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今夜のnote投稿記事は「#君のことばに救われた」参加記事なのですが、ハードな内容が含まれます。生きる、死ぬ、自傷といった内容が苦手な方はスクロールお願いします。

それでは本編へ

#君のことばに救われた 
「切ってもいいと思う。だけど、死なないで。」

これまでの人生、たかが２０数年かもしれないけれど、いろんなことがあった。ここ数年、私はいろんな人に助けられていること、救われいることを感じて生きている。けれど、ほんの数年前は孤独だった。

私は、君のことばを広めたい。
私以外にも、きっと「君のことばに救われた」人が現れると思う。

闘病しながらも、様々な活動を出来てるようになった私は思う。出来るようになっただけで、まだ何も成し遂げていない。いろんな人の支えと、助けがこれからも必要だ。

中途半端な私だけど、伝えたいことがある。
君のことばと、君に救われた私のことばの２つを伝えたいのだ。

私は思春期真っただ中、心を壊した。当たり前の日常は普通ではなくなった。ぐるぐる渦の中に引き込まれるように、日に日に壊れていった。

何度も死のうとしてきた。むしろ、死にたい気持ちが通常モード。生きたいなんて思いもしなかった。

私はTwitterで＃しるしハートなんて企画をしてるのも、自分と同じような経験をしている人の役に立てたら、そんな気持ちから思いついた内容。本当は物理的な居場所や、具体的な支援をすべきなのだけど、今思いつくこと、できることの限界が＃しるしハート企画なのだ。


話は戻って、壊れた私は次第に、自分を傷つけるようになった。

やつに出会ったのは、同じような人間を探してネット検索した日のこと。
やつに手を染め始めた頃には、もう戻れなかった。

当時のネット環境は悪く「死にたい」「死ぬ方法」ほのめかす検索ワードで、自殺掲示板や代行サイトがあっさり見つかる。病気の名前を検索すれば、個人ブログが出てくる。自傷行為の写真なんて腐るほど転がっている時代。

今は正しい知識を発信しているサイトがある。学校の図書館のように整頓された情報の倉庫。たまに例外が転がっているぐらい。昔を知ってる人間からすれば、だいぶ健全でまともな情報があるように見える。

情報過多になるまで成長したネット環境のおかげ。ニッチでも、マイノリティーなことでも、まともな情報が見つかる。

だけど、どれだけの人が自傷行為について正しい知識があるのだろうか。

家族でさえも、理解不能な行動の１つだ。誰にも理解のされない、わかる訳のない衝動を抱えて生きていた。

ある頃から、手のひらを返したように、同級生からは冷ややかな目で見られ、スクールカーストランク外レベルの最下層に突然、落とされた。

包帯をしていても、カーディガンを着ていても「あの子、変わったよね。あんな子じゃなかったのにね。」そう言われているようで。保健室登校が始まった。

人目を気にして腕の代わりに、肩、脚、胴体。夏場以外は全身傷だらけだった。「かまってほしいからあんなことするんだよ。」そんな理由の人もいるだろうけれど、人それぞれで。どちらが良い悪いじゃななくて。一緒にはされたくない、誰だって。少なくとも私は、かまってほしくて自傷はしてない。

けれど、いろんな噂が広がる。レッテルを貼られる。

「あんな子だったけ。」そう囁かれるだけましだったのかもしれない。一度、透明人間になってしまうと戻れない。

より一層、世界は歪み、症状は悪化。自宅療養が始まる。声も一時的に失う。

人目に触れないことで、歯止めが効かなくなり、自傷行為も悪化した。「自傷行為をしている間は自殺行為をしないから大丈夫。」そんな情報を見たことがある。これも、人それぞれ。私は何度も死にかけた。自傷行為もしているし、自殺行為もしてきた。

若者の死因第１位は「自殺」
こんな苦しい毎日を送っているのは、私だけじゃない。

自宅療養時に、時々会いに来てくれる友達がいた。いつも、突然連絡がきて、突然家まで来てくれる。

私が変わっていく、壊れいく姿も、少しずつ回復していく姿も知っている友達だ。そんな君のことばに救われた。

「切ってもいいと思う。だけど、死なないで。」

それまで、自傷していることへの批判はたくさん浴びてきた。噂とともに、批判をされてきた。たくさん笑われた。

痛いのに、なんで切るの？
痛くないの？
傷物だね、売れ残るよ。
神様がくれた身体なのに。
マゾなの？ww
気持ち悪いね。
恥ずかしくないの？
見てほしいからするんだよね？w
頭大丈夫？ww
かまってほしいからするんだよね。引くわー。
メンヘラwwうけるw
いい加減やめたら？
なんで、そんなこと辞めれないの？
痛い奴w
そんなんだからメンヘラはw
どうして、いけないことってわかってるのにやめれないの？
悪いことしてるってわかっているのに、なんでやめれないの？

批判されても、笑われても、ネットに書き込みをされても。思いっきり言い返せなかった。私もきっと、こんなことにならなければ同じこと言ってたと思ってしまうから。

長い時間、孤独を味わった。

自傷をしていることに罪悪感がない訳じゃない。私は生きていてはいけない人間なんだ。そう一層思い込んでいた。だから、ほんとうに君のことばに救われた。

切ってもいい。生きてくれるなら。
切ってもいい。だけど、死なないで。

自傷行為をすぐには辞めれなかったけれど、こんな私だけど生きてていいんだと思えた。死にたいと思うこともたくさんあったけれど、死ななかった。今を生きている。

こんな私に、それでもいいから「生きていてほしい。」
「死なないでほしい。」そう声に出して言ってくれた君にありがとう。

君のことばが広まりますように。

今をぎりぎり生きてるサバイバーさんたちに届け。
涼しい顔をした大人に「赤の他がの無責任なことを、届くわけない。」と言われてもいい。

「今を生きて。今を死なないで。」
私はあなたに生きていてほしいと思う。あなたに死なないでほしいと思う。
君は生きていていいの。君は死ななくていいの。

終

あとがき
～もし身近な人が自傷行為をしていたら～

私は医師ではないので、医療的なことは言えません。医療的なことは言えないけれど、私の経験したことなら伝えることができます。

どうか、否定はしないであげてください。

「否定をせず、肯定をすると自傷行為の助長になる。」とお考えの方もいるかと思います。

一度、逆を考えてみてください。

「肯定をせず、否定をすれば自傷行為をやめれる。」のか。

自傷行為をされると悲しいということは伝えても、人格否定は避けてほしいところです。

私は代替え方法で自傷を減らして今に至ります。そのことや、もう少し深い話は別の記事に。

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