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深セン華強北の無人コンビニ『百鮮GO无人超市』

深圳の電気街・华强北にある無人コンビニ『百鲜GO无人超市 华强北店』に行ってみました。店舗の出入口ドアで認証を行う天虹 Well Go とは異なり、こちらの百鮮 GO は店舗の入退場自体は自由で、冷蔵庫ドアのロックで認証する仕組みです。

商品は、飲み物やお菓子、おつまみ、チルドの食料品限定のようです。値段は高くないです。

店内には冷蔵庫が並び、すべてドアに固有の QR コードが貼付してあります。
(1)スマホの微信・支付宝 Alipay で QR コードを読み取って、ドアロックを解除。
(2)冷蔵庫から商品を取り出す。
(3)冷蔵庫のドアを締めたら、取り出した商品を判別して決済完了。
お手軽です。

商品にはすべて RFID タグが貼付されています。光にかざすとアンテナが見えます。コーラ 600ml が 2.8元(50円)です。安いなー。もっと安い商品もあります。

冷蔵庫内の右側に見える白いボックスが、商品の在庫状況を把握するための RFID アンテナのようです。冷蔵庫のタイプが何種類かあるようで、右側にアンテナが見えるタイプと、奥にアンテナが隠されているタイプがありました。

商品を取り出してドアを締めて数秒で、スマホに決済完了通知が届きます。

冷蔵庫のドアを開けたときに認証していますから、ちゃんとドアを締めないと、あとの人が勝手に商品を取り出せてしまいます。ドアを開けっ放しにすると、ちゃんと締めるように通知が来ます。中国語ですが。

この百鲜 GO 无人超市 http://www.bxw1.net/ は、深圳以外に北京・天津などすでに10都市に展開しているそうです。华强北店は、华强北店のメインストリート歩行街沿いにある路面店です。下記地図の上部にある地下鉄の华强北駅近くのビル「广博现代之窗大厦」の1階にあります。立地も良いのでお客さんも多くて賑わっており、頻繁に商品も搬入していました。

低単価の商品もあり、いくら人件費を削減できているとはいえ、現時点で RFID タグ代もペイできているのかは、疑問です。そのうち RFID がもっと安くなるのかな。

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