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【全力設営の日】Ars Electronicaの雑多所感記 2日目

9/5(木)から9/9(月)までオーストリアのリンツにて開催されている、Ars Electronicaに出展のため来ております。現地で見たもの・感じたものを記憶が新しいうちに残しつつ、現地の雰囲気が伝わればいいなと思い、現地のレポート的なものを雑多に、毎日書いていきたいと思います。

※出展内容、具体的な試みについてはこちらをご覧ください。河津は主にInspiratorに関わっています。

9/3(火)の本日はまるっと設営の日です!昨日の続きをやっていきます。明日9/4(水)も開催前日、設営できるはできるのですが、プレオープンを兼ねている日なのでイベントが目白押し、設営してる場合じゃなくイベントに参加したい。今日一日でほとんど完成形まで持っていかなければなりません。

いつもはホテルから路面バスに乗ってPOST CITYに向かいますが、今日は晴れていたので散歩がてら歩きで向かうことに。

超青空!!ですが気温24度くらいで過ごしやすいです。

向かう途中で公園を散歩。

スーパーにも寄ってお水を買います。

昨日今日と度々スーパーに寄る機会があったのですが、ハム・ベーコン類とチーズを大量に置いてるお店がすごく多いです。しかもこれ、入り口入ってすぐの場所に置かれてる場合が多いです。日本だと入り口すぐの場所には野菜ですが、オーストリアではベーコンチーズ。オーストリアの名産品の一つとして知られている(とGoogle先生で調べた)のですが、現地の人々にも日常的に好まれる食材ということでしょうか。

みたいな寄り道をしながらPOST CITY到着です!

こちらの部屋は、Inspiratorという、Ars Electronicaの文脈に即したアイデア発想・気づきを与えるツールを開発しまして、その展示部屋になります。机の上にはiMac2台、Macbook Pro2台を並べます。iMacは現地レンタルで今日届いたので、PC設定やアプリケーションインストールなどなど行います。(ツールの詳細は改めてまとめる機会作りたいなあなどと思っています)

昨日までで配線をなんとなく仮止めしたので、今日はそれをガッチリと固定していきます。養生テープフル活用です。インスタレーションエンジニアの新井くんと一緒に進めましたが、新井くんがリードしながら進めてくれたのでとても助かりました。

お昼を挟みつつ、機材周りだけでなく資材も設営、カッティングシートなどを使い、みんなで空間づくりをしていきます。

床にも導線づくり。

なぜか部屋に置いてあった植物を使わせてもらって、部屋の奥に置いてみたり。(植物の裏側あたりにLANケーブルやLANハブなどでごちゃついてるエリアがあるので隠したい意図)

まだ設営途中のようですが、会場全体(POST CITY)の雰囲気はこんな感じ。

河野さん設営中の、Next Signageの部屋。未来に利用されているかもしれない標識のサンプルがでっかく部屋奥にあって目を引きます。

Next Signageでは開催期間中にワークショップを予定しており、今井さんと河野さんが段取りの最終確認中。(中身はなんとなく隠しました。)

どうやら今回のワークショップの内容は、リンツという場所自体も使った内容になりそう。詳しいレポートが後日できたらいいなあ、というか僕もワークショップ参加したいなあ、などと思いながら自分の設営進めます・・・

そういえば、昨日から街中でよくピクトグラム見つけるなあと思っていたら、POST CITYの中にもありました。

消火栓と非常口、わかりやすいです。非常口は日本のとは少し違いますね。

道端の信号機などとも比較するとわかりやすいのですが、オーストリアの標識類は日本のものと比べて線が多く、情報量を詰め込む傾向にあるような気がしました。

歩きの人も自転車の人も止まってね、のマーク。ちなみに歩きの人だけのパターンも見かけました。それだけ現地の人は文字ではなく絵で把握する傾向が強いのでしょうか。

あまり関係ないかもしれませんが、僕もリンツに来てから度々拙い英語で、なんとか会話をしなければならない場面に遭遇しているのですが、僕の底辺英語スキルの会話(身振り手振りつき)をすぐに解釈してくれて、僕の望む回答をくれるまでのやりとりがとてもスムーズです。慣れてるから、というのもあるかもしれませんが、そもそも感覚で把握する力、感受性のようなものが高い人たちが多いのでしょうか、などと思ったりしました。

そんなことを考えながら設営を進めて、(多分)90%くらいの進捗になったところで22時過ぎになったので、今日はここまで。帰ります!

帰る途中で見かけたこれ、キックボードのレンタルサービスみたいです!リンツではキックボードで移動している人が多くて、こういったサービスを使っていたりするのでしょうか。道も平坦だから移動しやすいのかも。

返却するときは道端に乗り捨て、「ここに止めたよ、安全な所に止めてるよ」と写真を撮って送るだけでいいようです。田中くん(あだ名は博士)が教えてくれました。流石に位置情報トラッキングしてるでしょうし、デジタル使ってるなぁ・・・と感じました。

他にも、通りのお店ではデジタルサイネージを普通に店先に出してたりします。デジサイ自体は珍しくないのでしょうが、先ほどのキックボードもそうですが、何かデジタルというものがリンツの古き良き然とした街並みに、普通にインフラとして溶け込んでいるということに純粋にすごいと感じたというか、自分でもあまり整理できてない気持ちになりました。うまく言葉にできなくてもどかしいので、ちょっと頭整理して明日あたりに何か気づきになるといいな・・・

明日は残りの設営を終わらせてから、プレオープンイベントです!やっとArs Electronicaの催しに触れることができそうで楽しみです!それでは!

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