himejyanome

研究したことをまとめるのは、自分の理解と記憶以外にも第三者が見てくれることが動機の一つ…

himejyanome

研究したことをまとめるのは、自分の理解と記憶以外にも第三者が見てくれることが動機の一つなのだけれど、ネットに公開すると弊害がある。 そういうわけで、ネット上に全体公開することじゃないなと思うことは有料記事にすることで意欲を保つことにしました。 値段設定は私の公開したくない度です。

最近の記事

働いたことで手に入れたものと、職を失っても残っていた豊かさ

3年程前に10年務めた職場を辞めました。自分の持っている能力に対して求められるものが違い、求められることに応えようと努力したところ負荷が大き過ぎたことで周囲とのコミュニケーションが不足し、孤立して職員間の虐めにあったことが原因でした。 上はその職場を辞める直前に自分が自分の日記に書いていた文章です。在職中は仕事のこと以外にはエネルギーを注ぐことができませんでした。仕事自体が何か自分にエネルギーを補充できるものにできたらよかったのでしょうが、それどころじゃありませんでした。

    • ミヤマシジミの低温処理における条件ごとの斑紋異常の傾向について

      ミヤマシジミの低温処理において、斑紋異常を引き起こすために重要な条件は、低温刺激を与えるタイミングであると言われている。 しかしこれまで低温処理を行ってきた中で、低温刺激を与えるタイミングは同じものであっても、低温処理時の条件を変えた場合に斑紋異常の発現に大きな違いが出ていることに気が付いた。 そこで、他の条件が斑紋異常の形成に与える影響について調べるため、複数の条件で低温刺激を与え比較したところ、斑紋異常の傾向に明瞭な差が見られるものがあったためここに記しておく。 低

      有料
      500
      • ホソオチョウの個体差と発生地

        ホソオチョウは1978年に東京で初めて確認された外来種だそうです。 薄っぺらい翅で、風が吹くと飛べなくなるような飛翔力のない蝶なのに、数年のうちに地理的に離れた場所に生息していることが確認されたとのことだから、この綺麗な蝶が自分の家の近くにも飛んでいてほしいと願った人がたくさんいたのだと思います。 今では外来生物として駆除の対象になるような蝶ですが、当時は保護活動や、天然記念物に指定しようという動きもあったとか。 とはいえ、人為的放蝶による局地的な発生のために近隣との遺伝子

        有料
        1,000
        • ムシャクロツバメシジミの採集場所と飼育方法

          ムシャクロツバメシジミは愛知県名古屋市に定着している外来の蝶です。 動きはクロツバメシジミと同じく緩慢で、地を這うタイプの食草に執着するので大変捕まえやすく、発生場所も限られています。 小さくて地味な蝶ですが、狭い範囲内でも結構変異があって面白いです。 地色がベージュっぽいものもあれば、灰色っぽいもの、白いものもいます。 青紋も入ったり入らなかったり。 大きさも翅の形も黒紋の大きさもかなり差があります。 2013年に確認されて、2014年の春にはネット上で定着地の地図

          有料
          300

        働いたことで手に入れたものと、職を失っても残っていた豊かさ

          クロコムラサキの採集地と採集方法

          普通コムラサキは茶色地に橙紋の蝶なのですが、劣性遺伝で黒地のものが現れることがあります(↓画像右側)。これをクロコムラサキと呼んでいます。 褐色のコムラサキは全国に広く分布するのですが、クロコムラサキの分布域は限られ、多く見られる場所は主に本州中部付近に集中しているようです。特に奥能登のコムラサキは劣勢遺伝子100%で、クロコムラサキしかいないとされています。 長野県の山なんかでコムラサキを見る時は、だいたいそこらじゅうコムラサキが飛び回っています。目線の高さまでびゅんび

          有料
          1,000

          クロコムラサキの採集地と採集方法

          ミカドアゲハの採集・飼育方法について

          かつては高知県が分布の最北端として生息地が特別天然記念物に指定された蝶ですが、今は愛知県まで北上しています。 愛知県の生息地についてはすでに情報が出回っているので、時期になると採集者と撮影者が集まります。採集者や撮影者間の争いも醜いですし、花に集まるミカドアゲハを狙って隣接する畑に侵入する人もいたため、地元の人との関係もよくありません。 私のようにどんくさい採集者はだいたい採集合戦に勝てないのですが、どんくさくてもどうしても愛知県のミカドアゲハに会いたいという人のため

          有料
          1,000

          ミカドアゲハの採集・飼育方法について

          ミヤマシジミの低温処理

          ミヤマシジミは低温期の雌の翅表に青色の鱗粉が現れますが、飼育下でも低温刺激を与えることで同様に低温期型や斑紋異常が現れることが知られています。 ↑の記事の663体について低温処理を行った際の方法と発現した斑紋異常についてまとめておきます。 低温処理の方法蛹の回収から羽化までは次の方法で行いました。

          有料
          500

          ミヤマシジミの低温処理

          ウラナミジャノメ 飼育

          愛知県の一部地域のウラナミジャノメは過剰紋が発生しやすいことで有名です。 この傾向は遺伝的なものらしく、飼育でも同様に過剰紋の個体を得ることができます。 現地母蝶から採卵したものの飼育方法について書き記しておきます。

          有料
          100

          ウラナミジャノメ 飼育

          イボタガの採集場所と飼育方法

          イボタガは春の三大蛾の一つです。 春一化、しかもまだほとんどの虫が活動を始める前に発生する大型美麗種ということもあって、人気があります。 私も大好きなのですが、採集するための障害はこの蛾が夜行性であるということです。特に女性は夜に山を出歩くのが難しい。心配されて家族に外出を許してもらえないこともあるし、人気のない自然豊かな場所で探索することになるので実際に危険です。 そこで、それでもイボタガに会いたい人のために、候補地として愛知県のイボタガの採集場所を紹介します。ただし

          有料
          1,000

          イボタガの採集場所と飼育方法

          ヒメジャノメ 飼育

          9月2日 採卵 日当たりの良い窓際に吹き流しを吊るし、庭のチヂミザサを水を張った容器に活けたものを入れ、母蝶1体を中に放しました。 産卵する場所については統一性が無く、水際からネットの天井部分までいたるところに産卵しました。 確認できた卵は保湿した容器に回収し孵化まで保管しました。 9月5日 孵化

          有料
          100

          ヒメジャノメ 飼育

          ミヤマシジミの大量飼育について

          ミヤマシジミの大量飼育の記録です。 6月14日 採卵 7月3日 終齢~蛹

          有料
          100

          ミヤマシジミの大量飼育について

          スギタニルリシジミの飼育

          藤食いのスギタニルリシジミの採卵から蛹化までを記録しておきます。 4月25日 採卵 4月27日 5月3日 5月5日 5月9日 5月10日 5月13日 5月26日

          有料
          100

          スギタニルリシジミの飼育