ライターを目指すなら、得意の専門分野と知識は必須!

物を書くのが好きな人はたくさんいますが、ズバリ!商業ライターを目指すには絶対に欠かせないものがあります。専門分野とその知識です。

商業ライターの役目は、読者に何らかのアクションを起こしてもらうこと。そのために記事を書くわけです。

ライターの作業は、大まかにいうと、1.企画立案。2.取材。3.執筆。

企画の立案は、読者は何を必要としているかという読者ニーズを捉え、それを読者にものの見事に伝達する。日ごろからの研究が欠かせません。雑誌やWeb媒体の方向性にも合わせる必要がありますが、たとえばグルメ企画なら、新しくオープンするお店の最新情報。メニューに対する深い知識。価格やお店の特徴。これらを自分の足を使って調べまくる。それを編集部に対して企画として立案。

取材は、ズバリいえばお店や会社の人と、とことん通(つう)な話ができる知識が不可欠です。何の知識も下調べもなく取材した場合、二度と先方に相手にしてもらえないと覚悟しておきましょう。取材の目的は、読者に情報を伝えることです。読者が記事を読んで何らかのアクションを起こしてくれなければ、記事を書く目的は達成しません。そのためには、先方と腹を割って話ができるほどの知識が必要です。そして相手の「本音」。これを聞き出す。これができれば一人前の取材ができたといえます。

執筆についてはもうお分かりかと思います。読者に対して最も伝えるべきことを伝える。これができれば大丈夫です。この時、文体はさほど重要ではありません。

雑誌やWeb媒体の編集部からすれば、専門知識、または得意ジャンルを持つライターはとても頼りになります。誰でも書けるような記事を書くライターは、うじゃうじゃいるのですが、たとえば「ある企画に対し最も知識を持っているライター」がいるかいないか。これは媒体としての役目を果たせるかどうかという超重要事項で、媒体の存続をも意味します。

深い専門知識を持つライターであり、なお且つ、取材ができる。相手の本音を聞き出せるライター。こういうライターは編集部には欠かせない存在です。

ライターを目指す人は、書くことが好きな人ですから、あとは専門知識です。取材する相手の本音を聞き出すためには、相手が持つ同様の知識を持っていること。これがあって初めて取材が成功するわけなので、何をおいても、誰にも負けないという得意ジャンルの深い専門的知識が、商業ライターとしての武器になります。もちろんコミュニケーション面で優れていることは、言うまでもありません。

やるかやらないかは自由なので、どうこう言いませんが、やるなら徹底的にやってください。書くことが好きで、その上、好きなものがあると、本気になれば寝る間も惜しんでやれるはずです。好きなことをする時の時間の経つ早さは経験していると思います。それを商業ライターとして実践すればいいだけです。

まずは専門的知識を持つこと。そして自分の足で稼いだ情報で読者のニーズに合わせて企画を立てること。

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