帰省は少しでも嫌だと感じたらしなくても良い

10連休のゴールデンウィークももう終わりだ。皆様いかがお過ごしだっただろうか。テレビをつければ高速道路が何十キロの渋滞というニュースが連日流れている。大型連休こそ家でゆっくり過ごしたいと思う俺は最早歳をとったのか…

本当に帰省するのが「当たり前」なのか

それにしても何故何十キロもの渋滞が起きるのか。それは皆が一斉に帰省するからだ。では何故一斉に帰省するかというと、「そういうもの」と思っているからだろう。皆が帰省するから自分も帰省する。まるで法律でそう決まっているかのように、当たり前と誰もが疑わず帰省する。
だが帰省とは「するのが当たり前」と、何時間もの渋滞に巻き込まれてでも行かなければならない程のものか?
確かに親に顔を見せる・親戚に会う・地元の友人と遊ぶというのはかけがえのない時間だ。旧友や親戚に顔を見せるのは大事なことだ。
でも顔を見せるだけなら、行かなくても可能だ。少なくとも渋滞に長時間費やしたり、満員電車・新幹線に数時間窮屈な思いをしてまで行くのが「当たり前」とは思わない。
もっとも俺も約2年前まで「当たり前」と思って、実家を出てから10年以上帰省し続けた。親もそれを望んでいたし、久しぶりに会う親戚は快く迎えてくれたし、地元の友人達とはここぞとばかりにバカ騒ぎをしたものだ。
…だがそれらは時間の経過とともに徐々に変わっていった。そして「当たり前」という言葉では納得できないものになっていった。

嫌々帰省する意味は本当にあるのか

俺が実家を出てからもう長い月日が経った。そしてその時間は親・親戚・友人達を変えるには十分な時間だ。いや変わったのは自分の方だろうか。
親は考えが年々凝り固まり、元々頑固だったのが今はもう化石みたいになってしまった。絶望的なまでに話が合わない。こちらが無理無理話を合わせなければ間違いなく数分に一回は衝突するだろう。
親戚はとにかく比べたがるようになった。俺の長女と次女を、自分の孫達と俺の子供達を、俺と別の甥を、とにかく比べる。そして必ず優劣をつける。気分が良いわけがない。俺はまだしも、自分の子供達には関わらせたくはない。
地元の友人達は何というか…時が止まってしまった。価値観が固定化されてしまい、徐々に話が合わなくなってきていた。それは向こうも感じているだろう。俺がサラリーマンを辞めて主夫になってから3年経ったが、未だに地元には主夫という存在がいない。天然記念物みたいな扱いだ笑

全部当てはまる人がいるかはわからないが、どれか一つなら当てはまるという人は多いはず。実際2年前にはてなブログに書いた「俺が実家に帰省する必要がないと思う理由を列記していく。」や「人の外見を悪く言っていい権利は誰にもない」には多くの共感の反応をもらった。そして同時に、嫌々ながら帰省している人の数の多さにとても驚いたものだ。
俺はもう定期イベントとしての帰省は止めたが、帰省とは「嫌々するもの」では決してない。また「しなければいけないもの」でもない。帰省するかどうかは「帰省する側」が「自由に決める」べきだ。
出て行った方(自分)には残していった方(親・親戚・友人など)にたまには顔を出さないと…と負い目を感じる人もいるだろうが、だからといって迎える方は何をしても良いというわけではない。
帰省なんて帰る方が帰るかどうか・帰るとして時期はいつにするかなど、帰省する側が自由に決めて良いものだ。というより帰省する側には「帰省しない」という自由もあることを忘れてはいけない。気が進まないなら帰省しないことを選択するのは個人の自由。嫌だと少しでも思うなら次回は帰省しないということを実行してみてはどうだろうか?

大勢が時期を合わせるから問題が発生する

何故久々に会う親族はマウントをとろうとしたり優劣を決めようとしたりと、揃って偉そうなんだろう。その立場になったことがないので正直わからないが、多くの人が時期を合わせて自分に会いに来るという状況に偉くなったと錯覚しているのではないかと思う。
また、もし帰省するなら時期を変えれば良い。帰省シーズンに全員帰省するから道路も電車も新幹線も激混みになるわけだから、普通の休みに行けば良いのだ。当たり前と思っている人達には難しいかもしれないが、もし苦痛を感じていたり憂鬱であるならば短期間で済むように時期を変えるのも一つの手だろう。

帰省は少しでも嫌だと感じたらしなくても良い

帰省をしたくないという人はかなりの数いることだろう。だって普通に大変だから。まず着替えなどの荷物を持参か送るかしなければならないわけだし、行動を制限されるし、何より普段の生活サイクルがまるっきり変わる。そしてその変わった生活サイクルを再びいつものサイクルに戻すのが一番大変だ。
毎日の家事を担当するシュフには特に大変だ。泊った先で洗濯するとしても最後の分は乾かないと悪いから自宅でしないといけないが、タイミングによっては2日分を一気に洗わないといけないから大変。
帰省から戻った後自宅でご飯を食べることになった場合など、片付けと料理が同時に降りかかってくるし…
日々の生活サイクルを狂わされるというのは、日々家事を計画的に回しているシュフには耐えがたい。正直シュフはこれだけで帰省を止めても良いと思う。

まぁシュフに限らず全ての人は、帰省はもっと肩の力を抜いて考えても良いと思う。帰省するしないは帰省する側の自由。
また帰省したら地元の関係者全てに無理に会う必要もない。
何故なら「会いたいから会いに行く」というのが普通の状態だからだ。それを是非思い出して欲しい。


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河内瞬


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