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【ZTMY】鷹踊Blu-ray Day1 レビュー(後編)

今年の春に行われた「ずっと真夜中でいいのに。」ライブ「鷹は飢えても踊り忘れず」。2日に渡って開催されたライブを収録したBlu-ray、初回限定盤をゲットしました!

今回はDay1後編です!
好き放題好きを語っていますが、よろしくお付き合いください!

前編はコチラ。

注:本記事では、サックス・トランペット・トロンボーンのアンサンブルを「3管演奏隊」と表記しています。また、所々にずとまよの歌詞をぶっこんでいますので、多少読みにくい箇所があります。ご了承ください。


12:Dear Mr.『F』

とある閉鎖空間に移動して椅子に腰掛けるACAねちゃん。少しだけこの曲のバックボーンを話し、歌い始めます。
優しいピアノ音の伴奏のみの原曲とは違って、途中からリズムよく刻まれるバスドラム。虚しくリズムをとってた「僕の足音」?心に刻まれて消えない「君の足跡」?
歌い終わると閉鎖空間からそっと抜け出して定位置に戻るACAねちゃん。バックボーンを聞く以前とはだいぶ曲の印象が変わりましたが、きっとACAねちゃんも、心と体を少しライブと切り離して歌ってくれたのかな、とも思います(個人の感想です)。

13:正しくなれない

前曲でいわゆる「異世界」でのパフォーマンスをした直後。「正しくなれない」は、開始直後にアカペラで超高音から1オクターブ急降下するメロディーですが、事もなげにピッタリ合わせてくる、鳥肌。前半の「ハゼ」と同様にアレンジはほとんどなく(それでも生ストリングスは脳裏を寛大にしていくようですが)、ACAねちゃんの歌声がストレートに響きました。「夕焼け風鏡」、キレイな色~。

14:お勉強しといてよ

テレナンデス(ブラウン管打楽器)の真ん中に「強」の文字。もちろん次に何の曲が始まるのかが分かるわけですが、オープンリールとテレナンデスが織りなす質のいい病み感情でためにため、どーんとイントロスタート!
もうメチャクチャ鬼リピした曲なので、3管演奏隊が入ってくる度にうおおお!ってなるわけですが、敢えてボリュームバランスを強めにして聴かせにきてますよね、三味線。
この曲のファンキーなベースラインは、ずとまよに限らず今まで聴いた全ての曲の中で一番好きなのですが、「そこが好き!」っていうタイミング(最初の間奏、2番サビ直前の「パラリラパラリラ」、ラスサビ直前の「ポポポーンポロローーン」、ラストの感情参考書ウォーキング)で照明もカメラも必ずベーシストさんにスポットが当たるの最高です!しかもね、ここまで大体5弦ベース使ってたのに、敢えて(?)4弦ベース使ってるんですよ!ベース演奏見てお勉強しといてよ?

15:ミラーチューン

元キラーチューンから新キラーチューンへのこの繋ぎは盛り上がり必至ですね!やっぱりイントロのギターメロはライブ映えするなあと一瞬油断したところ、イントロラストの3,2,1でトランペットにやられました。
オープンリールや扇風琴などの特殊音がたくさん詰め込まれてますが、2番の最初のほう、ストリングスの弦を弾いて音を出してますね。なるほどあの音の秘密はこれか!2番Bメロのベースラインパートでは、ACAねちゃんが手に持った銃でベーシストさん(5弦に戻っている)をズキューン!君がいなきゃはじまんない!最後の「揺るがないんだ~⤴⤴ミラーチューン♪」で会場全体をズキューン!歌うぜgachiフォー・ユー!


16:あいつら全員同窓会

演奏時間:4分11秒
歌詞文字数:1081字(4.3字/秒、オメ何いってんだ!?)
ジャンプ回数:12回

みなさんもACAねちゃんと一緒に「memori_limit=-1」だ!


17:秒針を嚙む

最後の最後で、3管演奏隊アレンジが一番ハマってるんじゃないかと思えるほどカッコイイアレンジでした。Cメロを挟むように奏でられるベースソロとギターソロ、その間のツインドラムの迫力。ずとまよの源流はこの洗練されたロックなんですよね。「生活の偽造」で始まり「いつも通り通り過ぎて」、「一回言った分かった」の押韻。メジャーデビュー曲の歌詞の骨格が脈々と受け継がれている。
客席のパートごとに手拍子を促すキュートなACAねちゃんからの、パワフルな高音ロングトーン。ずっと真夜中でいいのに。


ad.1:Ham(代償)

ウィスパーボイスで囁くパートと、力強く内なる声を発するパート。過去(回想)と現在(感傷)のコントラスト(対照)が際立つアコースティックアレンジ(代償)。どうしたらいい?どうにもならないけど...
後に続くアンコールMCのキーワード「誤解」にも紐づく気がしますね。誰しもが抱える自己矛盾との葛藤。それとなくそこに触れてくるところもずとまよの魅力の1つなのかもしれません。

ad.2:サターン

アンコールMC後に聴くサターンは感慨深いものがありました。歌詞中にはサンもムーンもジュピターも出てくるのに、サターンは出てこない。今のACAねちゃんがもしこの曲を作ったとしたら、きっと曲タイトルの惑星も歌詞中に入ってくるのかな。そもそも出来ることはないのかな。「居場所」ってそういうことですよね。なんて強気じゃいられないよ!
工場職員総出のアウトロは圧巻ですね!オープンリールはまるで太陽系惑星列のよう。水、金、地、火、木、土、、、土星まであった!

ad.3:正義

神楽鈴を指揮棒に見立てて、工場職員たちの真ん中、自分の居場所で指揮を執るACAねちゃん。縦横無尽に走り回るその姿に、近づいて遠のいて分かり合ってみたんだ。いっぱいいっぱい元気をもらうことが出来ました。バンドメンバー一人一人に直筆イラストを付けての紹介もとってもよかった!
100年後まで踊り忘れず~!




Day2レビューはDay1にはなかった曲中心に書きたいと思っています!


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