厠 克大

克也&大河 【プロフィール】是非ご覧ください!!

厠 克大

克也&大河 【プロフィール】是非ご覧ください!!

最近の記事

27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第18話~今なら〇〇~

―――私はあの日を思い返していた――― あすかが死んだあの日―――― あすかは私と神社巡りのデートをした―― ※7話参照 デートが終わり自宅への帰路に向けて30m程双方が歩いた所であすかは車に轢かれた―― 私はその一部始終の光景を偶然見ていた―― 轢いた車は黒色のセダンで車種はクラウン―――― 運転手は意図的にあすかを轢き逃げていった―― 私は救急車を呼び―― あすかが息絶えるのを見守るしかなかった……。 私は佐藤さんの言う言葉は信じたくない一心で、 隠

    • 27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第17話~〇〇心をくすぐる~

      「ないしょのお話・・・?」 異安心をくすぐる言い回しに、僕はつい言葉を返してしまっていた。 「キャハハハ、厠さん気になるでしょ?びっくりするようなお話を知ってるんだ~^^」 「かわちゃんだめ!!!こんな女の言うことを簡単に信じないで!このまま早く地下道を進みましょ!」 優華は無理やり僕の腕を引っ張って進もうとした、その時―― 「あすかって女の話なんだけどなぁ――」 あすか!? 「どうして!どうして佐藤さんがあすかの名前を知ってるんだ!?あすかは3年前の事故で死ん

      • 27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第16話~ないしょの〇〇教えます~

        ――まずい!!怜が撃たれる―― 私は咄嗟に大声を出した――― 「待ってくれ!大人しく何処にでも連れて行けばいいから ―――― もう、やめてくれよ……」 佐藤さんは怜から私に視線を移すと、 呆れたような顔をして私の眼を真っ直ぐに見た。 「駄目だよぉ、厠さん――――ゴキブリは殺さないと増えちゃうでしょ?今ここで処分しなきゃね^^」 「――私達を殺しても、未来永劫カワちゃんの心は貴女のモノにならない――貴女が本当に好きならこんな事間違ってると思うのだけれど」 優華が

        • 27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第15話~比べた後で選ぶなら〇〇~

          勢いよくトムが扉を開けて出てきた。 どんな姿で出てくるのか楽しみに待っていた僕は、食い入るように衣装を見つめた。 「ジャジャーン!見てクダサイ!これが―――」 と、その時、トムは咄嗟に身体を右へ曲げた。 バァンッ 音が鳴ったのと当時にトムの左耳が破裂した。 さっきまでトムの耳だったものが床へ落ち、和室は朱に染まる。 「Ouch!!カワ!ニゲ――」 バァンッ 2回目の音が鳴った時、トムの額には小さな穴が開いた。 その刹那、大きな身体はドサッという音を立てて畳

        27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第18話~今なら〇〇~

        • 27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第17話~〇〇心をくすぐる~

        • 27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第16話~ないしょの〇〇教えます~

        • 27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第15話~比べた後で選ぶなら〇〇~

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第14話~〇〇にやさしい~

          「そうですね……可愛いと思います――さて、今が午前8時。ここから厠のマンションとの距離が110kmで高速道路と車を使用しおおよそ1時間前後で到着です――到着次第テレビ局や各SNSの一部に厠の暮らすマンションの位置と目撃写真を送り向かいの喫茶店の中から様子を見て神尾の手先らしき人物が現れたら――」 「ボクの出番ですね~、怜サンそれは二人っきりでシタ打ち合わせ通りでオネガイネ~」 怜はゆっくり頷いた。 ゼロ計画はだいたい、昨日聞いていた通りの流れだった。 ※11話参照↑

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第14話~〇〇にやさしい~

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第13話~〇〇がプロデュースする~

          部屋に戻り、怜の背中に見えた傷のことを考えていた。 あれは紛れもなく優華に出来た傷と同じものだった。 しかし、二人が同じ傷を負うことなんてあるのだろうか、こんな偶然って・・・ ザザッうっ!また頭痛が・・・――― 「かわちゃんは悪くないよ」 「僕のせいだ」 「自分を追い詰めないで」 「全部僕のせいだ」 「大丈夫だから。私がそばにいるから」 「僕にはあすかしかいなかった。大好きだったんだ。本当に、本当に・・・」 「辛いよね、だからって生きているかわちゃんが死ん

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第13話~〇〇がプロデュースする~

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第12話~ありのままの〇〇~

          この部屋は誰の部屋だ?この言葉はなんだ? 「HEY!!カワ!ドコイルノ!?」 私は悪戯が見つかった子供の様に体が一瞬強張った――そっとお札の中に怪しい紙を戻した。 ――トムのやつ、うるさっ!なんか調子狂うなぁ~―― 私は廊下に出るとトムの声がした方向に顔を向けて返事をした。 すると、 バタバタと走りながらものの数秒で私の目の前に来て手を掴み言う。 「オニワイクゾ、カワ!」 ――オニワイクゾ?あぁ、お庭に行くぞか……というか、呼び方慣れ慣れしいなオイ………ん?な

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第12話~ありのままの〇〇~

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第11話~〇〇はココにあった~

          僕は優華が何かを隠して話しているとすぐに気が付いた。 でも、聞いたところで教えてはくれないだろう。 「ヨウハ優華のお父さんに会エバ良いのデショウ!簡単な話ジャナイデスカ!ここは群馬ですヨネ。調布市とはドコですか?今から行キマスヨ」 流石トム、行動が早い。知らんけど。 それにしてもまさか群馬まで来てると思わなかった。 僕の家は埼玉にある。そう、僕が気絶したマンションは埼玉だ。 「待ってください、トムさん。まずは何が起きているのか状況を調べる必要があるとお伝えしたはず

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第11話~〇〇はココにあった~

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第10話~あなたも〇〇わたしも〇〇~

          私と優華とトムは怜の待つという一室の襖の前についた。 「ボクは一足先に怜さんにこれからのスケジュール、 聞いたから厠と優華にアラカジメイッテオクヨ――明日はハードな日になりそうだけどガンバロウゼ!」 私は嫌そうな顔だけして何も答えなかった。 「優華だけど――入るわよ」 優華は細く長い綺麗な指で襖をスっと横に開く――眼前に現れたのは客間で、 立派な富士山の掛け軸があるのと部屋の奥の床には3枚の座布団が敷いてあるくらいで無駄なモノが一切置いて無い――畳の上にもチリやホ

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第10話~あなたも〇〇わたしも〇〇~

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第9話 ~悩み知らずの○○~

          カコンッししおどしの音が10畳ほどの和室内に響いた。 「やっと本物の厠さんに会エマシター!トムは嬉しいデスー!そんな悩んだ顔しないでクダサーイ」 「温泉から上がったのにそんなに引っ付かれるとまた汗をかくからやめてくれないかな」 「そんなコト言わないで厠サーン!あなたに早く会イタカッタんですよー!悩みなんてトムが吹き飛ばしてアゲマース!」 僕の身体には悩み知らずの大男、身長は190センチ位で金髪ショートカットの外国人がくっついている。 「HAHAHA!これが私の応援デ

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第9話 ~悩み知らずの○○~

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第8話 ~あなたの〇〇ライフを応援~

          目が覚めたのは早朝で、 布団から出るとiPhoneをポケットに入れカバンから上着を出して着た。 そして、誰も起こさないように静かに外に出る―― 外に出ると日が薄っすらとしか昇っておらず、少し肌寒かった。 お屋敷や庭をあらためて観察してみた。敷地はかなり広く、伊勢神宮を彷彿とさせられる程に全てが古風で心安らぐ雰囲気を備えていた—― ふいにiPhoneを取り出して時間を確認すると【5:50】だった。 (ん!?) いつの間にか、iPhone設定が航空機内モードになって

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第8話 ~あなたの〇〇ライフを応援~

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第7話 ~〇〇では、もう××できないあなたに~

          頭痛が収まったが、僕は頭の中で聞こえてきた言葉の意味を考えていた。 屋敷の外では優華を探す怜さんの声がする。 ああ、一体何が起こっているんだろう。 今日のNEWSに始まり、高校生に殴られ、そして今まで音沙汰のなかった優華が現れた。 何かが起こっているのは分かるが、この変化に僕は頭を必死に追いつかせることで精いっぱいになっている。 少し、頭を休ませたいーーー 「かつひろー、おはよ!」 「おはよう、あすか」 「今日はどこに遊びに行こっか」 「そうだな、今日はあす

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第7話 ~〇〇では、もう××できないあなたに~

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第6話 ~〇〇要注意~

          「命を懸けてって……なら、俺もお前が危ない時は死ぬ気で守る」 私は真っ直ぐ彼女を見つめた。 優華は涙目になり俯くと何やら小声で言った。 「……アンタ....死ん……ら.......あの子は.......なるのよ」 ポタポタと彼女の目から涙が落ちた。 「えっと、何て言ったの?」 「アンタが死んだら怜(れい)はどうなるのよ!!報われないまま父の言う通りじゃない!何にも覚えてないバカが偉そうな事言わないで!!」 彼女は袖で目元を拭うと何でもないから忘れてとぶっきら棒に

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第6話 ~〇〇要注意~

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第5話~希少な〇〇~

          「何を言ってるの?そうやって驚かそうとしても無駄よ」 優華は笑いながら答えると、話をそらすように目線をスモークが効いた車の窓へ向けた。 釣られて僕も窓を見ると、田んぼで囲まれた道を走っていた。 スモークのせいかどこを走っているのかまでは分からない。 「もう着くから外出る準備してね」 殴られる前に準備をしたカバンが右足のそばに置いてあることに気が付き、持ってきた中身(特にえっちな漫画)が入っているかゴソゴソと確認していると、 「優華様、到着致しました」 「ありがと

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第5話~希少な〇〇~

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第4話~〇〇の共通点~

          「う……う~ん」 私は頭の鈍痛を感じながら薄っすらと目を開けると車の後部座席に座っている事がわかった。 見渡すと車内空間が広い車らしく、 乗り心地がとても良いのを感じた。 運転手はマスクをしてサングラスを掛けた見るからに怪しい人物だ。 中性的な髪型で、 ショートカットの女性にも見えるし近頃の可愛い系アイドル男子にも見える。 体形が普通で男女の判別ができない。 そうこう考えていると後ろから気配がした。 「やっとお目覚め?随分と呑気ねー、寝起きついでに厠(かわや

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第4話~〇〇の共通点~

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第3話~〇〇に抱かれて~

          「かわちゃん、驚いた?」 僕は座り込んだまま自分の部屋を見渡した。 優華の足元には大きな鋏が落ちていて、佐藤さんが胸元にあった盗聴器のように見えたベリブレードをポケットに入れながらクスクスッと笑っているのが目に映った。 目覚まし時計は14時を過ぎていた。 「佐藤さん、協力してくれてありがとね。やっとかわちゃんに会うことが出来た」 まだ僕は意味が分からずそのまま優華と佐藤さんの話を聞いていた。 「いえいえ、優華ちゃんの力になれて良かったです。まさか私と優華ちゃんが幼

          27歳なりに読んだ人に感動を刻む小説書いてく予定が世界救ってた 第3話~〇〇に抱かれて~