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コミュニティ運営に関する記事

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コミュニティや組織運営をしていて言語化できたトピックス、ひとの営みに関する問いと気づきを日々まとめています。気まぐれ更新なのでマガジンのフォローをしていただくのがオススメです。
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記事一覧

コルクラボ19期のテーマは『感情と身体に向きあう』

気づいたら4月になっておりました。桜が咲くと春が来たーって普段よりもエネルギー量が多くなっている気がしますね。(気のせいかもしれないので今のうちにやりたかったことに手を付けてしまおう) コルクラボは4月から運営メンバーを一新しました。 コミュニティのような組織は、放っておくと特定の人が同じ役割を持ち続けてしまい、その本人も慣れてくると省エネで動けるようにタスクを最適化したり、工夫しちゃうので属人性が高くなってしまいます。気づいたらその人にしかできない役割になっちゃったりし

コルクラボ18期のテーマは『感情と向き合う』

ぼくが所属している『コルクラボ』は運営チームが中心となってメンバーを巻き込んで運営するスタイルをとっている。オーナーが引っ張っていくというよりはメンバーがじぶんたちにとって快適な場をデザインしているという部分が特徴的だ。 ※なお、コミュニティで『チーム』というラベルがふさわしいかどうかは難しいところなんだけど、期間と目的が決められて活動をする組織体なのでここではあえて『チーム』と呼ぶ。 また、運営チームとは別に『新歓チーム』『合宿チーム』『文化祭チーム』など期間限定のプロ

今年もよろしくお願いします。お正月モードって結構大変なのね。

2024年になった。自宅で年を越したのは10年ぶりだろう。我が家は毎年実家に帰ってだらだらお酒を飲んで子どもとへらへらする年越しが定番なんだけど、親族も我が家も体調不良者が続出しており大人しく自宅で過ごすことにしたのでした。 さぁせっかく自宅で年末を過ごすので、料理をしたり、おせちを食べようかという話題もでたりしてね。妻や子どもがやる気マンマンなのでこんな年末もいいかもしれないなぁ、なんて。 妻は年末年始に餃子を大量生産するという謎の宣言を行うと、材料を大量に買い込んだ。

来年のコミュニティ研究のテーマについて考えているの巻

2023年がおわりに近づいてきて、コルクラボでは2024年に向けての準備がスタートしている。これまで6年間、オンラインサロンブームやコロナの期間を経て形や運営のスタイルが変わってきた。 スローガンは、はじめは『無駄なことをやりすぎて贅沢なときを過ごす』だった。仕事では挑戦できないことをコミュニティで挑戦したり、やりすぎるくらい遊ぼうぜっていう願いがあった。 それから時は流れて、現在のスローガンは『あなたが好きなあなたでいる』になっている。何者かになろうと一生懸命がんばるの

『タスク分担の落としあな』と向き合うためのコツ

先日、エコロジカル・アプローチについてnoteを書いた。ついでにその脳ミソで生活を見直してみようと過ごしてきたんだけど、抜群なタイミングで関連する話題がふってきたのでそのことを書いておこうと思う。 先日のnoteはこちら↓ あるコミュニティマネージャーとよもやまをしていたときの話題。 「コミュニティ運営が大変なので、メンバーでタスクを分担して負担を減らしたいと思っているんだけどやらされ感がでちゃうんですよね」 これだ。タスク分担問題。 例えば、5つの作業を1人で行う

親族ってやっぱりコミュニティだよね

親族のクリスマス会が無事に終わりましてね。片付けをしながら今年もひとりも欠けることなく過ごせたのがまぁすごいよねと話していたところだ。 あだ名で呼び合う我が親族について↓ ぼくの兄弟は、弟2人が大学進学してから10年以上は全員そろう機会がすくなくなっていた。結婚式で家族写真を撮った際にはなんと、ぼくが一番背が低くて驚いたくらいだ。 そんな兄弟関係も家族や子どもができることでびっくりするくらいサクッと変わってしまうのだから不思議だ。ぼくはそうでもなかったんだけど、弟2人は

エコロジカル・アプローチは適応力のある人材育成に最適である

コルクラボ12月の定例会。今回はサディこと佐渡島さんと、スポーツコーチの植田文也さんの対談を聴いた。植田さんは『エコロジカル・アプローチ』の著者でもあり、スポーツの世界で運動理論を研究&実践されているといういわゆる『コーチのコーチ』だ。 エコロジカルアプローチとは、スポーツの世界でよくある反復練習から型を学ぶようなアプローチ(伝統的アプローチというらしい)とは違い、環境や関係性に合わせて対応していく変動性を重視するアプローチをさす。 サッカーの世界でいうと、欧州のサッカー

【日記】ベトナム料理を食べていろいろ思い出すの巻

ぼくは海外旅行が好きだ。行った国の数はもう答えることができないくらい多い。なぜなら、ぼくが旅をしたあとにスーダンが2つに分かれたり、ナゴルノカラバフはアルメニアになったり、パレスチナは国か地域か微妙だったり…世界は常に変化しており正確なカウントがよくわからないのである。 それくらい旅が好きなので、定期的に、ああ旅行行きたいなーと放浪したい熱が高まってしまう。そこで、ぼくはじぶん自身の熱を下げるために定期的に海外系の料理屋に行くことにしている。 最近も熱が高まりつつあったの

【日記】アイディア出しは『転地効果』を使うべし

脱コロナの動きがかなり強まった2023年が終わろうとしている。最近は2024年、さらにその先数年を見越した事業開発や事業計画の議論の場にいる機会が増えてきていて、ああまた非連続成長への挑戦がやってくるのね、なんてワクワクしたり。 まぁぼくはアイディア出し担当だったりするんだけど。 この手の議論はだいたい型がきまっていて、まずは数回のよもやま、ブレストの機会をつくって課題や一次情報を洗い出すことからはじまる。アンケートやデータも使って広く材料集めをするのである。そして、向き

親族にあだ名をつけたら、なんだかおもしろいことになってきたかもしれない

年末が近くなってきて、子どもたちはサンタさんへの手紙をせっせと書いている。書いたらカベに貼って、またしばらくたつと欲しいものが変わるので書き直して貼る…こりゃサンタも直前まで買い出しに行かれへんと頭をかかえる今日この頃。 そろそろ里帰りの話も始めなければ…と思い子どもたちのニーズを確認する。我が家にはお盆と正月に親族であつまる習慣がある。 す  「今年の年末はなにしてすごそうかな~」 ムスメ「コッコちゃんにあいたい」 ムスコ「ミキティーにあいたい」 す  「ばぁばとじいじ

グッズをつくると組織はめちゃくちゃ活性化する

最近、コミュニティでTシャツをつくりましてね。すっかり私服になっているわけなんですけど、着ていると元気が出ますね。 オリジナルグッズ制作は完成した達成感だけでなく、組織マネジメント観点でも色々いいことがあるので今日はメリットを整理してみようと思う。 ■メリット①エンゲージメントがあがる オリジナルグッズは組織へのエンゲージメントを自然に高めてくれる、グッズは生活の中の見えるところに入り込んでくれて、勝手にPR活動をしてくれるんですよね。 ■メリット②プロセスそのものが

【日記】ムスメがお友達のクリスマス会に招待された話

今日はムスメのお迎え当番だったので、車を運転して学童に迎えにいってきた。田舎は17時になるともう真っ暗だ。うちは小学校と中学校と学童が並んでいてアクセスが良いので多くの子が学童を利用している。 学童は運動場も校舎も大きくて、ムスメにとっては天国のような場所らしい。宿題を雑に終わらせると文字通り日が暮れるまで仲間と遊びまくっているようだ。 さて、今日も息子を肩に担いで玄関に向かうと、女の子が二人やってきた。 ムスメはまだ教室から出てこない。 たしかクラスメートの子だ。彼

『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』は本当か?

今回のタイトルは上司からおすわけ頂いた問いだ。『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』もともとぼくも知っている、ドイツのビスマルクさんの言葉だ。 ぼくは、30歳をすぎてはじめて歴史に興味を持った。きっかけは歴史小説家の伊東潤先生の作品を通してなんだけど、歴史から教訓を得て今を生きることの大切さを学んだ。好きな歴史上の人物は『今川氏真』だ。 ※え?誰?というひとは↓の本を読んで欲しい。 歴史は確かに、様々な気づきをあたえてくれる(ぼくの知る世界は小説と大河ドラマくらいだけど

ひとは『秘密のドア』の向こうに何を求めているのか

コロナが落ち着いてから、多くのひとの生活がまた変わろうとしている。仕事もオンラインからまたリアルへの動きが起こっていたりね。 ぼくもリモートワークが中心の生活から、また顧客訪問やセミナーに呼び出されることが多くなってきた。ランチや飲みに行く機会も徐々に増えてきそうだ。 ちょっと前まではオンラインが社会とつながる大事なツールだったのに、最近は日常を離れるための秘密のドアになっているのかもしれない。 コミュニティ内のコミュニケーションも変わってきた。おはよう、おやすみを言い