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深センの無人コンビニ『天虹 Well Go』喜年中心店

中国・深センには、いくつかの無人コンビニがあります。2017年12月に、無人コンビニ天虹无人便利店 Well Go の2号店「喜年中心店」ができたそうで、1号店よりも福田からも近い2号店に行ってみました。

店内は普通のコンビニと同じような商品が並んでいます。駅コンビニくらいの広さで、商品のバリエーションも豊富です。値段も高くない印象です。

商品にはすべて RFID タグが付いています。タグをよくみると RFID のアンテナが見えます。

以下のようなフローで商品を購入します。

(1)店舗入口のドアを微信 WeChat で認証してロック解除(たぶん、セキュリティのため? 客として eligible か確認してるのかな)
(2)ふつうのコンビニと同様に、商品を棚から取り出す
(3)決済ブースの入口ドアを再び微信 WeChat で認証してロック解除(こんどは決済者アカウント特定用)
(4)天井にあるアンテナ(下記の写真)で、決済ブースに持ち込まれた商品の RFID を読み取って、購入商品を確定
(5)WeChat Pay で決済が完了したら、店舗出口のドアのロックが解除される

Amazon Go のようなハイテクではなくて、日本の GU などにもあるような RFID ベースの無人レジの仕組みと似たようなものですね。RFID タグ1枚あたり10円かかっているとしたら、商品の単価によっては赤字になりそう。いまは技術のデモンストレーションが目的なのか。それとも、深センだから、激安 RFID が確保できているのかな。

この無人コンビニ天虹 Well Go 喜年中心店は、地下鉄の车公庙站の近く中国工商銀行の入ったオフィスビル1階に(ひっそりと)あります。下記の地図の中心あたりです。無人店舗なので、呼び込みも何もありませんから静かです。

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