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気になったノートたち

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保存して読み返したいノートを集めました。とくに決まったテーマはなく、気になったものを保存していきます。
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#コラム

【コラム】 新型コロナ対策:想定死者数の公開是非の議論をめぐって  〜科学の助言と政策決定のよりよい連携の機会に〜

<感染拡大防止のコミュニケーション>, <コラム> 15th. April 2020  小出重幸氏(日本科学技術ジャーナリスト会議理事、元読売新聞編集委員)によるコラムです。 予測死者数は、なぜ公開されていなかったのか  4月15日、厚生労働省の新型コロナウイルス・クラスター対策班の専門家は、人と人との接触を減らすなどの対策をまったく取らなかった場合、日本国内で41万8千人が死亡する可能性があると指摘しました。重篤な患者は85万人を超え、その49%が死亡するという衝撃的な予

ごく普通の会社員が365日noteを書き続けたらどうなったか

noteの毎日更新を始めてから、今日でとうとう365日です。シンプルに、うれしい! でもね、厳密に言えば、始めのころは24時間以内に更新していたわけではありませんでした。最初の2か月くらいは、自分が起きてるあいだに1投稿できればOKというルールでやってました(今は24時間以内に書いてます。なぜならnoteからの〇日連続更新おめでとうメッセージが嬉しいから)。 1度だけですが、起きてるうちの投稿すら出来なかった日もありました(翌日に2記事アップしました)。 写真のみの投稿

イチローの言葉とGoogle機械帝国

イチローの引退記者会見はリアルアイムで観ていたのですが、印象に残ったのは、メジャーリーグの野球について語っていたこの言葉です。 この言葉を聞いた糸井重里さんが、こんなツイートをしました。 イチローの発言を受けて、そして糸井重里さんの言葉も追い風になったのか、Number975号は「イチローが戦ったメジャーの「変質」」というタイトルでコラムを掲載しました。 詳しくはコラムを読んでもらいたいのですが、このコラムに書かれているのは、以前は自分のプレーの振り返りに使われていたデ

「スポーツと暴力」について考えた2日間-NON VIOLENCE PROJECTトレーナー講習に参加して-

先週の土日は「NON VIOLENCE PROJECT」が主催するトレーナー講習会に参加してきました。 NON VIOLENCE PROJECTとは、1993年に設立された、ジュネーブに本部をおく教育NPOです。ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、オノ・ヨーコ、リオネル・メッシをはじめとする世界中の約100人の著名人・団体が活動をサポートし、FIFAと連携し2010年サッカーWカップ・南アフリカ大会での「NVP平和教育サッカー教室」、レアル・マドリードとのコラボによるス

みんなで作った #SAJ2019 (スポーツアナリティクスジャパン2019)

1月26日(土)に「スポーツアナリティクスジャパン(SAJ2019)」を実施しました。当日は900人以上(!)の方に来場頂き、大盛況でした。スタッフの1人として、とても嬉しかったです。本当にありがとうございました。 当日の様子は、来場いただいた方々に、Twitterでツイートして頂きました。今回は前回とは比べ物にならないほど、ツイート量が多くて、嬉しかったです。Togetterにまとめさせて頂きました。 個別のセッションについては、日本スポーツアナリスト協会のWebサイト

昔書いた統計テキストについて語っておきましょうか

実は,本のタイトルをつけるのが苦手なのです。 これまで何冊かの本を出版しているのですが,たいていタイトルをつけるのが最後になってしまいます。あれこれ悩んで,もう最後は「なんでもいいです」という気分になってしまいます。 タイトルお任せ新書も,原稿を一通り書き,校正も終わったくらいのタイミングにもかかわらず,タイトルは決まっていませんでした。いつもと同じです。 最後は「お任せします」ということでこうなりました。 キーワード盛り込み今から十数年前の2004年,この黄色い表紙の

HGS(握力)と性格?

学生のとき,体力テストを受けましたよね。そのとき,握力はどれくらいでしたか?覚えていますか? e-statで「握力」を検索してみましょう。e-statは,国が集めている各種統計資料のポータルサイトです。 「体力・運動能力調査 / 平成28年度」というファイルが見つかりましたので,Excelファイルをダウンロードしてグラフを描いてみます。 18歳と19歳のところが少々怪しいのですが(サンプルも少なめ),だいたい成人男性で46〜48kgくらい,成人女性で26〜28kgだとい

これからの書き手には「国語力」よりも「感情力」が必要だ

 学校の国語の授業で、こんな問題を解かされたことがあるだろう。 「下線部のときの主人公の気持ちを書きなさい」  おもしろくもない小説を読まされて、主人公が思っていることを書かされる。そこで先生が用意したものと違う気持ちを書いてしまえば「✕」だ。主人公の気持ちには「答え」があって、それに合わせないといけない。  ぼくらが国語の授業で習ってきたのは、こうして相手の気持ちを汲みとり、空気を読み、他人に合わせることだった。自分がどう思うかは関係ない。とにかく先生の用意している「

「サッカーのアナリストになるには、どの大学に入って、どんな学部で、何を学ぶとよいのか?」という質問に答えました。

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