お騒がせしているピンクの5人組について、身内のひとりとしてちゃんと書きます

京都伊勢丹20周年記念イベント

この写真、しばらくタイムラインを賑わしたかと思います。わたしも何度となく、尚子ちゃん(妻)がうつってるピンクのあの写真なにあれ?と多くの方に聞かれて参りましたが(笑)この写真を撮るために集まったわけではなく、ジェイアール京都伊勢丹20周年の目玉として企画された、展覧会というかイベントというかお祭りというか、そういうものの告知として作られたものでした。

『こころい』数寄と今様の世界 9/6〜9/12

ジェイアール京都伊勢丹20周年プロジェクト 京都の5人の女性クリエーターによる茶の湯イベント『こころい』
http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/floorevent/1707cocoroi/

というイベントにとうとう結実し、ただいま開催中です。

クリエイターは書家の川尾朋子さん、お菓子家の鈴鹿可奈子さん、写真家の八木夕菜さん、染織家の吉岡更紗さん、陶板画作家の河原尚子の5名。ながーい準備時間をかけていたこのイベントがたった1週間。ほんとに良い意味でのお祭りですが、それが現在開催されています。5人の本気の競演をぜひ見て頂きたいです。おざなりの5人のジョイントユニットみたいなのとは、全く違います。(ただの寄せ集めに見える人も多いでしょうけど、ほんまに違います)


足かけ2年 - 京都伊勢丹さんの熱い思い

実はこのメンバーに声をかけたのは、河原尚子でした。今までにSIONEの催事を京都伊勢丹さんで何度もさせて頂いている中で、今後の新しい企画についてそのたびにいろいろとお話してしてきていたのです。そう思うと、この企画が実現するまで足かけ2年以上の道のりがあったのだな、と。

アーキテクトタイタンもSIONEの催事に「Taitan Furniture」の什器を使って頂いていたこともあり、ここに至る経緯はずっと見てきていました。

せっかくの20周年。そして伊勢丹と言えば新宿本店は本当に日本の百貨店の中心ですが。そうじゃなくて、京都の伊勢丹ならではの提案をしていきたい、というお店の方々の熱い思いがありました。わたしも端から見ていてその熱気をヒシヒシと感じておりました。

絶妙の人合わせ

身内のことを褒めるのはお恥ずかしいですが。しかし、今回の人合わせは本当に絶妙だと思っています。彼女たちに共通しているのは
「自分で立っている人」
「自分が何者かはっきりと認識している人」
「何かを背負っている人」
「そしてそこから飛びだそうとする人」
という気が致します。

5人のことば

聖護院八ッ橋の鈴鹿可奈子さんは、オープニングトークで「私は普段は経営者です。だからクリエイターという枠に入れてもらうのがいいのかわかりません。でもこの企画でできることはあるとおもったし、やろうと思いました。」と。

書家の川尾朋子さんは「京都生まれでない私がこの場に入れてもらえるのは本当に嬉しいこと」と一言目に。今や京都を代表する書家で、京女すら代表するひとりですが、実は出身は京都ではないのです。それを一言目に発すること。すごい勇気だし、覚悟だと思いました。

染織家の吉岡更紗さんは、草木染めという自然を相手にするものとして、季節や布たち、それらは生きもので。それに向き合う職人と芸術家としての言葉がにじみでていたのが印象的。

写真家の八木夕菜さんは、トークではとても緊張していたけれど。それも含めて、彼女の繊細な感性をそっくりそのまま表しているようで。もともと建築デザインに関わっていたものと、その建築が無くなる喪失感など、作品と人のつながりを強く感じる言葉が紡がれていました。

そして河原尚子は、本人は器用貧乏とよく言っててしゃべることたぶんいっぱいあるんだけど、「プロジェクトの途中に出産を経験しました」ときっちり言うたことは特筆すべきことかなと。「焼き物は1000年以上残ってしまうもの。子どもを育てる中で、それが受け継がれる先のことがよりリアルに思えた」と。

次女0歳4ヶ月。がっつり妊娠中にプロジェクトを進め、実は上のポスターは出産後わずか1ヶ月後に撮影。現場は娘が同伴で、合間合間に授乳をしてました。そしてスタッフや、他の4人に交互にお世話してもらってたようです(ありがとう)さすがに体型は戻ってないので、私は「とにかくそれを隠してもらいなさいってリクエストしなさい」と家を送り出しましたw

自分が代表として表に出ることを覚悟した人たち

自分が何者で、自分の立場をわきまえた上で、どうはみ出すかを考えている人。自分の仕事はきっちりとする人たち。そして、自らが代表として顔として、表に出るという覚悟をした人たち。
この覚悟って実は一番重いのかもしれない。だってそれは責任が伴うことだから。批判を受けるということだから。褒められることもあるが、傷つくこともあるわけだから。それを受け入れた5人。そしてアラフォーw(それもいろいろ覚悟いるやん、女性として)だからこそのこの迫力。なのだと私は思っています。
ただ美しいという言葉で片付けられない、貫禄というのが褒め言葉かわかりまんが…覚悟のようなものがにじみでていた写真のように思います。


そして迎えた当日の写真。

みんなやりきったあとの、お祭りに臨む、解放されたような、華やかな笑顔の写真で写っている姿をみて。「ああ、このきっかけでがっつり一緒に仕事をするようになった5人が、なにかをやり遂げはったのだな」と。私は非常にこころやすらかな思いになりました。

イベントの様子はDigistyle 京都で

いくつも記事に取り上げられて頂いているようですが、今のところ一番会場の様子がわかるのは、こちらのデジスタイル京都さんの記事かなと思います。ぜひご覧ください。

https://www.digistyle-kyoto.com/magazine/10697

この、こころい、だけでなく、20周年のジェイアール京都伊勢丹。
つまり、京都駅ビルも20周年なわけですが。
京都人として、いろんな思いを感じる場所だと思います。

そして、身内のひとりからのお願いとして、ぜひ、この5人の覚悟に触れに、会場に足を運んでやって下さい。どうぞよろしくお願い致します。

オフショットを少々

メインビジュアル作成チームとジェイアール京都伊勢丹のみなさま。衣装は鷲尾華子さん。この写真でのスタイリングは清水けいこ(signo)さんです。


そして、フォトグラファーのHal Kuzuyaさん。河原尚子。次女のイト(0歳1ヶ月)


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

2

デザイン「か」

これが「デザインか!」という驚きと、これも「デザインか?」という考察を、領域を超えた「デザイン」のことについて書き連ねます。とかいいながら、語源は河原の「か」ね。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。