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社長の弘道館留学 はじめました

わたくし、アーキテクトタイタン共同主宰 河原司は、2018年6月1日より、京都の学問所 有斐斎 弘道館へ留学をすることになりました。

江戸時代からの学問所である弘道館を現代に復興された場所です。そして茶道、和歌、能に関する講座を「チャカポン(井伊直弼のあだ名。茶の湯と和歌、ポンとなる能の鼓)」といて開催されています。(詳細Wiki

かねてより、館長の濱崎加奈子先生や、自称 弘道館 庭師の太田達先生と親交を重ねたり、プロジェクトをご一緒してきたりしました。今回、改めて、河原がチャカポンを初めとする日本文化のことを改めて学び直したいと思い、また周りの皆さんの後押しもあり「社長の弘道館留学」の体験入学許可をいただきました。

さて、6/1の初日、朝に弘道館にいきましたら、いきなり最初の試練。太田先生よりハサミを渡され、この前に見えますトクサの下に生えるドクダミなどの下草をカットして、すっきり見せるように、という課題。しかも「ここの処理で遠目からの印象がすごく変わるよ」と一言つき。茶人に丸投げされる課題として、これだけ試されているものはありません(笑)

(上)他の部分のてきぱきメンテナンスをしながら丸投げする太田先生

とはいえ、かつて「華道 嵯峨御流」を少しだけ習ったことがあり、枝の整理をするということを教えてもらったことを思い出し、さらに家の庭木で少しは練習していたので、なんとか取り組む。シンプルにいうと要は重なってごちゃごちゃしてたり、向きがすっきりしないところを切っていくって感じなのですが、これはまあほんとにおもしろい作業です。太田先生がおっしゃるように空気がすぐに変わりますから。

そして、またこのあと2日目には「信仰からみる京都 ー後白河法皇ー」と、「源氏物語はどのように読まれたか〜『河海抄』を読む〜」を受講したのち、太田先生のおつきで、チタニウムでできた数寄屋「智探庵」を訪問させて頂きました。濃い日々をすごしております。

この6月は体験留学中です。この1ヶ月でわたし自身もですが、弘道館さん側からも、留学生にふさわしいか試されています。これで無事お許しがでれば、1年間かけて、チャカポン(茶・歌・能)の基礎を身につけることを目指してがんばります。

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