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米国株式投資の真実を伝える [Vol.109]2023年9月11日配信

【人生を豊かにする日経の読み方】

社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。

参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。


1.マーケット振り返り(8月28日~9月8日)

<主要指数>
・NYダウ                        +0.7%
・S&P500指数      +1.2%
・ナスダック総合指数  +1.3%

=駆け足バージョン=
8月28日からの週では、金利低下を受けて成長株を中心に買われました。金利低下と株価上昇が先立っていたため、労働市場の落ち着きを示す雇用統計の市場に対する影響は限定的でした。9月4日からの週は、重要経済指標発表の谷間で様子見姿勢が強い中、金利がやや上昇したことや中国景気に対する不透明感から軟調な展開となりましたが、2週間では上昇を維持しました。

=ちょっとだけ詳しく=

8月28日からの週は、前週のパウエル議長の講演が波乱なく織り込まれたことや、4~6月の国内総生産(GDP)成長率が下方修正されたことなどから利上げ停止観測が強まって金利が低下したことを受けて、成長株を中心に買われました

金曜日に発表された8月の雇用統計では非農業部門雇用者数こそ市場予想を上回ったものの、前月分が下方修正されたことや失業率が上昇したことが買い安心感につながり、週間で大きく上昇しました。

9月4日からの週は、逆に強めの経済指標や原油価格の上昇を受けて金利が上昇したことが株式市場の重石となりました。

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