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ライター 1年目

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

今日でライターとして働きはじめて、丸一年が経った。まさかここまで続くとは、正直自分でも驚いている。

ライターとして"書く"仕事が性にあっているのかもしれない。執筆に集中していると、毎日があっという間に過ぎていく。

振り返ることちょうど去年(2023年)1月に面接希望を出して、(noteの連続更新以外)何の実績もない男を採用して頂いたのだから、本当に感謝している。

入社してすぐ執筆に取りかかる。当時は2日くらいかけて、ようやく1記事書き終えたペース。それでも、集中しているせいか、あっという間に時間が過ぎていく。

記事を書き上げた達成感や、自分の書いた記事がGoogleさんに評価されたこと、何より、誰かに届いているということが嬉しかった。

一時期テレアポの仕事をしていた時期もあったが、その頃は1時間経つのも長くて、しかも成果もでなくて、道端で溺れかけていた。

でも書くのが好き、考えるのが苦手での執筆。ゼロから記事を書き上げるのはできても、なかなかユーザーが何を考えているのか、どんな情報を求めているのか、論理立てて考えるのが苦手だった。

それでつまずいていた時、上司から「川口さんのペースで成長すれば大丈夫だから」と、ちゃんと期待されていたのも嬉しかった。

その前の会社で「別に川口くんに成長してもらおうとは思ってないから」と言われたこともあったから、余計にね(その前提には、自分が仕事でミスしたこともあるのだが)。

お陰さまで、苦手だったリライトもようやく慣れてきたし、それこそ会社でも「川口さんが来てからコンテンツの質の基準が上がった」と伺って、すごく、すごく嬉しかった。

でも振り返ってみると、自分には何が向いているのか、そして何が向いてなかったのか、短くても経験してきたこともある。

今でもたまに、前の職場でのミスや嫌な思い出がフラッシュバックすることもある。

だけど、それもまた良い経験だったよなと、思うようにしている。

めっちゃ恥かいて、やらかして、泣いて。会社には迷惑かけたけれども、その時期がなければ、今ここにいなかったかもしれない。

実を言えば、元々は出版関係の仕事に就きたかった。新卒入社でも出版社を片っ端から受けて(見事に落とされ)たし、転職でも出版関係の仕事を集中して見ていた。

いままで沢山の本に支えられたから、自分も作り手になりたいという気持ちだったが、結局、本が好きだからという漠然とした志望動機でしかなかった。

要は、出版社に勤務するというただの憧れだけだった。出版社に勤めた暁には何かを成そうというビジョン的なものもなかった。

だけど、今こうしてWebライターとして、曲がりなりにも言葉を紡ぐ仕事をしたからこそわかる。

私が望んでいたことは、出版社で誰かの本を売り出すことではなく、自分が書く側の人間として、言葉や文章を届けたいんだって。

もちろん、小説や物語を描く作家さんと、自社記事のWebライターとでは、お門違いにもほどがあると言われるかもしれない。

それでも、自分は書く側の人間として働いていることに誇りを持っている。

そして何より、書くのが楽しいから。

今後いつまでライターとして食っていけるだろう、いつ生成AIに代替されるだろうかという、漠然とした将来の不安はあるけれども。

「道を曲ったところになにがあるか、全然、見当がつかないわ──知りたいとは思わないの。分からないほうが素敵ですもの」

モンゴメリ「アンの愛情」より抜粋

1年経ったとは言え、まだまだ考えが至らないことや、もっと良い表現方法があるのではと、ご指摘を受けてばかり。これからも修行だなと思う日々です。

ライターとして卓越するためにも、書き続けよう。それではまた次回!

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