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散髪にお金をかけるようになった理由

「お金の管理や節約術」はマガジンにいくつか記事を書いています。

住宅ローンを抱えるようになって意識が変わり、できるだけ早く返済したいという思いから、節約をいろいろ考えるようになった。
出て行くものは決まっているし、毎月の必要経費も、ほぼ固定化できていたので、いかに毎月の固定費を減らして行くかがポイントになる。

散髪もそのひとつ。
1.5〜2ヶ月周期で髪の毛を切りに行ってたけど、1回4,000円として、年間24,000円。
そしていままでと違い、1,000円カットなんてのも登場し始めた。
そのせいか、街の床屋さんや美容室も、手短に対応して価格を下げるところもあり、値段のバリエーションが増えたように思った。

1,000円カットに毎月行っても年間の出費が半分になるか?
同じペースなら1/4になるなぁ

そんな気持ちになり、自分の行動範囲でいくつか試して行くことにした。
(これはいつ頃始めたのかは覚えていない)

ただ、安いのには理由があるわけだから、どこまで落とせるか?
それを判断しなければいけない。
安いところから徐々に上げていき、どこで「このレベルならOK」と言えるかを試すことにした。

1,000円カット
そこら中に出店しているかな。10分で長さを整えてくれる。
余談だけど、中学の時は校則で丸坊主だった。
その時代にあれば散髪代は浮いただろうなぁ。
坊主頭ならここで十分です。
でも、細かなチェックしてもらえないし、当然ながらシャンプーもない。
そのまま出かけることはできないかな。
休日の終わりや会社帰りによって、早めにシャワー浴びたくなるし、長さがあっていない髪の毛が飛び出してくるので、洗面所でちまちま整えていた。

それなら、スーパー銭湯に併設している床屋さん。
ここならすぐにお風呂に入れるのでいいかも?
確かに「シャワー浴びたくなる」という問題は解決。
でも、ちまちま整える課題は残る。
そして、夏場などそれほど温泉に浸かってのんびり……という気持ちにはならないので、入湯料など考えると割高。

1,500円〜1,800円層のカット
これは美容室の格安版ですね。
シャンプーしてくれるところもあるので1,000円カットよりはいい。
でも、短時間で整えるのなら美容でなく理容の方がいいかも。
長さを揃えるわけじゃないので、余計にボサボサ感が出てしまう。
3店舗ほど試したけど、どこも感想は同じ。

2,000円カット
美容室はダメだとなり、また床屋さん形式に戻る。
この価格帯だと30分くらいかなぁ。
髪の毛切って、シャンプー、顔そり、ブローしたあと飛び出した髪の毛など整えてくれる。
朝から行ってもシャンプー付きなので、そのあと出かけても大丈夫。
まぁ、出かけると行ってもショッピングセンターに買い物とかレベルだけど……
ここに落ち着いて数年通ったかなぁ。
利用回数は年間で6回くらい。当初の1/4の出費になりました。

そして、昨年11月からは、なんと1回4,500円のBarberに通っている。
さらに今は月に1回のペース
このままいくと年間54,000円の出費になる。
全てが丁寧で、仕上がりも当然満足のいくもの。

自分自身の許容範囲が、2,000円カット以上であればいいわけで、点数をつければ優・良・可・不可 だと、優と可になるかもしれない。
でも、OKかNGかなら、どちらもOKに入る。
何かお金をかけるときの判断は、どのラインならOKか……で決めている。
格安SIMだって、複数使っているけどOKに入ったから。
たまに接続が重い時もあるけど、許容範囲なのです。
食事や1泊2日の温泉旅行でも、同じような感覚で決めている。

じゃぁ、なんで年間40,000以上の追加出費になるのにお店を変えたのか?
ひとことで言うと「気持ち」の問題です。
散髪するだけなら、2,000円カットでもいい。
特に特殊なカットをしてもらうわけじゃないし、今もスタイルは同じようなものかな。

お店のスタッフが若くて、客層も若い。
おそらく、みんな自分の子供世代というくらいの年齢。
一番上の甥っ子の方が年上かもしれない。
お客さんもたいてい同じ時間帯に来ている人は若いかな。
大学生だったり、まだ働き始めて数年とか……

だから店内の会話がとても若い。
内装がシックで、周りの会話が若いので、タイムスリップしたような感じにもなる。
「同じような悩み話してたなぁ〜」とかね。
そんな空間に、月に1回1時間くらいいるだなんだけど、なんとなく気分もリフレッシュされる。
頭も気持ちもスッキリさせてもらえる空間なので、おじさんも応援してあげたい。
月ベースで一人お客さんが増えたからといって、売上に大きな影響を与えるわけではないだろうけど、同じ目的にお金を使うなら、この人たちに払ってあげよう。
そんな気持ちになるBarberですね。
まぁ、理容師さんたちにとっては、特にたいした要望もなく、物足りない客かもしれないですけどね。

自分が納得する必要なことに対価を支払う
節約生活とは逆行するけど、こういうところにお金を使うのはいいかもな……と思ったわけです。
ここでの出費は、またどこか違うところを節約して補えばいい。
それを考えるのも、また楽しみのひとつです。

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