『あ、かっこいいジャケットだな』とレコ屋で目が止まったCDを手にとった時、帯に『ソ連崩壊後に宇宙ステーションに取り残された宇宙飛行士の孤独をコンセプトに据えた待望のアルバム！』等と書かれているとテンションが上がります。

最近、今受けておりますミスiDに関連するようなテーマで文を書くことが多く、自分の精神面を吐露する意味ありげなnoteばかり書いていたので、久々に好きな音楽について書いていこうと思います。

誰のためか？いや、誰のためでもありませんが何か？私が私が好きなもの語りたいだけですが何か？

何か問題でも？

非常に趣味に偏りがありますが、偏ってるからこそ、『その音楽私も好き！』『その音楽良いね！』ってちょっとでも共感してくれる人はとても貴重。共通点を見つけると急速に距離を縮めてくるオタク特有の性質を私は持っております。故、ちょっとでも共感出来れば私とあなたの心の距離が北極と南極から北海道と沖縄くらいまで縮まるかもしれませんよ？縮めよう心の距離。

というわけで、元気がない時ここ一年くらいいっつも聞いてる音楽ベスト3語っていきます。

Let's go

1songhoyblues

アフリカマリ共和国出身4人組。デザートブルースミュージックグループです。バンドは、内戦とシャリア法の施行中に家を離れることを余儀なくされた後、バマコで結成されたそうです。

京都でいつまでも世界はというサーキットフェスの主催をされていらっしゃる西島衛さんが教えてくれたバンドです。たしかにブルースなんですけども、民族的な複合されたリズムの面白さを感じられる所が好きです。

ポリリズム(複数の拍子が同時進行で動いていく変拍子)を意図的に譜面上でやっていく事はできるんですが、そもそものリズムのバラバラ感から生み出すグルーヴって無理やり作り出すものではなくて各々が各々好きなように揺れていく中で気持ちよく生まれるものなのかもしれないなと思わせてくれます。

三拍子を最初にやりはじめた人はきっとそれが三拍子だと思わなかったはずです。譜面上のルールや理論とは全て偶発的に生まれた音楽の気持ちよさに後から理由づけしたもの。

一緒の動きをしていなくたって一緒だよ、おんなじところで手を叩けなくてもおんなじだよ、そんな風に歌っているように聞こえます。

2Yoni Rechter

イスラエルを代表するシンガーソングライター。カンタベリーに通じる要素もあります。

(カンタベリーとは1960年〜1970年あたりにかけてイギリスカンタベリーで生まれたワイルドフラワーズを祖としたソフトマシーンやキャラヴァンなどのバンドが生み出した音楽のことを主にさします。プログレロックの系統のひとつ。ざっくりした説明ですいません)

YoniRechterさんのアルバムをはじめて聞いた時、ジュエリーボックスにしまって眠らせたままにしてあった宝石が光を取り戻していく様を見ている気分になりました。

難解さを全く感じさせないポップさと柔らかく切ない声の絶妙なマッチング。うーんたまらないです

イスラエルには私、好きなバンドがたくさんいまして....↑のanakdotaも大好きです。anakdotaもカンタベリーの要素を感じさせてくれます。

やはりイスラエルは数多くのジャズミュージシャンを輩出している地であり、中東に位置しているので色んな音楽の要素がミックスされている感じがするんですよね。

ポップだからと油断していたら度肝を抜かれます。何この音楽ー！ってなります。あと、どんな録音環境で録ったのでしょうか？凄く音が良いです。

ヘブライ語で全曲のタイトルが書かれていて未だにあれ、あの曲聞きたいけどなんて曲だっけ？となってしまっています。トラック番号で曲を覚えているので、翻訳がついてない盤もいつか歌詞の意味まで理解した上で聞いてみたいです。

3Amy Winehouse

私のMUSE。Amyの音楽、ずっと聞いています。特に元気がない時はTears dry on their ownを聞きます。

Amazon prime に登録していて、自粛期間中、彼女のドキュメンタリー映画もアマプラにあったので何度も見ました。穴があくほど見ました。

少女の頃のエイミーがhappy birthdayを歌うホームビデオから映画は始まるんですが、一人だけ明らかに歌がうますぎるんですよね。ドラックとアルコールに溺れていってしまう彼女を見るのは心が痛むけれど、一度でいいから生で歌声を聞いてみたかったなぁ、と映画を見ていると思ってしまいます。

彼女が27歳で亡くなってからも色褪せず歌声は現代に残っています。

amyが書く歌詞は赤裸々通り越していいの？そんな事歌って！とびっくりするような内容のものもあるんですが...(グラミーとったrehabとか)

Amyしかぜったいに書けないだろう、センシティブな内容もソウルフルにジャズブルースに歌いあげて、どこかあっけらかんとしている感じ、素晴らしいです。

その男前な潔い歌声の隙間に女の子さが垣間見えるのでよりきゅんきゅんしてしまうんですよね〜。

何か辛い事があった日も涙は一人でに乾いていくのよと、イヤホン越しにamyは歌ってくれます。今日もありがとう、amy

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私はヘッドフォンの中にいる時の、音楽と私だけの優しい孤独時間が好きです。

部屋でひとりきり、ヘッドフォンをつけて音楽を聴いている時は最高級の孤独な時間です。私も誰かに優しい孤独時間をあげられるようなそんな音楽が作れたら良いなぁ...そう思います。

こんな音楽が好き、あんな音楽が好き、各々好みはあると思います。歌詞重視で音楽を聞く人にはなかなか私が紹介する音楽は難しそうで受け入れられないと思います。でも、言語の壁を破って響く瞬間が音楽にはあります。だからよかったら私の好きな音楽、聞いてみてください

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