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米国株式投資の真実を伝える [Vol.113]2023年10月9日配信

【人生を豊かにする日経の読み方】

社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。

参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。

1.マーケット振り返り(10月2日~10月6日)

<主要指数>
・NYダウ -0.3%
・S&P500指数 +0.5%
・ナスダック総合指数 +1.6%

=駆け足バージョン=
強い経済指標の発表を受けた金利上昇から投資家の慎重姿勢が続き、木曜日までもみ合いの展開でした。金曜日発表の雇用統計は強い内容で金利は上昇しましたが、株式市場では売り一巡のあとに成長株を中心に買い戻しが入り、週間でプラス圏となりました。

=ちょっとだけ詳しく=
月曜日は週末につなぎ予算が成立して政府機関の閉鎖が回避され、上昇して始まったものの、金利上昇を受けてまちまちの引けとなりました。

火曜日は労働市場の堅調さを示す経済指標の発表などで金利が大きく上昇して大幅安となりましたが、水曜日は民間の雇用情勢に軟化の兆しが見えたことや原油価格の下落が好感され、一転して成長株を中心に買われました。

金曜日の雇用統計の発表を前に様子見姿勢が強まりましたが、雇用統計では非農業部門雇用者数が市場予想を大きく上回り、金利の上昇とともに一時大きく売られました。
しかし、平均時給の伸びが予想を下回ったことや、金利上昇に一服感が出たことなどから反発し、金曜日の引けにかけて大きく上昇して週末を迎えました。

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