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DAWの音を配信する方法(Win10編)

【2020/4/14更新】
本記事、多くの方に閲覧いただいており誠に恐縮です。
先日もTwitterのリプで内容に関してのご意見いただきました。
ありがとうございます。

そこで今回、新たに解説動画を作りました。
以前の記事には書いていない内容を追加しています。

動画はこちらから

「DTM作業配信をやってみたい」
「やってみたけどDAWの音が配信に流れない」など、
初心者の方、悩んでいる方向けに解説しました。
使うツールは、配信ではお馴染みのOBS と VOICEMEETER です。

特に、以下の環境に当てはまる方には参考になると思います。
・外部ミキサー(ループバック機能付き)を持っていない


ーーーーーーーーーーここから以前に書いた記事ーーーーーーーーーーーー

今回の内容は、2019/9/28に投稿した記事のWindows 10編になります。
Windowsには、「LoopBack」がないので、「VoiceMeeter Banana」を使います。

内容的に、かなりマイナーな環境でのマイナーな説明なので、目的と条件などをさっと確認してもらって、読み進めるかの判断をしていただければと思っております。

目的

OBSを使って、DAWの音を出しながら配信したい

細かいOBSの設定は割愛します

条件

・外部ミキサー(ハードウェアのミキサー)を持っていない
・オーディオインターフェースを持ってるが、ソフトウェアミキサーがない

ゲーム配信や雑談など行う場合は、VoiceMeeterなどの仮想ミキサー、ソフトウェアミキサー類の
設定は不要です。OBSなどの外部配信ツールのみで設定可能です

※(ツール配信でコラボしたい、とか、自分の声にエフェクトをかけたいと言った特殊な場合を覗く)

テスト環境

imac 5k 27インチ(Late 2015)
CPU icore 5 6600 3.3G

Windows (仮想環境) 
仮想構築ソフト Parallels Desktop 13
仮想OS Windows10 Home
ビルド 1903

必要なもの

仮想ミキサー 「VoiceMeeter Banana」
ダウンロードしてインストールしましょう


仮想ミキサー:HARDWARE OUTの設定(マスター出力)の設定

はじめに、VoiceMeeterの設定です。
わかりやすく各セクションを色分けしています。

水色=入力セクション
ピンク=仮想セクション
オレンジ=マスター出力セクション

まずは、以下の画像の通りに設定してみましょう。
今回、「入力セクション」は使わないので、Muteにしておきます。

(マスター出力のデバイスなどはご使用の環境に依存しますので、適宜読み替え、変換してください)

banana のセクション

A1に出力先を指定します。

banana HD設定

指定した出力デバイスが「MASTER SECTION」のA1から出力される

マスターセクション

各フェイダーの名前は変更することが可能です。
わかりやすく名前をつけています
A2,A3 は使用しないので無視でOK!

上記画像の「HARDWARE OUT」はテストした環境が仮想Winsowsのため、USBのオーディオI/Fが表示されなかったので、Windows標準のデバイスを設定しています。

通常のWindows(仮想とかしてない)であれば、選択肢に普段使っている
オーディオI/Fが表示されると思いますので、それを設定してみてください。

設定が終わったら、VoiceMeeterを閉じずに起動したまま、次の作業へ進んでください。

DAWのオーディオデバイスの設定

次に、使っているDAWのオーディオ設定をします。
(studio one 4の設定画面)

スクリーンショット 2019-09-30 11.41.30

Voicemetter AUXを設定します。
もしかすると、AUXってのがないかもしれないので、その時は、
「Voicemetter なんたら」でOKと思います。

AUXってのがない場合、以下の説明にあるように出力先を分けることができないかもです。。。

そして、ここでAUXに設定すると出力先を分けることができます。

つまり、仮想セクションの
Voicemeeter VAIO は、PCからの音が入ってきます
itunesの音とかYoutubeの動画の音とか、ってことですね。

Voicemetter AUX は、DAWの音が入ってきます

そして最終的にマスター出力セクションの「A1」と「B1」に出力されます

!!ここ注意!!
何か設定を変えたいって時に デバイスの設定をいじったりしますが、
もし、Itunes、Spotyfy などのアプリが起動していたら、アプリを終了させましょう。
そのままにして出力デバイスなど設定をいじっても、アプリが起動したままだと変更が反映されません。
何かいじるときは、アプリを一旦終了して、設定をいじりましょう。


Windows 10のオーディオ設定

次に、再生と録音それぞれ、VoiceMeeterに設定します。
注意)ここではAUXがついてない方を設定します

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ここまでの設定が終わっていれば、「VoiceMeeter」のゲインレベルが反応して音が出るはずです。

もし、「音が出ないよ〜〜!!」って場合は、マスター出力のデバイスが間違っているかもしれないので、よく確認してみてください。

OBSの設定

最後に、OBSの設定です。
ソースに「音声入力キャプチャー」を追加します。
わかりやすく「DAW」に名前を変えてます。

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追加した「音声入力キャプチャー(DAW)」のプロパティ>デバイスを
「VoiceMeeter Output」に設定します。

スクリーンショット 2019-09-30 12.16.12

これで、DAWの音が、VoiceMeeterを通って、OBSに出力されます。


設定後、配信前に必ず行うこと

VoiceMeeter Bananaを起動する

これ、忘れがちなんですが、VoiceMeeter Bananaを起動しておかないと、
VoiceMeeter Bananaがデバイスに出てこないので、「あれ?設定したのに音でない」ってなります(笑)

Windows 10のオーディオ設定の確認

規定のデバイスになっていない可能性があるので、毎回確認するようにしています。

出力 VoiceMeeter input
入力 VoiceMeeter output


最後に

これでDAWの音をVoiceMeeter Bananaっていう仮想ミキサーソフトを使ってルーティングして、配信できるようになったと思います。

あまり需要がない記事かと思いますが、どなたかの参考になれば幸いです。

それでは、
最後まで読んでいただきありがとうございました!!

サポートありがとうございます!励みになります!これからも為になる情報を届けられるよう頑張ります!