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FXを長期運用する場合の3つの注意点

FXは短期トレードだけでなく、長期運用で稼ぐことも可能です。
この記事では長期運用する際に注意すべき3つのポイントについて解説していきます。

FXを長期運用で稼ぐ4つの方法

FXを長期運用で稼ぐ方法は4つ存在します。
以下にその方法について解説していきます。

スイングトレードを行う

スイングトレードとは2日〜2週間程度の期間でトレードする手法のことです。
短期トレードと比較してスイングトレードでは大きな利幅を狙う手法であるため、リスクも比例して大きくなります。
そのため基本的には短期トレードの時よりレバレッジを小さくして仕掛けることでその分のリスクを小さくすることができます。
またスイングトレードはポジションを持っている間にスワップポイントも期待できますが、逆にマイナスのスワップポイントをとられてしまう場合もあるため、スイングトレードする場合は通貨選びに気を付けましょう。
スイングトレードでは仕掛ける前に長期目線でのテクニカル分析をして、ある程度相場の流れを読む必要があります。


スワップポイント金利を狙う

スワップポイントとは、金利の高い通貨を保有して金利による利益を狙う手法です。
例えばドル円を取引する場合、日本よりアメリカの方が金利が高いため、ドルを買うことによって、その金利差を1日単位で受け取ることができます。

スワップポイントは同じ通貨ペアでも各FX会社でもらえるポイントが異なるので、スワップポイントで稼ぐ場合は、なるべく多くのスワップポイントがもらえるFX会社を選びましょう。

アービトラージ(両建て)で稼ぐ

そもそもアービトラージとは、同一商品で価格の歪みが生じた際に、割高なものを売り、割安なものを買った後、両者の価格の歪みが無くなった時に同時決済をして利益を得る手法のことです。
ここでは、スワップポイントを狙ったアービトラージについて解説します。

例えば、2社のFX会社で以下のようなスワップポイントの設定があるとします。

FX会社A
買いポジションのスワップポイント 100円/円

FX会社B
売りポジションのスワップポイント -90円/円

この場合、FX会社Aではこの通貨を買い、FX会社Bでは売ることで、ノーリスクで1日10円のスワップポイントを得ることができます。

このような両建て手法は業者によっては禁止している場合もあります。
またアービトラージで利益を得る場合、スワップポイントの歪みがなければ利益を得ることができないため、両者の価格差がある通貨を選ぶようにしましょう。


自動売買システムを利用する

自動売買システムといっても様々な種類があります。
ここではその種類について以下に紹介していきます。

自己設定型システム

自己設定型とは、FX会社が提供している売買プログラムのパラメーターなどを自分で設定できるタイプの自動売買です。
自己設定型のメリットはプログラミングの知識なしで、自分の好みに合わせた設定ができることが特徴ですが、デメリットは設定にFXの経験や知識が必要になるため、初心者には難しいことが挙げられます。


選択型システム

選択型とは、FX会社が提供する自動取引システムです。
あらかじめ用意されたシステムの中から選択するだけなので、初心者でも簡単に始めることができます。
システムを選択するにあたっては過去の取引成績を参考にすることができます。



リピート型システム

リピート型とは、「1ドル99円になったら買い100円になったら売る」といったような一定の条件を繰り返す自動売買のことです。

設定自体は、選択型のように簡単なので初心者向きと言えるでしょう。

リピート型のメリットは設定した条件が繰り繰り返されることにより利益を得ることができるためレンジ相場向きと言えることができます。

逆にトレンド相場では、設定した条件が繰り返される可能性は低いので、リピート型の自動売買は不向きと言えるでしょう。


自己開発型システム

自己設定型自動売買は、「MT4(メタトレーダー4)」のような取引ツールに独自のプログラムを設定することで自動売買を行うことができます。
開発型自動売買のメリットは、独自の手法を自動化できることですが、デメリットは、プログラミングの知識がないと構築できないため、システム構築を外注する必要があることです。


FXの長期投資にはどんなメリットがある?

FXの長期投資には3つの大きなメリットがあります。
以下にそのメリットについて解説していきます。

スプレッドを多く払わずに済む

FXの取引1回1回には、スプレッドという取引手数料が発生しています。
現在FX会社のスプレッドはドル円で平均0.2pipsとなっています。
0.2pipsとはどのくらいの手数料かというと、1万通貨でドル円の取引した場合、1回あたり20円の手数料となります。
ほったらかし手法は何回も取引するような手法ではないため、無駄なスプレッドを支払わなくて済むというメリットがあります。


トレンドを捉えることができる

ほったらかし手法は短期売買と違い、大きな利益を狙うことができます。
その理由としては、一般的に相場は約8割がレンジ相場で、残りの2割がトレンド相場と言われています。ほったらかしておくことで、2割のトレンド相場時にポジションを保有していることができるため、その流れに乗って大きな利益を狙える可能性が高まるということです。


FXに時間を縛られない

FXの短期売買では常に値動きが気になってしまうため、会社員の人は本業に集中できなかったり、レバレッジが高い場合は夜も眠れないといったことにも陥る可能性があります。
しかし、ほったらかし手法の場合はチャートに張り付く必要がないため、FXに時間を縛られずにメンタルが安定しやすいといったメリットがあります。

FXの長期保有で注意すべき3つのポイント

証拠金維持率が50%を下回るとロスカットされる

ほったらかし手法の場合、大きなリターンを狙う反面、リスクも比例して大きくなります。
この場合のリスクとは、相場が想定とは反対方向に進むことで、損失が膨らみ証拠金維持率が50%を下回ると強制的にロスカットされてしまうリスクもあります。
これを防ぐためには、十分な証拠金を入れておき、ある程度の含み損に耐えられる状態にしておきましょう。


含み損ポジションを持ち続けて機会損失を招く

長期保有の場合、想定と反対方向に進んだ場合、損失のポジションを保有し続けることになってしまいます。これを塩漬けといいます。
塩漬けになっている状態は、一定の証拠金を使用している状態になるので、他にトレードチャンスがきたとしても余剰資金がなくトレードができなければ機会損失を招いてしまうことになります。
これを回避するためには、塩漬け状態になるまえに損切りラインを事前に決めておくことが重要です。


マイナスのスワップポイントに注意する

長期保有する場合は、マイナスのスワップポイントになる通貨には充分注意しましょう。
例えば、上記の画像からユーロドルを買いで保有すると、1万通貨1日あたり-90円のスワップポイントがついてしまうことがわかります。

このようにスワップポイントは事前に把握することができるので、マイナスのスワップポイントになる通貨は短期で取引するようにしましょう。

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