所詮……

自分のなかだけで留めておくことが少しずつ減っていって
友達に言ってしまいたくなることが少しずつ増えていく
後ろめたいことも恥ずかしいことも
秘めた暗めカラーな精神状態も

所詮、ビジネスパートナーだと割り切れたら
所詮、数年限りの友人と割り切れたら
所詮、セフレだと割り切れたら
所詮、生活を共存している群れだと割り切れたら

いつまで続くかも分からない環境にすがっておくのはきっとダサいんでしょ

人生もっともっと楽に生きれるんだろうな
と思っていたら
急に世の中の全てが割り切れてしまって
今まで見えてこなかったものや
見たくなかったものに対する視界がだんだんと開けてきてしまって

とてつもなく面白みのない人生が
残されているだけになっていたのだとしたら
それはそれでまた逃げたくなってしまう

自分の中だけで留めておくものは
誰にも見せることなんてないのに
考えることを中断しているように見せかけている

所詮、惜しいから
ちょっとだけ追い求めたくなる
ちょっとだけ連絡してみたくなってしまう
無視無視無視無視
未読無視
もうそれ終わったんだから
そんなもったいない精神捨てなきゃ格好悪いでしょ
最後には自分が傷つくだけなんでしょ

若いんだからたくさんのコミュニティを作って依存先を増やしておくといいよ
将来的に割り切っていけばいいっていう
それだけの話

手広くいろいろなものを繋ぎとめておけば
大嫌いな孤独ともおさらば出来るかもしれない
切りたくない
切られたくない
独りになんてなりたくない
今の快適さを失いたくない
だけどもっともっと刺激を欲しがってしまうから

所詮、結局すべてが割り切れなくなってしまったってだけのお話でした。

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