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マーベル作品大好きマンが、マーベル映画の良さを、段階を踏んで説明しよう その①

ここ10数年追いかけてきた、マーベルスタジオの映画作品群について、いろんな場所で勧めるたびに「それnoteに書いて」と言われたので、重い腰を上げてマーベル・スタジオの映画作品の紹介をするマガジンを作ってみました。

もはや知り合いには散々話してる内容な気がするのですが、ここに書くことでまだ見ぬ誰かに届くと信じて、好き勝手に書きなぐってみようと思います。偏愛に満ちたマガジンになりそうですが、「ネタバレしない」ことを一番のバリューとして、「マーベル映画に興味はあるけど、ネタバレが怖くてどこから情報を得ればいいのかわからない」人に向けて書こうと思います。気になった方はぜひマガジンをフォローしてみてください。

このマガジンの記事ではデザインについても音楽についてもマーベルが関わらないものは触れないぞ!!


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このマガジンの記念すべき第一回のネタについてどうするか悩んだんですが、アメコミって全部マーベルじゃないの?って人とか、そもそもマガジンのタイトルになってるMCUってなんなのよって人も多そうなので、基本的なところから説明していきたいと思います。

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そもそもマーベルって何なの? アメコミのヒーローは全部マーベル?


はい。まずはこれです。

アメコミ映画ファンには、マーベルという存在が大きすぎて、ついつい説明しないで語ってしまいがちなんですが、マーベルがなんなのか知らない人も多いみたいなので、まずはマーベルとはなんなのか、簡単に説明しましょう。

マーベル(MARVEL)というのはアメコミの出版社の名前です。

スパイダーマン、X-MEN、ファンタスティック・フォー、アイアンマン、ハルク、ベイマックス(原題はビッグヒーロー6)、ブレイドなどなど、、、映画化もしてる多数のヒーローを生み出しています。日本でいうとジャンプみたいなブランドですね、適当に言っちゃうと。

これらのヒーローたちは、それぞれが独立したタイトルのコミックスを持っていますが、タイトルを超えて簡単に共演してくれるし、時にはそれぞれのキャラクターの成り立ちに関わるくらい密接に、そして複雑に関係しています。アベンジャーズのようなチームアップも、映画オリジナルではなく、原作からすでにああいうことをする作品なのです。アイアンマンとキャプテンアメリカが同じ画面に映るのは、コミックスファンからしたらルフィとゾロが同じ画面に映るくらい自然なことです。

ちなみに、バットマンやスーパーマンやワンダーウーマン、アクアマンなんかはマーベルのライバルのDC社から出版されています。なのでバットマンやスーパーマンはアベンジャーズに入ることはありえないし、彼らは基本的に出会いません。DCコミックスはDCコミックスの世界で共演します。

DCもDCで素晴らしいんですが、そこまで語ると本当にキリが無くなりそうなので一旦「違う出版社もある」ってことだけ覚えてあとは忘れてください。DC以外にも多数の出版社が存在します。

早速が話がそれてしまいました。。。上記のようにヒーローコンテンツ持ちまくりのマーベルですが、経営難の時期に映画化の権利を映画会社に売っちゃっていて、ヒーローの映画化権は様々な会社がバラバラに持つことになりました。この権利問題があるため、基本的に2000年代前半までのマーベルヒーローの映画は漫画のようなヒーロー同士の共演はありません。例えば2000年前後のマーベルヒーローの映画といえば、スパイダーマンやX-MENが大ヒットした記憶があると思いますが、彼らは基本的に共演することはできませんでした。寂しいですね。


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MCUって何?


経営難だったマーベルは、映画化権を売った映画会社たちがマーベルヒーローの映画で成功しているのをみて、「映画の権利売るんじゃなくて、自分たちでキチンと映画部門作って映画成功させようぜ」という姿勢になっていきます。

自社で権利もしっかり管理して映画を作れば、原作の再現に関してもより徹底して監修できるし、うまくいけば原作のように他の作品のキャラクターも共演させられますからね! そういった企みもあり作られたのが、マーベル社の映画部門"マーベルスタジオ"です。マーベルスタジオは、設立してまず最初に「アイアンマン」の映画化を果たしました。

この一作目のアイアンマンは、結構な手探り状態で撮影されたようです。どれくらい手探りかというと、撮影開始時にまだ脚本が完成していなかったらしく、映画に出演したジェフ・ブリッジズが「まるで学生映画のような現場だった」と表現したのは有名な話です。

この作品以降、マーベルスタジオの映画は立て続けにヒットを飛ばし続け、それぞれの映画に他のヒーローの要素を小出しさせ、それぞれの映画を原作のように関係させて連綿と作り続けていきます。マーベル映画の何がすごいって、プロジェクトの中の一本でもコケたら頓挫しかねない、映画と映画が繋がっていく「映画のドラマ化」とでもいうような壮大なプロジェクトを走りきったところがめちゃすごいのです。これらの作品群の世界は「同一の宇宙に存在するヒーローの作品群」という意味で「マーベル・シネマティック・ユニバース(略してMCU)」と呼ばれるようになります。


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映画と映画がつながっている。


この"ユニバース"という表現がまた最高なので、ちょっとここ語ります。なんでユニバースという表現をしているかというと、原作のマーベルコミックスは基本的に多元宇宙的世界観の元に物語が展開されているので、そこを汲み取ってユニバースという言葉を選んでいるのです。コミックスでは基本となる世界を「アース616」と呼び、その他の外伝的なパラレルワールドがいくつも存在する設定なんですね。このシネマティックユニバースも、そういうパラレルワールドの一つ という位置付けで、一応シネマティック・ユニバースの世界は「アース199999」と定義されています。

また、多元宇宙的世界観を最初から示すっていうことは別宇宙の存在も今後ありえるっていうこと!? なんでもありやん! などとファンは邪推してしまいます。勝手にワクワクがとまりません。言葉一つでワクワクしているわけですからチョロいですね。

少し話がそれましたが、このMCUの作品群が、今世界中で映画ファンやアメコミファンが熱狂しているいわゆる「マーベル映画」です。エンドゲーム の評判がすごいから一から見始めたいんだけど、どれから見ればわからない という人は、このMCUの作品群を順に見れば大丈夫です!

というわけで、壮絶なMCUマラソンをしたい人のために、MCUの作品を時系列順に貼り付けていこうと思います!!! 

このマガジンもMCUのような壮大なプロジェクトにはかけらも及びませんが、できるだけ多くの人に届くよう一本ずつ紹介するマラソンを続けるつもりです。そんなマラソンの第一歩であるこの最初の記事ですでに興味を持ってくれた人はこの順番に見れば大丈夫!!!

数に心が折れないように、気をしっかり持ってスクロールしてください!


フェイズ1


1.アイアンマン(2008年公開)

2.インクレディブル・ハルク(2008年公開)

3.アイアンマン2(2010年公開)

4.マイティ・ソー(2011年公開)

5.キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー(2011年公開)

6.アベンジャーズ(2012年公開)


フェイズ2


7.アイアンマン3(2013年公開)

8.マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2013年公開)

9.キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー(2014年公開)

10.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年公開)

11.アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年公開)

12.アントマン(2015年公開)



フェイズ3


13.シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年公開)

14.ドクター・ストレンジ(2016年公開)

15.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年公開)

16.スパイダーマン:ホームカミング(2017年公開)

17.マイティ・ソー/バトル・ロイヤル(2017年公開)

18.ブラック・パンサー (2018年公開)

19.アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年公開)

20.アントマン&ワスプ(2018年公開)

21.キャプテン・マーベル(2019年公開)

22.アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年公開)

23.スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム(現在公開中)



以上23本!!

本当は一本ずつ一言感想とか見所書こうと思ったけど私の方が心折れました!!

そして前提知識についてもまだまだ書きたいことだらけなので、このテーマ自体ももうちょっとだけ続きます!

それ書き終わったら一本ずつネタバレしない程度に、オススメしていこうとおもいます。

乞うご期待

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