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マンバメンタリティ

”Kobe Bryant was killed in a helicopter crash.”

昨朝5時過ぎのこと。ふと目覚め、ともなくチェックしたTwitterのタイムラインに流れたこの英文が理解できるような、できないようなの寝ぼけ眼。
次第に事態を飲み込むや否や一気に目が覚め、2度寝を決め込んでやろうなんて考えはどっかに飛んでった。

...

あんなに世界中のファンからリスペクトされ、眩しいほど光り輝くキャリアを送った人物でさえ、こんな信じられない程あっけなく人生の幕を下ろしてしまうのか。

人生は諸行無常である。
人は偉大な著名人や身近な人の死を通じて、人生が有限であることを痛感する。
この有限感こそが、逆説的に人を死の恐怖へ立ち向かわせ、希望へと推し進める原動力となる。

そしてまさに、この人生の有限感を生涯通じて心に留め、自身の進むべき道を拓いていった人物こそが、コービーブライアントだったなと。

全身全霊をバスケの為に捧げ、その真面目さ、厳格さゆえにチームメイトとの軋轢を生んでしまう事もあったり、彼のバスケへ向けた情熱やストイックさを示す逸話は枚挙に暇がない。
(「コービーブライアント_逸話」で検索 )

そんな彼の精神力は、彼の愛称”Black Mamba”にちなんで、マンバメンタリティ“Mamba mentality”と形容された。コービー自身マンバメンタリティについてこのように説明している。

“「マンバメンタリティとは、答えを見つけ出すための終わりなき冒険。もっと上達したい、もっと知りたいという無限の好奇心。マンバメンタリティとは、結末にこだわらずに、とにかく進み、戦うこと。人から何と言われるか、誰かに失望されるのではないか、そんなことは一切気にせず、その瞬間だけに神経を注ぐ。それが真のマンバメンタリティだ」“
http://tunadrama.com/blog/kobe-talks-about-what-mamba-mentality-means/

夢を持ち、すべてを捧げ、その過程でどんな事があろうと決して屈しない姿勢。マンバメンタリティはそんな彼に心を動かされた人々に宿り、受け継がれていくのであろう。

”「途中で休むな、最後に休め」”

彼が引退スピーチで残した、高校時代の先生からの言葉。

人の何倍もの努力し続けたから休むことになるのも早かったかな。
にしても早すぎるね。


R.I.P Kobe

見出し画像:Los Angeles Lakers (@Lakers) Twitterより

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