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飛行許可申請~包括申請にDJI AVATA2を追加~

DJI AVATA2を早く屋外で飛ばしたい!
屋外で目視外飛行を行うには飛行許可が必要です。私の場合は既に手持ちの機体で包括申請による飛行許可取得済なので、今回は機体追加の変更申請を行いました。
※あくまでも、私の申請方法による結果なので、許可申請内容や細かな点(例えば独自マニュアルの内容等)によっては同じ結果にならない可能性もありますので、あらかじめご了承ください。


1.許可済みの包括申請について

 私が現在許可されている包括申請の内容は、以下の通りです。
 ⇒航空局標準マニュアル02を元に独自マニュアルとして修正

これまでに申請済みの他の機体と同条件での飛行許可申請をと思い、機種追加の変更申請を行いました。

2.申請にてAVATA2追加で必要な情報

(1)写真を準備

 申請で機体の情報として必要な写真を用意します。
・機体正面、機体側面、機体上面
・送信機
・機体カメラの情報が送信機に映っている様子
・フェイルセーフの設定画面(結局なぜか自分は不要となったが)

機体と送信機の写真
機体のカメラ画像を確認できることの写真

(2)取り扱説明書を準備

 機体等のマニュアル添付が必要となります。メーカーのWEBサイトからダウンロードしたマニュアルを使用します。
・機体のマニュアル
 ※サイズが大きかったので必要なページのみ抜粋:今回は P.1,10,23,24,84~92を抜粋にして提出した
・送信機のマニュアル
 ※機体マニュアルに一部含むがFPV送信機のマニュアルを提出した

AVATA2マニュアル

3.DIPS2.0申請について

(1)機体追加

 まずは機体追加を行い機体番号の取得、機体への番号掲示とリモートID書き込みまで完了させます。※これでカテゴリーⅠ飛行が可能になります。

機体登録完了画面(手数料納付前)

(2)機体情報編集(基本情報)

 飛行許可・承認メニューの「飛行許可・承認の申請に必要な情報を準備する」で「無人航空機情報の登録・変更」にて機体のスペック等を追加します。(追加基準の編集)

飛行許可申請画面

Ⅰ.機体の登録
  機体追加で自動的に設定されていますので特に入力不要
Ⅱ.自作機に関する情報
  いいえ:自作機ではないので入力不要
Ⅲ.ホームページ掲載無人航空機の改造に関する情報
  いいえ:改造していないので入力不要
Ⅳ.型式認証無人航空機又は個別の機体認証無人航空機に関する情報
  いいえ:こちらには該当しません
Ⅴ.基準適合性に関する情報(一般)
  すべて”適”のまま
Ⅵ.基準適合性に関する情報(遠隔操作関係)
  すべて”適”のまま
Ⅶ.基準適合性に関する情報(自動操縦関係)
  すべて”適”のまま
Ⅸ.機体仕様に関する資料提出
  1~3で機体の写真を添付(正面、側面、上面)
Ⅹ.操縦装置に関する情報
  1.操縦装置名称
   ゴーグル、モーションコントローラー、FPV送信機
  2.製造者名
   DJI
  3.設計図又は写真
   送信機の写真を添付(自分はゴーグル、モーションコントローラー、FPV送信機を一緒に写した写真を添付しました)
Ⅺ.機体の運用限界に関する情報
  ・1~6:取扱説明書から必要な数値を転記(5.最大積載可能重量は、取り扱い説明等に記載はありませんにチェック)
  ・7:上記以外の項目がある場合に記入
    項目1,2,3に安全装置、項目内容1,2,3にGPS、ビジョンセンサー、リターントゥホーム
  ・8:取扱説明書
    AVATA2の取説PDFから、P.1,10,23,24,84~92を抜粋して添付
Ⅻ.飛行させる方法に関する情報
  1.飛行させる方法
   ・その他を選択し、”モード1,2,3選択機能あり”と入力
   ・取扱説明書(その他の場合)にはFPV送信機の取説PDFを添付

機体情報編集(基本情報)入力画面

(3)包括申請の変更申請

 飛行許可・承認メニューの「飛行許可・承認の申請書を作成する」で「更新申請」から手続きします。私はすでに許可済の申請に対して、理由に機体追加を選択して手続きを進めました。

 あと、包括申請は他の機種と共通にしたいのですが、申請内容には夜間も含んでいます。機体に航行灯がついている条件を設定するため、AVATA2には航行灯が内蔵していないことから、Mini3PROでも使っているLEDを付けて写真を添付。実際に真っ暗な夜間で飛ばすつもりはないですが、日の出前や日没後の、まだ明るい時間でも違反にならないよう対応しました。

航行灯を付けたところ

また、なぜか機体に関する基準でエラーが出てしまうため、いろいろと試してみました。相変わらず謎な点が多いです。
・プロペラガードの箇所はその他にして、プロペラガードありで補助者を配置の旨を記載(DIDの対策)
・灯火は上記写真を添付して灯火ありとして申請(夜間の対策)
・フェールセーフの項目では、なぜか写真添付は不要になった

4.補正指示

  一発で申請が通ればよいですが、申請内容に不備があると補正指示が来ます。今回も補正指示がありました。

補正指示内容

ご指摘(代替文言)に従い、選択肢を変更して再提出しました。

補正指示による修正

5.あとがき

 この週末に間に合うかと思いきや、金曜日に補正指示が入ることになり残念。指摘は上記の一か所のみなので、来週早々には許可が下りるのではと思います。
(4月23日追記)ようやく許可が下りました!

包括申請 飛行許可承認書

 ホームページ掲載機と呼ばれる機体の場合は手続きが簡単ですが、自作機や最近の機種はホームページに記載されていないので手続き大変ですね。DJI機のような大量に売られる既製品についてはホームページ掲載機の運用を継続してもらいたいものです。国交省もそちらのほうが楽なんじゃないかと思いますし。

https://www.dji.com/jp/avata-2?site=brandsite&from=homepage

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~AVATA2関連のグッズご紹介~

航行灯の追加には(夜間飛行には必須)

機体番号の掲示に(AVATA2には、テープは透明地に白文字がカッコいい)

・どうせ買うならバッテリー3本でたっぷり飛行のキットを

・純正フィルターが在庫切れのようなので互換品をご紹介

ケースもいろいろなものが出てきましたね

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