トリガーポイントとは何か?

施術をしていると、押しているところとは別のところに痛みが飛ぶ、と言われることがある。これはトリガーポイントで説明ができるというのは知っていたけど、トリガーポイントとは何なのかをしっかり学んだことはなかった。

そこでこちらのページを参考に理解を深めることにした。

トリガーポイントとは?

例えば腕が痛いと訴える人がいるとする。

その人の腕を施術しても改善しない場合、腕の痛みは関連痛であり、本当の問題は別の場所にある可能性がある。

その本当の問題がある場所のことをトリガーポイントという。

腕に関連痛が現れるトリガーポイントは首(斜角筋)にある。本当の問題は首ということになる。

トリガーポイントの特徴の一つに、痛みの再現がある。

つまり、首のトリガーポイントを押すと、普段感じている腕の痛みが再現されるということ。

なぜトリガーポイントは関連痛を引き起こすのか?

簡単に言うとトリガーポイントからの痛みの信号を、別の箇所からの信号だと脳が誤認するということらしい。
つまり本当は首が痛いのに、腕が痛いと脳が勘違いしているということ。

臨床上での意味は?

ということは、腕が痛いという人に腕をほぐす施術をしても効果がない。トリガーポイントを見つけ出して、そこを改善する必要がある。

改善とは具体的に言うと?

簡単に言うとトリガーポイントは血流不足によって起きる。なのでトリガーポイントへの血流を改善すれば良い。整体師としては筋肉を揉みほぐしたり骨格を調整して自律神経の働きを活性化させる、というところか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?