かわせみ かせみ

日常の中で感じ、考えたこと。笑ったこと。思い出。映画の感想(MCU好き)など。HSP。…

かわせみ かせみ

日常の中で感じ、考えたこと。笑ったこと。思い出。映画の感想(MCU好き)など。HSP。あふれる思いを書いています。時々詩を書いて気持ちを発散。アラフィフ。離れて暮らす大学生息子がいます。2018.9~

最近の記事

お気に入りだったコート2着(初めて描いてみたよ)

 冬ももう終わるから、せめてこちらですっかり春にならないうちに、今年こそコートについて書くぞー。    ずっと書こうと思っていたけど、こんなに延び延びになるなんて。note続けていて下さってありがとう、うみさん!  だいぶさかのぼった。やまかわうみさんの、コートについてのエッセイ。昨年の1月だった。めっちゃ遅くなっちゃいました。    彼女はファッションが好きで「季節にまつわるおしゃれの話」を、マガジンでまとめている。古着のオンラインショップをしていると書かれていたのも覚え

    • 映画より映画館が好きな人と

       映画が好きな人と結婚する。20歳前後はそんな風に強く思っていた。  でも結婚して何年も経ってから気が付いた。  そう言えば夫はそうでもないな。  そんな風に条件を挙げていたことすら忘れていた。  当時は別に不満にも思っていなかった。  最近は夫が映画をわりと観るので、ありがたく思い、いつの間にこんな状況になったのだろうと考えてみた。  結婚するまでも何度か映画は観に行った。  出会いから結婚までが短かったものの、そんな頻繁じゃなく数えるほどだな。  結婚してからも、

      • 父がヒーローに思えた日

         物心ついた頃に気に入って心に残っている映画は「スターウォーズ」。今で言うエピソード4ね。  今も私はその世界にすぐ入りこんでしまう方だけど、5歳くらいの頃ってもっと簡単にファンタジーの世界に入れるようだ。宇宙にはこんな場所があるのかもしれないと、スクリーンに夢中になった。  ルーク・スカイウォーカーは幼い私にとっても可愛かったし、レイア姫は美しく、C-3POとR2-D2のやり取りに笑い、チューバッカは愛おしく、ハン・ソロを暑苦しく思った。でもみんなとにかくかっこ良かった。

        • 自分の感想や文に自信がない時でも、思い出す先生のおかげで

           読書感想文を書くコツなんかを近年、ネットで多く見かけるようになった。子供の頃知っていれば、もう少し宿題がラクだったかもなあ。  文を書くのは幼い頃から好きでも、感想文を書くのは好きじゃなかった。  作文にしたって、ほめられた経験はほとんどない。賞とかも獲ったことがない。一度だけ文集に、ギリギリ佳作として感想文を載せられた時も、その良さがどうしてもわからなかった。わかっていたらその後に生かせてきたはずだもの。  今も同じ。大好きで楽しい。あんまりほめられない。いくつかいただい

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        記事

          なにか変われただろうか

           13年が経った。  この13年でどのくらい復興したと言えるのだろうか。  能登の人たちを励ませるほどにはなったのかな。 *  揺れたあの時。  カウンターの下に潜りこみ、コーヒーポットや周りの物がガチャンガチャンと横で落ちていくのが見えた。阪神大震災を思い出しながら、長い揺れに手の震えが止まらなくて、携帯の番号をなかなか正確に打てなかった。  心細くてアパートの扉を開けると駐車場から声が聞こえて、私も下りて行った。皆で言葉を交わしながら時折、「あっまた……」と静かに立ち

          なにか変われただろうか

          改めて映画に求めるものを考えてみた~「マダムウェブ」を観て~

           ヒーロー疲れだとか最近聞く。  たくさんのヒーローがいるし、私たちも観てきた。  「アベンジャーズ エンドゲーム」はマーベルヒーロー大好きな人たちの気持ちを満足させた。完成度も高かったのだろうし、マーベル好きな人たちで不満を言う人は当時あまりいなかっただろう。  だからその後、作品に苦心しているのは感じている。  観ている側がさえない気がするのもわからなくはない。  いったい私たちは何を期待してヒーロー映画を観ているのだろうね。  昨年ハリウッド俳優たちのストライキがあっ

          改めて映画に求めるものを考えてみた~「マダムウェブ」を観て~

          どうしても大きくなっちゃうかばん~中身を再確認~

           何年も前からかばんの傾向が小さいわよね。  若い頃から流行に乗るように物を買ってこなかったけど、どんな物が流行っているかは見かける割合から気が付く。昔なら雑誌で、街で、今ならネットで。  今は田舎に住んでいて、若い人が少ないので日常の中にいると、どんな格好が流行っているのかよくわからない。都市に出かけてもけっきょく若い人と自分はファッションの好みがちがうと割りきってしまうし。でも見ていて楽しいのもまちがいない。私の世代でも華やかにしている人たちはたくさんいて、私ももう少し楽

          どうしても大きくなっちゃうかばん~中身を再確認~

          知らなかったことを教えてもらえてありがとうの気持ちになった~ネクストゴールウィンズ~

           「ネクスト・ゴール・ウィンズ」の予告の段階で、コメディ要素が多いようだから気楽そうで良いなと思っていた。夫も「がんばれ! ベアーズ」みたいなスポーツものは面白いに決まっていると乗り気。「がんばれ! ベアーズ」は、弱小少年野球チームが強くなっていく1970年代の映画。ドラマもある。  「ジョジョラビット」や「マイティ・ソー バトルロイヤル」の監督をしたタイカ・ワイティティの監督作品だし是非とも映画館に足を運ぼうと思った。 *多少ストーリーを追ったネタバレあります  米国領

          知らなかったことを教えてもらえてありがとうの気持ちになった~ネクストゴールウィンズ~

          身体も気持ちも少しずつ元気になってきたのかな~2月のふり返り~

           子供の頃から毎年のように3月までは過ぎるのが早く、年を経るにつれて3月までどころじゃない全部が早い。にしても2月が早すぎる。  1月に義母が亡くなってバタバタすると、疲れが出てしまって2月の最初の方まで引きずった。その間の、友達との約束や病院に行く日を延ばしたら、2月はやたらに人と会う月となってしまった。  それぞれ好きな友達たちで、病院の医師もイヤな人たちでもないけれど、その間隔が空いていないと気質上、疲れてくる。できるだけ無理のないようスケジュールを組むも、月の後半に

          身体も気持ちも少しずつ元気になってきたのかな~2月のふり返り~

          言葉を交わすために必要なこと~僕らの世界が交わるまで~

           親というものは、子供というものは、どうしてああなのか。  自分が親の立場を思い、子供の立場を思う。  親として、こうした方が良いよあなたのために、なんてできるだけ言いたくないし、言わないように気をつけてきた。何故なら親に「あなたのためを思って」と何度か言われてそれはもう大変な反発心を持った経験があるから。直接言われなくても気持ちが伝わってきただけで、人に自分の行く先を勝手に決められているみたい。「もうやめて自分で判断させて失敗させて」と苦しい思いでいっぱいになること、この

          言葉を交わすために必要なこと~僕らの世界が交わるまで~

          日本語を教える成り行きになって

           初めてスリランカ人に会ったのは、高校生の頃。兄の通っていた大学で友達ができたから招待したいと言う。一緒に写真におさまったけど、どんな話をしたか兄からどんな人だと聞かされたかまったく覚えていない。  ただちょっと珍しかった。兄が彼の料理を食べて、あまりの刺激の強さに直後に「ちょっと眠らせて」と横になった話は聞いた。  その次の記憶は、夫が仕事で面倒を見たスリランカ人が、母国に帰る時。ご両親がわざわざやってきて私たち家族3人をご馳走に招待してくださった。  私は当時もうすでに

          日本語を教える成り行きになって

          人が、自己を生きていく姿を見た~哀れなるものたち~

           観終わった後に、「一緒に観る人を選ぶよね」と夫と言い合えるのは幸運なのだろう。帰り道も帰宅後も内容や俳優について話さずにはいられない。「いやあ若かったら見続けられなかったかも」「この年齢で映画を楽しめて良かった」と夫が言う。わかる。私も若かったらもっとしんどかったと思う。  エマ・ストーンの演技には圧倒される。  「ラ・ラ・ランド」で観た時に、「そこら辺にいる冴えない感じの人」の雰囲気を出すのが上手で、それでいてなんて魅力的なのかしらと思った。  それ以外では「クルエラ

          人が、自己を生きていく姿を見た~哀れなるものたち~

          気持ちが疲れた時に救ってくれるのは、好きなことたち

           2月なのに暑く感じる日が続いて春のコート出しちゃったり、強風が吹く寒い日が来てマフラー巻いたり。今日はまた暑いじゃないのよ。    先週末は、「鬼滅の刃 柱稽古編」を観に映画館に行く道中、目の覚めるような美しい風景を見ながら山を越えた。  「鬼滅の刃」のキャラクターはみんな好きなのだけど、伊黒さんは中でも良い。いつも隠れている口元が見えた時やしみじみしている背中、そして何よりちょっと困ったように見える表情をする。眉の描かれ方がポイント。  伊黒さんのエピソードや戦闘シーン

          気持ちが疲れた時に救ってくれるのは、好きなことたち

          小澤征爾さんといっしょに思い出される先生

           中学受験の時、面接は5人ずつ教室に入り、面接官は各教室に4人ほど先生がいた。  進学塾に通っているとハードで体調を崩してしまったので、算数と国語だけを近くの学習塾で学び、理科と社会は母とがんばった。面接の練習も。  母は勉強の教え方が厳しくて、良い先生とは言いがたかったし、恐怖心から私もズルしてしまったこともあった(もちろんこっぴどく叱られた)。でも面接の練習は楽しくて、「今日も面接の練習したい」と何度もお願いしたものだった。  特に何かを注意されることもなく、部屋への入

          小澤征爾さんといっしょに思い出される先生

          6年経てば体型って変わるのね

           6年半ほど前に、そのスーツを着た。ごく自然に。当たり前に。着た。  だから今回もなんの警戒心もなく手に取ってスカートに足を入れる。ごく自然に。当たり前に。  でも上げながら腰回りあたりで「あれっ。なんかちょっとキツイかも」と思った。  確かに6年半ほど前から2キロほど太った。  でも2キロだ。若い頃は2キロくらいの増減で体型はそんなに変わらなかったんだもの。  なのにホックが届くし閉じるけど、苦しい。これで座ったらもっとキツくて苦しくなるのか。  長時間座っていて、パアアー

          6年経てば体型って変わるのね

          すべてが、その人にとっては「PERFECT DAYS」

           小学生の頃、兄が大河ドラマ好きで、当時はテレビを家族で観る時代だったから私も一緒に観ていた。  1980年の「獅子の時代」、翌年の「おんな太閤記」辺りを私も一緒に観ていた。  その中に出ていた役所広司が、1983年の「徳川家康」主役に決まったと兄が話していた。  「やくどころひろし」だと思ったと兄が自分で大笑いしていたので、その後40年以上経っても役所広司を見ると、兄のエピソードを思い出してしまう。  当時から母が「芝居がうまい」と言っていた。  芝居がうまいってどんな感じ

          すべてが、その人にとっては「PERFECT DAYS」