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2021-10-6

スティーブ・ジョブズが亡くなって10年。本日命日ということで、Apple社のホームページから製品情報が消え、<スティーブ・ジョブズを讃える>ページだけが表示された。

例えばSONYのホームページで盛田昭夫の命日に同じことをするか、HONDAにせよPanasonicにせよ。それをしない・できないことを振り返る時、Apple社がしていることの素晴らしさがわかる。

私のApple歴は長い。米国の大学にいて新聞部に私はいた。顧問のアメリカ人が持っていたのがApple IICというパーソナル・コンピュータ(PC)だった。部長である私と喧嘩して顧問は辞めーーー教師よりも部活に関しては部長である学生の私の方が権限があるーーー、どうしようかと思っている時に新しく臨時顧問となった教諭が「マッキントッシュあるけど使ってみる?」と言ってくれたのだ。

以来個人で使うPCはいつもマッキントッシュである。職場で仕方なくウインドウズを使うこともあったが、MS-DOSが普及した後にサラリーマンから足を洗ったのでウインドウズ・マシンを所有することはなかった。

とはいえ、スティーブが売り出したマッキントッシュはいずれも高価なもので決してパーソナル・コンピュータと呼ぶにふさわしい価格ではなかった。私がやっと個人で買えたのは、スティーブが追い出されてApple社が傾き始めた頃に発売されたPerfomaというモニター一体型のマッキントッシュだった。

今私が使用しているのは、Mac mini(M1)、MacBook Air(M1)、iPad Pro 11'(2021-M1)、iPad mini 6、そしてiPhone 12である。もちろんMac miniにペアリングしているキーボードはMagic KeyboardとMagic Mouseだし、iPad Pro用の純正カバーキーボードMagic Keyboardも持っているしノートをとるのはApple Pencil、イヤホンはAir Pods Proだ。Mac miniにつなげる外部モニターこそDELL製だが、外部スピーカーはHome Pod miniを左右にペアリングして設置している。Home Pod miniから聴く音楽はApple MusicのサブスクリクションでCDを聴くことはまったくなくなった。音楽を止めたい時はSiriを呼ぶ。

これが馬鹿げたことであることは理解している。スティーブの呪いにまんまとハマっている。それでもいい、信者だから、まんまとハマっていていい。信者は、私は、Apple製品に触れることでスティーブの思考に触れる。スティーブが人間として糞食らえである面もあったことも知っている。それでもスティーブが見た未来を私はアップル製品を通して感じとっている。

WE MISS YOU,STEVE!

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もしも、私の文章で<人生はそんなに悪くない>と思っていただけたら、とても嬉しいです。私も<人生はそんなに悪くない>と思っています。ご縁がありましたら、バトンをお繋ぎいただけますと、とても助かります。