef、騎カンナ除外、カンナ墓地送り
墓地:新レラ+カンナ=ノチウss
新レラef、ウェンss
ラム+ウェン=騎カンナss
騎カンナef、ラム+新レラss、ウェン墓地落とし、旧レラサーチ(分離サーチ)
ラムef、キム除外、ウィンダ墓地落とし
ラム+新レラ=キムss
キムef、ウェン除外、旧レラns
旧レラef、ウィンダss
旧レラ+ウィンダ=騎カンナss
騎カンナef、旧レラ+カンナss、ウェン墓地落とし、長老サーチ(分離サーチ)
カンナef、アペ除外
キム(正)+旧レラ+カンナ=レイラss
レイラef、アペ対象、長老ns、アペns
アペef、キム(正)除外
長老+アペ=騎カンナss
騎カンナef、長老+アペss、キム(非正)墓地落とし、連携サーチ
アペef、旧レラ除外

ラム+新レラ

最終盤面
1.ノチウ+レイラ(正)+マスカレorリトルナイト+連契
2.レイラ(正)+ガイアぺ(正)+ハンド1
3.ノチウ+レイラ(正)+騎カンナ+連契2枚

コメント:
とても誘発受けの良い組み合わせです。

始めにラムの効果でカンナを墓地に落とすことで、新レラのss効果にうららを打たれたとしてもノチウから新レラを出し、最低限の展開をすることができます。
ラムで騎カンナを除外する都合上、2枚採用の場合だと連契2枚目をサーチするために騎カンナをフィールドに置いておくことはあまりお勧めしません。
超融合などを打たれた際に返しのターン取り返しがつかなくなります…。

④長老+カンナ

展開例
長老ns、カンナns
カンナef、新レラ除外
長老+カンナ=騎カンナss
騎カンナef、長老+カンナss、新レラ墓地落とし、旧レラサーチ(分離サーチ)
カンナef、ウィンダ除外
長老+カンナ=キムss
キムef、カンナ除外、旧レラns
旧レラef、新レラss
キム+旧レラ+新レラ=レイラss
墓地:レラ+新レラ除外=ノチウss
新レラef、ラムss
ラムef、騎アペ除外、アペ墓地落とし
レイラef、レラ対象、旧レラns
旧レラef、アペss
アペef、キム除外
旧レラ+アペ=騎カンナss
騎カンナef、旧レラ+ウィンダss、新レラ墓地落とし、連契サーチ(分離サーチ)
旧レラ+ウィンダ=騎カンナss
騎カンナef、カンナ+騎アペ墓地送り、連契サーチ(サーチのみ)
騎カンナ+ラム=マスカレorリトルナイトss

長老+カンナ


最終盤面例
1.ノチウ+レイラ(正)+マスカレorリトルナイト+連契2枚

コメント:
長老カンナが進化しました〜!
新規の登場により、今までの霊獣デッキの初動札がここまで強い動きができるのは嬉しいですね♪
新規の『霊獣の継聖』のおかげで要求値も従来よりは高くないです!

ちなみに最初のサーチでウェンを持ってくることで、『キム効果(nsする)、新レラ除外、ウェンns、新レラef(チェーン1)、ウェンef(チェーン2、新レラss)』とでき、『灰流うらら』の1番の打ちどころである新レラ効果を守ることができます
しかし、デッキレシピに『アポロウーサ』を採用している都合上、1回目のサーチをウェンにした動きですと、除外ゾーンの霊獣モンスターの数が少なくなってしまい、ノチウから出したキムの分離効果を使いづらくなってしまいます。手札や自身のプレイスタイルで変更してみてください☺️

⑤長老+ラム

展開例
長老ns、ラムns
ラムef、キム除外、新レラ墓地落とし
長老+ラム=騎カンナss
騎カンナef、長老+ラムss、キム(非)墓地落とし、旧レラサーチ(分離サーチ)
ラムef、騎アペ除外、ラム墓地落とし
長老+ラム=キムss
キムef、⚠️ラム除外⚠️、旧レラns
旧レラef、新レラss
キム+旧レラ+新レラ=レイラss
墓地:旧レラ+新レラ=ノチウss
新レラef、カンナss
カンナef、ウィンダ除外
レイラef、旧レラ対象、旧レラns
旧レラef、アペss
アペef、キム(正)除外
旧レラ+アペ=騎カンナss
騎カンナef、旧レラ+ウィンダss、新レラ墓地送り、連契サーチ(分離サーチ)
ウィンダ+旧レラ=騎カンナss
騎カンナef、ラム+騎アペ墓地送り、連契サーチ(サーチのみ)
騎カンナ+カンナ=マスカレorリトルナイトss

長老+ラム


最終盤面例
1.ノチウ+レイラ(正)+マスカレorリトルナイト+連契2

コメント:
個人的に一番難しいような気がします。
ラムで落としたアペをキムやノチウで除外してしまうと、レラの効果で特殊召喚できるモンスターがいなくなってしまうためアペをするのは我慢しましょう!
あとあとの旧レラのためにアペを除外せずに取っておくの本番でミスしがちです😅

⑥新レラ+新レラ

展開例
新レラef、新レラns
場+墓地:新レラ+新レラ=ノチウss
新レラef、カンナss
カンナef、ウェン除外、ノチウef、ウェンss
カンナ+ウェン=騎カンナss
騎カンナef、新レラ2体ss、ウェン落とし、ラムサーチ(分離サーチ)
ラムns、ラムef、騎アペ除外、アペ落とし
ラム+新レラ=騎カンナss
騎カンナef、騎アペ+新レラ落とし、旧レラサーチ(サーチのみ)
騎カンナ+新レラ=キムss
キムef、騎カンナ除外、レラns
旧レラef、アペss、アペef、ウェン除外
旧レラ+アペ=騎カンナss
騎カンナef、旧レラ+ラムss、ウェン落とし、長老サーチ(分離サーチ)
キム+ラム+旧レラ=レイラss
レイラef、カンナ対象、長老ns、カンナns
カンナef、ウィンダ除外
長老+カンナ=騎カンナss
騎カンナef、長老+ウィンダss、カンナ落とし、連契サーチ(分離サーチ)

新レラ+新レラ


最終盤面例

1.レイラ(正)+マスカレorリトルナイト+連契
2.ガイアペ(正)+1ハンド
3.レイラ(正)+騎カンナ+連契2枚

コメント:
新レラは複数の霊獣と絡めることで初動への誘発の受けを強くすることができますが、新レラのみの合わせ引きですとあまり強くないですね。うらら一枚で止まってしまいます。
ですが、初動として霊獣の動きはできるので優秀です!
こんな手札もいつかはくると思うので知ってるか知らないとでは天地の差です!
よかったら覚えてみてください!

⑦アペ+新レラ

展開例
新レラef、アペns
アペef、新レラ除外
新レラef、旧レラss
アペ+旧レラ=騎カンナss
騎カンナef、アペ+新レラss、旧レラ墓地送り、カンナサーチ(分離サーチ)
カンナns、カンナef、⚠️長老除外⚠️
カンナ+新レラ=騎カンナss
騎カンナef、カンナ+長老ss、新レラ墓地落とし、ウェンサーチ(分離サーチ)
カンナef、ラム除外
カンナ+長老=キムss
キムef、カンナ除外、ウェンns
ウェンef、ラムss
ラムef、キム除外、ウィンダ墓地落とし
墓地:ウィンダ+旧レラ=ノチウss
ラム+ウェン=騎カンナss
騎カンナef、ウェン+ウィンダss、ラム墓地送り、長老サーチ(分離サーチ)
キム+ウェン+ウィンダ=レイラss
レイラef、カンナ対象、長老ns、カンナns
カンナef、新レラ除外
アペef、キム(正)除外
カンナ+長老=騎カンナ
騎カンナef、長老+カンナ墓地送り、連契サーチ(サーチのみ)
騎カンナ+アペ=マスカレorリトルナイトss

アペ+新レラ


最終盤面
1. レイラ(正)+ノチウ+マスカレ+連契

コメント:
誘発受けはあまり良くありませんがアペ+新レラでも初動になっちゃいます!
ほんとに新レラが偉大ですね!
誰が今までアペの除外を初動で使うと思ったか☺️

アペを初動として使う関係上、精霊獣が足りなくなるため長老とウィンダが重要になってくる展開となります!
除外ゾーンにキム(正)や、それから出すことのできるアペ+ウィンダ、次ターンの展開札である旧レラをリソースとして抱えることができているのが強いポイントですね☺️アペで新レラを能動的に除外し、霊獣モンスターを1体増やすことで4ウーサを立てられます〜!
※超融合にはお気をつけて‼️

⑧長老+新レラ

展開例
長老ns、新レラns
長老+新レラ=騎カンナss
新レラef、カンナss
カンナef、ラム除外
騎カンナef、長老+ラムss、新レラ墓地送り、旧レラサーチ(分離サーチ)
ラムef、キム除外、ウィンダ墓地落とし
カンナ+長老=キムss
キムef、カンナ除外、旧レラns
旧レラef、新レラss
キム+旧レラ+ラム=レイラss
墓地:旧レラ+ウィンダ除外=ノチウss
レイラef、カンナ対象、カンナns
カンナef、アペ除外
カンナ+新レラ=騎カンナss
騎カンナef、旧レラ+アペss、新レラ墓地落とし、連契サーチ(分離サーチ)
アペef、キム(正)除外

長老+新レラ


最終盤面例
1.レイラ(正)+ノチウ+マスカレorリトルナイト+連契
2.レイラ(正)+ガイアペ+1ハンド
3.レイラ(正)+ノチウ+騎カンナ+連契2枚

コメント:
長老+新レラの組み合わせでも霊獣の展開できますねー!
3枚ずつ入っているカードなので結構手札に揃いやすい組み合わせですね♪
最後の騎カンナの分離効果のssを旧レラではなくウィンダにすることで『バグースカ』を出すこともできますー!

⑨長老+カンナ+新レラ

展開例
新レラef、長老ns、カンナns
カンナef、ウィンダ除外
長老+カンナ=騎カンナss
騎カンナef、長老+カンナss、ウィンダ墓地送り、旧レラサーチ(分離サーチ)
カンナef、ラム除外
長老+カンナ=キムss
キムef、ウィンダ除外、旧レラns
旧レラef、新レラss
キム+旧レラ+新レラ=レイラss
墓地:旧レラ+新レラ除外=ノチウss
新レラef、ラムss
ラムef、騎アペ除外、アペ墓地落とし
レイラef、旧レラ対象、旧レラns
旧レラef、アペss
アペef、キム(正)除外
ラム+旧レラ=騎カンナ
騎カンナef、旧レラ+ウィンダss、新レラ墓地送り、連契サーチ(サーチ分離)
アペ+ウィンダ=騎カンナss
騎カンナef、騎アペ+ラム墓地落とし、連契サーチ(サーチのみ)
旧レラ+騎カンナ=マスカレorリトルナイトss

長老+カンナ+新レラ


最終盤面例
1.レイラ(正)+ノチウ+マスカレorリトルナイト+連契2枚

コメント:
霊獣デッキのフルハウスですね!力を感じます〜!
手札消費は激しいですが召喚権を1つ残しての展開は相手へのプレッシャーも半端ではありません!誘発受けもとてもいいですね!

⑩カンナ+アトラクター+墓穴

展開例
カンナns、カンナef、新レラ除外
新レラef、【相手:うららef】、【自分:墓穴ef】、【自分:アトラクターef】、旧レラss
カンナ+旧レラ=騎カンナss
騎カンナef、カンナ+新レラss、旧レラ墓地落とし、ウェンサーチ(分離サーチ)
カンナef、ラム除外
カンナ+新レラ=キム(正)ss
キムef、旧レラ除外、ウェンns
ウェンef、ラムss
ラムef、騎アペ除外、アペ除外
ウェン+ラム=騎カンナss
騎カンナef、ウェン+アペss、ラム+新レラ墓地落とし長老サーチ(分離サーチ)
墓地:ラム+新レラ=ノチウss
キム(正)+ウェン+アペ=レイラss
レイラef、カンナ対象、長老ns、カンナns
カンナef、ウィンダ除外
長老+カンナ=騎カンナss
騎カンナef、長老+ウィンダss、ラム+新レラ墓地落とし連契サーチ(分離サーチ)

カンナ+アトラクター+墓穴


最終盤面
1.ノチウ+レイラ(正)+マスカレorリトルナイト+連契
2.レイラ(正)+ガイアペ(正)+1ハンド
3.ノチウ+レイラ(正)+騎カンナ+連契2枚

コメント:
『アトラクター』を打つ際は1回目のサーチで『ウェン』をサーチすることをお勧めします。
慣れないうちでもなんとかなると思います。

『アトラクター』下では除外ゾーンのカードをあえて2枚墓地に戻すプレイがとても大切になってきます
積極的に『精霊獣』+『霊獣使い』の組み合わせを墓地に戻しましょう。

5.【霊獣デッキで気をつけること】

特殊召喚したことを忘れないようにしよう!
解説:
ほとんどの霊獣モンスターが『自分は〇〇を1ターンに一度しか特殊召喚できない』というルール外効果を持っています。
霊獣デッキの『難しい!』と思われる部分はこの効果があることではないでしょうか。

とにかく一度特殊召喚したモンスターを『覚えておくのが大変!』と言うのが正直なところですよね。

解決方法としては対戦相手や大会運営が許すのであれば、チェッカーや手作りのトークンなどを代用し、一度特殊召喚したモンスターを両者のプレイヤーが確認し合えるように工夫するということです。

しかし、チェッカーや手作りのトークンなどを『デュエルに関係のないもの』と大会運営が判断したり、対戦相手に断られてしまった際にはお互いに『覚えておく』と言う一択しかありません。
トラブルも発生してしまうかもしれませんね…。

そのためにも霊獣デッキを使おうと思っている方は展開ルートを暗記することがとても大切になります。
霊獣は8割暗記2割アドリブくらいで考えて練習していただけたら、安心して対戦の場でも展開ができると思います。

もし、対戦相手の方に『このラムペンタって特殊召喚いつしましたか?』と聞かれた際に『キムファルコスの通常召喚する効果で、通常召喚したウェンの効果で特殊召喚しました』と瞬時に答えられるようになれたら素晴らしいです!

展開を覚えて対戦しよう!
解説:
①でもお伝えしたように自分の使うデッキの展開を覚えておくということは何よりも大切なことです。

先行展開で誘発を一度も受けていないのに、20分以上展開した挙げ句、4妨害できるはずが1妨害になってしまった…。なんてことも、慣れない時にはあるかもしれません。

このようなことが起きてしまわないように霊獣デッキを使う方は展開をとにかく覚え、円滑なデュエルを心がけましょう!

『アトラクター』下で気にすること!
解説:
『アトラクター』は相手への影響力は絶大なものでありますが、1歩間違えてしまうと霊獣側にもデメリットを与えてしまいます。
1.『ニビル』に弱くなる。
2.『墓穴』が無駄になってしまう。
3.墓地のモンスターが枯渇しやすいため、工夫しないと展開ができなくなってしまう。

が挙げられます!
『アトラクター』を投げる際は、これらを念頭に展開をしてみてください!

③騎カンナはなるべく除外ゾーンへ!
解説:
騎カンナをラムの効果で除外し、カンナを墓地に送ることは結構あると思いますが、使わないカードだからと言って騎カンナを墓地に置いておいてしまうと相手ターンで『墓穴』で騎カンナを除外されてしまい、返しのターンでキルを取りにくくなってしまいます。

また、騎カンナの分離効果に『墓穴』を当てられてしまうと2体のモンスターを失うことになるため、霊獣デッキでは致命傷となり得ないため『墓穴』ケアとして騎カンナはなるべく墓地に置いておくことはやめましょう。

④正規召喚したキムは除外ゾーンへ!
解説:
正規召喚したキムはアペの効果などで除外し、除外ゾーンに置いておくことをお勧めします。
理由としましてはノチウの効果でキムを出すことで、マスカレから出すモンスターののリンク数を増やすことができるためです。
また、返のターンでキムが残っていれば、ヴァレソを出すことも難しくないためキルラインを大幅に上げることができます。

⑤『灰流うらら』ケアは第一優先!
解説:
できる限り、誘発はケアするに限ります。
しかし、『ニビル』などメイン戦で枚数の少ない誘発をケアし、メイン戦で一番枚数の多い『うらら』をケアできず展開が止まってしまうというのは本末転倒であります。

『ニビル』のケアも同時にできたら最高ですね!
⑨裁定を理解しよう!
解説:
とてもややこしい霊獣デッキ。他のデッキと比較しても裁定がとても多いと思います。
デッキを使うからには裁定を覚えて、トラブルのないデュエルにしたいですね!

【騎カンナ】の効果補足情

引用:©スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI
引用:©スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI

【『マクロコスモス』下で『騎カンナ』のサーチ使える?】

引用:©スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI

【融合素材にできない時、聖霊獣騎出せる?】

引用:©スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI
引用:©スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI

【分離効果で片方のモンスターが離れた場合】

引用:©スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI

【一度しか特殊召喚できないモンスター同時だったら?】

引用:©スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI


割り切りも大切!
解説:
霊獣デッキはとても誘発に弱いデッキです。
カンナ1枚初動ですと、ほとんど全ての誘発1枚で展開が止まってしまいます。
そのため、展開が止まりやすいデッキであると言うことを念頭に置き展開していただけたら幸いです。

また『ニビル』に関しても、ケアを行おうとすると必然的に妨害数が減ってしまうため、プレイスタイルにはよりますが『ニビル』を打たれたら仕方ないと割り切って先行盤面を強くすることも一つの手ではあります。

実際、他のデッキに比べると霊獣デッキの最大展開の先行盤面は心許ないです。それに加えて『ニビル』ケアをして妨害数を減らし、そのせいで負けてしまうとなると、デッキへのフラストレーションがとても溜まってしまいます。

そのため、誘発への割り切りや事故率の高さへの割り切りなど、とても必要になってくるデッキです。

6.【各デッキの立ち回り方】

①炎王スネークアイ

解説:
2024年1月制限で最も強いと言われるテーマであります。
霊獣デッキを大会で活躍させるためにはこの炎王にメタを張ることが1番の近道であると考えています。メインデッキに入っている『刻印』『アトラクター』は対炎王対面では先行後攻共に強いカードとなっているため、デッキパワーは炎王に劣るもののカード単体でターンスキップ級の影響力を持ったカードがメインから5枚積むことができるのは嬉しいですね。
しかし、炎王は誘発を大量に採用できる都合上『無限泡影』『エフェクト・ヴェーラー』を容易に投げでくるため、妨害に弱い霊獣としてはとても辛いところであります。

【主な妨害の当てどころ】
レイラ&リトルナイト

『炎王の孤島』サーチ効果
ディアベルスターセットの『原罪宝-スネークアイ』
『蛇眼の炎龍』
連契
『リンクリボー』
『スネークアイ・エクセル』
その他、モンスター。

【サイドチェンジ例】

【先行用】
【後攻用】

コメント:
先行はニビルケアを全力で行いカイザーコロシアムを3枚入れ、自身の展開を通すことに注力しています。
後攻は霊獣ギミックに捲り札がほとんどない都合上、パワーカードを沢山入れています。
長老を1枚抜いているのは他との合わせ引きでは強いですが、初動にならず重複すると事故要因になりえるからです。
後攻での展開の安定感は大きく低下してしまいますが、ファンタズメイを多く採用し、手札交換効果で妨害及び展開札を手札を揃えると言うプランです。

②R-ACE

解説:
2024年1月の制限改定で『EMERGENCY!』が制限カードとなったため、対象妨害が通りやすくなり、安定性が少し低下いたしました。
レスキューデッキがメインとする妨害は『破壊』『効果無効』『裏側守備表示』(リトルナイトの『除外効果』)ですね。その全てが対象を取る効果であるため、先行後攻どちらもノチウの対象耐性付与効果がとても効果的となります。また、『R-ACEプリベンダー』の『裏側守備表示』する効果に関してはカンナやラムの起動効果を使うことができなくなりますが、裏側でも除外することはできるため比較的軽傷ですみます。
『CONTAIN!』の『R-ACEハイドランド』が存在する際の追加効果『そのモンスターは融合・S・X・リンク召喚の素材にできない』に関しても霊獣モンスターを除外して、聖霊獣騎モンスターを特殊召喚する行為は『融合素材にはしていない』ため気にせず行うことができます。
レイラの永続効果である『リリースして発動する効果が発動できなくなる』は『R-ACEインパルス』や『R-ACEエアホイスター』の特殊召喚効果を抑制することができるため、妨害及び展開を阻害することができます。

【主な妨害の打ちどころ】
レイラ&リトルナイト
『R-ACEハイドランド』
『R-ACEタービュランス』
連契
『R-ACEハイドランド』
『R-ACEタービュランス』
その他、モンスター。

【サイドチェンジ例】

【先行用】
【後攻用】

コメント:
スネークアイをギミックに採用している都合上、『ファンタ』はとても頼もしいですね。
『コズサイ』は伏せてある魔法カードに打ってしまうと損をしてしまうため採用していません。
『ライスト』などの全体除去系の枚数を増やすことも一つの選択肢になってくると思います。

環境全体で見た際に『R-ACE』の母数は少なくなってきているため強力なテーマですが『炎王』などよりかはサイドで見るかは怪しくなってきています。

③神碑

解説:
全力でレイラの正規召喚に尽力しましょう。
レイラを正規で特殊召喚することによって、

レイラ効果で自身と永続罠など除外

自分のターンでノチウ特殊召喚

ノチウ攻撃

相手ターン、ノチウからレイラ特殊召喚


のサイクルを作ることが可能となります。

また、霊獣デッキが風属性が多く、種族がばらけ、聖霊獣騎の分離がコストで自信をエクストラに戻す性質上、『センサー万別』『御前試合』は比較的軽症で展開を通すことができます。

『シンクロ・ゾーン』はエクストラにシンクロモンスターを採用していない都合上、とてもしんどいです。積極的に除去しましょう。
また、レイラを警戒して『ムニン』を出してくると思いますが、連契を使って排除しましょう。

手札の霊獣の数次第でガイアペを先行で出すことも卓ではあります。
サイチェン後、先行を取られた場合、焦らずに動かず『コズサイ』などを引き込んでから動くのも相手が嫌がります。

【主な妨害の当てどころ】
レイラ&リトルナイト
『神碑の泉』
『シンクロ・ゾーン』
その他、永続罠。
連契
『ムニン』
『フギン』
『インスペクトボーダー』

【サイドチェンジ例】

【先行用&後攻用】

コメント:

炎王への対抗策である『コズサイ』をとても強く使うことができます。
あまり刺さらない札をメインから抜き、魔法罠に触れる札を多数採用することによって優位に立ち回ることができます。
もう少しメインからカードを抜きたいですが、対応しているサイドカードがあまりありません。環境によっては『ライトニング・ストーム』『拮抗勝負』などを採用するのもいいと思います。

④粛正

解説:
容易に勝てる時と、どうしても勝てない時の差が激しい対面です。
当たり前なことですがメイン戦で先行が取れた場合、マッチ戦はとても優位に進めることができますが、後攻になってしまうと…。
どちらのテーマも後攻の捲りがあまり得意ではない、平和主義同士ですね。
『連契』が対象を取らない破壊なため『ローガーディアン』の発動無効の打ちどころとして機能してくれます。
誘発を沢山詰めるデッキなためニビルの警戒を怠らないことをお勧めします。

【主な妨害の当てどころ】
レイラ&リトルナイト
『粛声の結界』サーチ効果
『粛声なる威光』の特殊召喚効果
連契
『粛声の祈り手ロー』
『粛声なる守護者ローガーディアン』

【サイドチェンジ例】

【先行用】
【後攻用】

コメント:
先行はニビルケアを全力で行うためカイザーコロシアムを3枚入れ、自身の展開を通すことに注力しています。
後攻は粛声のサイドに『サモンリミッター』等の厄介な永続罠を採用している都合上、バックの除去をメインに狙います。
最近では粛声のサイドに『異次元グラウンド』を採用している方も多いため、前よりかは『サモンリミッター』の恐怖に怯えることは少なくなりました。
先行の『刻印』は強いですが、後攻での『刻印』は心もとないため抜くことをお勧めします。

⑤ラビュリンス

解説:
初歩的な対策ではありますが、霊獣デッキの特性上、フリチェでの効果発動が多いため、罠発動に対して、容易にチェーンを組むことができ、『騎士姫』の罠セット効果を防ぐことができます。『次元障壁』をセットされては困るため、全力で阻止しましょう。
また、こちらの『連契』にも反応されてしまうため注意しましょう。
ラビュリンスデッキに多く採用されている『ダルマ・カルマ』に関しても融合デッキである性質上、発動され裏側になったとしても除外融合はできるため、他の展開系のデッキよりかは比較的軽傷で済みます。
『嗤う黒山羊』はどうしてもきついです。
霊獣は明確なキーカードが決まっているため『墓地以外から特殊召喚できない』効果で『騎カンナ』を、『フィールドで効果を発動できない』効果を『カンナ』に当てられてしまうととてもきついです。

【主な妨害の当てどころ】
レイラ&リトルナイト

『白銀の城のラビュリンス』
連契
セット時『迷宮城の白銀姫』以外のモンスター。

【サイドチェンジ例】

【先行用】
【後攻用】

コメント:
罠デッキであり、1ターン目の先行で決着がつかず長引く可能性もあるため全体魔法罠を採用しています。
『刻印』に関しては刺さる時もあれば、刺さらない時もあるため2枚に枚数を減らし、複数引きを防ぐことを意識しています。
メインギミックに相手ターンで動くモンスターがいるため、先行後攻問わず『三戦の才』が活躍してくれると考えています。
『連契』は『騎士姫』との相性が悪いため複数引きや、初手に来ることを怪訝して1枚にしています。

⑥御巫

解説:
最も相性の悪いテーマです。特に『珠の御巫フゥリ』の対象耐性、破壊耐性がしんどく、ギミックでの回答が『三戦の才』『サロス』しか存在しません。
『三戦の才』も相手依存であり、当然相手もそれをわかっているため対策をしてきます。
『サロス』を出した場合も、他に御巫がいると『かみくらべ』を発動され『愚鈍の斧』を装備、効果を無効にされてしまいます。
そのため、『リトルナイト』でセットカードを除去した後に『サロス』を狙うことをお勧めします。
しかし、『かみくらべ』を『リトルナイト』に発動され、『愚鈍の斧』を装備、その後展開ができるのか…。はたまた、展開ができても『リトルナイト』を素材にすることによって落ちた『愚鈍の斧』を『オオヒメの御巫』の効果で『サロス』に装備され、効果を無効にさせられた場合、次の相手ターンで『迷わし鳥』で『フゥリ』が復活。。。あらら。。。
もし、『サロス』を立て、無事に全体無効効果が通りフィールドを制圧することができたとしても『リトルナイト』の制約で直接攻撃ができなくなってしまう。



考えれば考えるほど勝つのが難しいです…。
当たらないことを祈りましょう。
割り切りも時として大事です。。。

【サイドチェンジ例】

【先行用】
【後攻用】

コメント:
先行後攻問わず、全体破壊系を多く採用し、とにかく『フゥリ』の耐性を解く役割を担ってもらっています。
後攻に関しては魔法罠除去系に専念し、『サロス』を出し蓋ができたらという希望的観測です。
かみ合いが良ければいいのですが、とにかく不利であることに変わりはありません…。

⑦魔術師

解説:
『覇王天龍』新規によって強化された魔術師です。デッキ枚数が以前よりシャープになり、容易に『覇王天龍の魂』により『ズァーク』を出すことができるようになりました。
誘発戦では『アトラクター』があるため少し有利ですが、先行を取られたら『アトラクター』がなければまず勝つのはとても難しいです。
しかし『覇王天龍の魂』がリリースして発動する効果なため『レイラ』の永続効果が地味に刺さっています。
もし出された際にも『新レラ』を墓地に置いておくことによって霊獣モンスターのみを守ることができます。
『時空のペンデュラムグラフ』は絶対墓地送るマンなので、どんなデッキでもしんどいですよね。

【主な妨害の当てどころ】
レイラ&リトルナイト
『覇王門零』
連契
『ヘビーメルフォーゼ・エレクトラム』
その他モンスター。

【サイドチェンジ例】

【先行用】
【後攻用】

コメント:
後攻は『時空のペンデュラムグラフ』を破壊できるように魔法罠破壊を採用しています。
『ファンタ』は必ず発動できるタイミングがあるので頼もしいですね。
先行はペンデュラムスケールを揃わせないように『コズサイ』を採用しています。
スケール0や1を狙って打ってみてください。
『刻印』は先行後攻ともに弱いため抜いています。

7.【おわりに】


初めてのnoteだったので、至らない点が多かったと思いますがここまでお付き合いいただきありがとうございました。
お読みいただけた方に霊獣の魅力が最大限伝われば幸いです。
一緒に『霊獣道』を精進しましょうー!!!

ここからはお気持ちでご購入していただいた方のみの記事とさせていただきます。

あまり教えたくない『霊獣デッキ』の『弱点や誘発を打たれてしんどいところ』『私が大会で使っているテクニック』などを書かせていただきます。
霊獣デッキを使っている方も自身のデッキの弱点を知ることでケアをすることができると思います!

8.【おまけDX】

ここから先は

4,209字 / 2画像

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?