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ハラキリザボルグネムレリア〜GWに使ったネムレリアについて〜

1.はじめに

初めましての方は初めまして。かをぽっぽと言います。普段はカグヤでcsに出たりnote記事を書いたりしてます。
楽しくそこそこ強そうなデッキの原案ができてGWでちょくちょく弄りながらcsで遊んでたのでその供養のために記事を書きます。暇な方は付き合っていただけると幸いです。

2.デッキレシピ

最新のデッキレシピは以下の通りです。


3.構築に至るまで

ネムレリアって?


幼女が見ている夢を表したテーマです。
寝姫の甘い夢と夢見るネムレリアのイラストを見れば分かるように、この幼女大変寝相が悪いです。
エクストラデッキを布団に見立てており、夢喰いや夢守りのモンスターたちが暴れると寝相が悪くなるのか布団(エクストラデッキ)が剥がれていきます。
そして布団がなくなるとネムレリアは寝返りを打って(盤面に出てきて)また布団を被って眠ります。
クソデカバケモノだらけの夢ですが、モチーフは甘いお菓子や目覚まし時計など幼女の夢らしく可愛らしいテーマです。

大会環境におけるネムレリア

カードとして見ても毎ターン2枚サーチをするパワカ、ネムレリアの寝姫楼や夢見るネムレリアの大規模除去、夢守り、夢喰いの優秀な打点など魅力的な部分が多いです。

ここでネムレリアというテーマを大会環境で使うと考えた時の強みと弱みについて考えます。

強み
・テーマ内3種の1枚初動から最低限の妨害+次ターン以降のリソースを構えられる
・ネムレリアの寝姫楼による毎ターンの2枚サーチ
・夢見るネムレリアによる対象を取らない全体除去
・展開がコンパクトであり、甘い夢経由でなければ展開中にサーチは1回しか行わないため、Gやドロバの受けが非常に良い。
・エクストラのフリースロット
・アトラクター、センサー、御前などの主要なメタカードに耐性がある
・高打点が雑に並ぶ
・召喚権への依存度が低い

弱み
・エクストラが15枚だと夢見るネムレリアの起動に時間がかかるが、エクストラが14枚以下だと対戦前に相手に情報を与えてしまう上寝姫楼や夢喰いの効果、金満系の壺を強く使えない場合がある
・エクストラ使用への制限がかなり強い
・寝姫楼への依存度が高い
・高打点は並ぶがワンショットキルが難しい
・テーマ内の妨害が量質ともに貧弱
・性質上星10獣族にメインスロットを圧迫される

とこんな感じだと思います。この内「テーマ内妨害が量質ともに貧弱」であり「高打点が並ぶがワンショットキルが難しい」という2つの特徴からネムレリアというテーマはテーマ内だけのカードでは先攻を取っても後攻を取ってもとてもじゃないが大会環境で勝ち切ることは難しいというのが私の結論でした。(初期ネムレリアは貧弱な妨害すらなかった。)

よってネムレリアにテーマ外のカードを採用することは決まりましたが、ネムレリアの強みを最大限活かすにはネムレリアの強みと噛み合いかつ強く使える動きを取り入れるべきです。

まずネムレリアの弱点であるネムレリアへの依存度の高さについて、スモールワールドや宣告者の神巫→イーバ落とし→場から神巫除外が考えられます。神巫もネムレリアの自由なエクストラ枠を活用できるため優秀ではありますが、今回はネムレリアが「召喚権を余らせている」という点を強く使うためにスモールワールドを優先しました。
これによって余った召喚権で出力するカードにもスモールワールドでアクセスできるようになりました。
ここで
・ネムレリアギミックとスモールワールドの噛み合いがよく
・召喚を通せば勝ちを押し付けられるほど強力であり
・出来ればネムレリアギミックの動きを邪魔せずむしろ補助できる
そんなカードがあれば良いんですが、まあそんな都合の良いカードがあるわけ……

ありました。そう、轟雷帝ザボルグです。ザボルグは光属性、星8、雷族と、レヴェイユ以外のネムレリアモンスターとスモールワールドで繋がりがよく、8枚のエクストラ破壊は相手のエクストラデッキを機能停止させながら自由なエクストラスロットで一方的にアドバンテージを取れるため、効果が通れば勝ちと言える対面も非常に多いです。その上でネムレリアのテーマ内妨害は盤面にネムレリアを要求しないため生贄にしても問題がなく光属性を生贄に用意できるためザボルグの効果を強く打てます。そして相手のエクストラを減らすと同時に自分のエクストラデッキを削るため、初期エクストラが15枚だったとしても先攻でエクストラデッキを2枚以下まで削ることができ、夢見るネムレリアのssを安定させられるようになります。

更にネムレリアはアトラクターや永続メタカードへの耐性が強いため自分でも採用し、環境上位層に対してメタを貼ります。

纏めると
1.ネムレリアに触る
2.ザボルグを出すか永続罠+テーマ妨害で凌ぐ
3.勝つ
というのが理想的な流れです。ではカード個別の紹介に移ります。

4.採用カード紹介

ネムレリアカード

  • 夢見るネムレリア

かわいい。布団に潜るだけで5000ぐらい打点を出力するし寝返りを打つだけで相手の盤面とリソースを破壊するバケモンみたいな幼女。寝相は悪い。
一枚初動であり、夢守りのss条件に必要なので基本的にエクストラで眠っててほしい。クシャトリラユニコーンに飛ばされてデッキが機能停止したことがある。あいつ許さん。
テーマ名としてのネムレリアと呼び分けがややこしいので以下このカードは『寝ムレリア』表記で説明します。

夢守りモンスター
エクストラに寝ムレリアが居る時にssと効果発動ができる。チェーンブロックを組まずに出てきます。

  • ネムレリアの夢守り-クエット

固有効果はエクストラ1枚をコストにネムレリアカードを対象取る効果の発動無効(被破壊)。打点は2000と低めだが対象を取る効果を貫通できるので後手まくりには便利です。後述の寝姫楼と合わせて結構盤面が固くなります。ギリギリ先で取り敢えず置いておけるので2枚採用。

  • ネムレリアの夢守り-オレイエ

固有効果はエクストラ1枚をコストに相手のモンスターの数×500の自己パンプ。元々の打点が2500あるため寝姫楼込みで最低でも打点3000を一方的に処理できます。さらにこのカードが優秀なのは相手盤面には依存するものの能動的にエクストラデッキを1枚ずつ、相手ターンにも減らせると言うエクストラデッキ枚数調整能力です。これにより寝ムレリアのss条件を整えるのにとても役立ちます。ただ盤面を1度捲るのに使えれば十分なので1枚採用。

夢喰いモンスター

  • ネムレリアの夢喰い-レヴェイユ

チェーンブロックを組むが墓地からもssできるので繰り返し使える打点であり、また寝ムレリアを引いていなくても盤面に出てこれるので3枚採用です。妨害を構える効果は直接セットなのでドロバ受けが良いです。
レヴェイユのssは寝姫楼と同じ縛りが付くので注意。

  • 夢現の寝姫-ネムレリア・レアリゼ

ケーキの上に寝ムレリアがベッドで寝てる。かわいい。場のモンスターをボトムに戻すことによる自己ss効果と、着地時に寝ムレリアをエクストラに送るか対象を取らない月の書効果を選択して発動する効果、エクストラの枚数×100の自己強化の3つの効果。
ルーヴによってssすることで妨害として使えるが、現環境をこれだけで乗り切るのはあまりにも頼りないです。
寝ムレリアを送る方の効果は夢守りのss条件を満たすために使ったりとか、寝ムレリアのss縛りを付けずに寝ムレリアをエクストラにおける効果なので寝返りの下準備に使ってそのターンにブッパができたりとそこそこ使います。
天使族なので寝姫楼のサーチに対応していない点は注意ですが、おかげでセンサー中にレヴェイユの隣にssできます。

  • 寝姫の甘い夢

恐らく布団に入った直後ぐらいの映像。行儀良くてかわいい。テーマ内万能サーチに加え、エクストラで既に寝ムレリアが寝ている時に打つとネムレリアモンスターの着地時の効果発動制限までおまけで付いてきます。これ適用中に寝ムレリアが寝返りを打つととても気持ちがいいです。
寝ムレリアに触れるのでこれも1枚初動。場からエクストラデッキに寝ムレリアを置く効果も自身の効果で勝手にエクストラに行く寝ムレリアには一見無意味に見えますが、寝ムレリアが自身の効果でエクストラに行くとそのターン寝ムレリアがssできなくなるので、エクストラが薄い時にスケールから直接送り込んだり、寝返りを打った直後の寝ムレリアを除外やバウンスから躱すためにエクストラに逃したりとたまに使います。

  • ネムレリアの寝姫楼

毎ターン獣星10を2枚サーチする効果と、エクストラに寝ムレリアが居る時にネムレリアモンスターの破壊をエクストラ1枚で肩代わりする効果の2つです。
置いておくだけで毎ターン2枚アドを取るイカれたカード。
どちらの効果も優秀でネムレリアの要と言っても過言ではありません。

  • ネムレリア・ルーヴ

ネムレリアの守備表示でのリクルートと墓地効果で自分の裏除外枚数に比例したデバフです。
レアリゼと共に使うことでネムレリア唯一の妨害札になる。こんなの1枚だけでサーキュラーやらピュアリィやらワカU4が止まるわけがないとはいえ、それでもそこはかとない妨害ぐらいにはなるので永続への回答を潰したりザボルグ直後の不安定な盤面だったりを誤魔化すなどの仕事はできます。
墓地効果のデバフは見た目より優秀で、相手は動きづらくなるし、ザボルグ後に残った数少ない相手の打点を潰すために使えたり良い味は出てました。

メインデッキのモンスター

  • 轟雷帝ザボルグ

ド派手にゲームを壊す馬鹿カード。基本的には自身を破壊して8枚墓地送りが多いですが、ニビルトークンや相手の光属性モンスターを破壊するパターンや、自分の夢守りを破壊することも。特に強力なのが斬機対面で、まともに出せる高打点を全て墓地に送れば後はオレイエを越えられずに死んでいきます。とは言えザボルグでエクストラを破壊するだけで勝てる対面というのはそれほど多くありません。
例えばピュアリィはエクシーズ体を全て墓地に送ってもコストで切ったリープで回復したり、神碑のようにメインデッキだけで十分戦えるようなデッキもあります。他にもエクストラ8枚破壊だけではフィニッシャーを削りきれないティアラメンツやメインデッキ自体が強い神碑やクシャトリラと言うものがあります。
よってこのカードを強く使うならば自分の墓地送りも強く使わなければなりません。
今回の構築では先攻でこの8枚を墓地に送ります。
スカルナイト
スカルワゴン
グランギニョル
キマイラ
ウィンドペガサス
Ω
ブラックフェザードラゴン
深海姫プリマドーナ
それぞれの詳細については後述します。

  • 深淵の獣マグナムート 

  • 深淵の獣バルドレイク

斬機対面を意識したカードですが、それ以外の対面に対しても、レヴェイユでコストとして墓地に送ったモンスターを除外してssすることでバルドレイクの1妨害を構えられます。
またシンプルに打点が高いところが優秀で、ネムレリアだけでは基本的にワンショットに届かないところを削り切ってくれます。
対面問わず優秀でした。

  • エンジェルO7

  • 雷帝家臣ミスラ

スモールワールドで孤立していた深淵の獣と増殖するGで繋がりを作るために採用している2枠です。それぞれ素引きでも価値があるカードを選びました。
エンジェルO7は4枚目の召喚権消費カードでもあり、ザボルグの通りが悪い対面に対しては狙ってサーチしてnsします。エンジェルO7がアドバンス召喚されて場にいると効果モンスターの効果が発動できなくなります。
同じく深淵の獣とスモールワールドで繋がる威光魔人とほぼ同じ効果で生贄も多いので一見威光魔人の下位互換ですが、威光魔人と異なりザボルグとスモールワールドで繋がるという利点があり、この構築では深淵の獣からザボルグに触れる唯一のカードなので威光魔人よりエンジェルO7を優先しています。(威光魔人は守備力属性一致のため不可)
ミスラは増殖するGからネムレリアへ、また逆に光属性から増殖するGに触れる中継点です。
素引きしても相手の場にトークンを出すことでザボルグへの泡ケアや、リリースされた時の効果でザボルグへのうさぎケアなど誘発ケアに繋がります。また対面によっては御前試合と合わせて送りつけたトークンでロックをかけることや、クシャトリラやエクソシスターの展開を阻害することもできます。

  • G

  • うさぎ

  • ニビル

  • クロウ

  • アトラクター

環境的にうららの通りが悪くかつこのデッキのG受けが非常に良いためGを弾く役割も不要と考えうららを不採用としました。
クロウもパワー自体は低めですが広い対面で使いやすいこと、また闇属性→クロウ→ネムレリアというスモールワールドの中継点として優秀なため1枠取っています。
ニビルも対面を選ぶ誘発ですが光属性の中継点として優秀だったことや、ザボルグとの相性が良いことからメインから1枠取ってます。

魔法カード

  • 金満で謙虚な壺

エクストラを削りながら初動やザボルグを探しに行けるパワーカード。ただザボルグの動きをしに行くならば無条件に6枚除外をするとエクストラデッキ枚数<ザボルグの墓地送り枚数となり、エクストラデッキの寝ムレリアごと墓地に送らなければならなくなる場合があるので除外枚数は今後の展開を踏まえて選択します。
またザボルグに向かいながら金満で謙虚な壺で優先して除外するのは、ヌトスとグスタフアーゼウスに加え、1枚はルルワリリスかブラックフェザーアサルトドラゴンを含めて置くのが良いです。解説は後ほど行います。

  • スモールワールド

ほぼ万能サーチ。ネムレリアやザボルグに触りに行きます。うららが減少してドロールがいる環境なので、寝姫楼とスモールワールドがあるなら寝姫楼を優先して発動するとドロールを躱しやすいです。
またこのデッキのスモールワールドの対応は以下の通りです。

何が何だかわからんと言う方はポイントとして
・深淵の獣はエンジェルO7とクロウとしか繋がっていない
・増殖するGはミスラとしか繋がっていない
の2点だけ覚えていただければいいと思います。

罠カード

  • 御前試合 

  • センサー万別

ネムレリアのテーマ内妨害だけではとてもじゃないが環境デッキと戦えないため、ザボルグ以外に用意した勝ち筋です。どちらも自分の動きを若干阻害しますが、致命的ではありません。その代わり斬機や超重武者、ピュアリィに対してはギミックを否定するほどのパワーがあるため採用しています。
センサーは強力ですがピュアリィのアザレアのように汎用低リンクなどによる対策が容易なためセンサー3枚積んで被るよりは御前と2-2で散らして重ね引き時の強みを増やすと共に、ミスラを強く使えるようにしてみました。

エクストラデッキ

レヴェイユと寝姫楼が発動するターンにPモンスターしかエクストラデッキからssできない制約をかけてくるためエクストラデッキに触る機会は少ないです。そのため15枚のうち13枚がザボルグで落とした時に仕事をするカードで構成されています。
また寝ムレリアの早期寝返りを目指すためにエクストラデッキを15枚未満の数にすることもネムレリアデッキでは検討されることがあります。しかしデッキバレのリスクがあることや、今回はザボルグでの最大リターンとエクストラデッキのコスト枚数を検討し15枚のエクストラデッキがベストだと考えて15枚にしています。

  • 超弩級砲塔列車グスタフマックス 

  • 天霆號アーゼウス

一応まともに出すことを意識したエクストラデッキです。盤面に残った夢守り夢喰いやブラックフェザーアサルトドラゴンを素材に出すことを想定しています。残りライフを消し飛ばしに行きます。アーゼウスは1枠余ったので使うかなーと思って採用しましたが別になくても良いなと思いました。スカルワゴンの2枚目に置き換えるのもありだと思います。
これら以外のカードは全てザボルグ前提のエクストラデッキになっています。

  • 旧神ヌトス

ザボルグの切腹時、特に後攻で盤面に触るために採用しています。先攻時は落とさないので裏除外のコストに優先的に除外し、後攻時は相手盤面によって落とす枚数を調整します。
ただ3枚は過剰だったかもしれません。

  • 中世代化石騎士 スカルナイト

  • 中世代化石マシン スカルワゴン

それぞれモンスターと魔法罠を墓地効果で破壊できる融合モンスターで、ヌトスと異なり特定のカードしか割れませんが、予め墓地に置いておけると言うのが特徴です。
ザボルグを通した後、多くのデッキはメインデッキの勝ち筋、と言うより最低限夢守りを超えられる打点がほとんど入っていません。それを対処するためのカードです。
また後攻時にヌトスと合わせて最大5枚盤面のカードを破壊できるため捲りの時も優秀です。

  • 幻獣王キマイラ

相手ターンにフリーチェーンで夢守りか夢喰いを墓地から蘇生できます。ザボルグの切腹直後、自分の盤面には壁がなくなるので貧弱なエクストラデッキとメインデッキのモンスターを並べてワンキルを狙ってくるデッキがいくつかあります。そうした対面に対し2500↑打点の要求を押し付けられるのでウィンドペガサスと合わせてこれが墓地にあると生存率が飛躍的に向上します。

  • ウィンドペガサス@イグニスター

墓地に置いておけば自場のカードが相手によって破壊された時に相手場のカードをデッキバウンスできます。用途としては前述の化石と同じで相手の数少ない勝ち手段の除去が仕事です。またキマイラと非常に相性が良く、キマイラで蘇生した壁を戦闘破壊されても1バウンスが出来るのが不意の負けを防げてとても強いです。

  • psyフレームロードΩ

定番中の定番ですね。墓地のカードと自身をデッキに戻せます。相手の厄介な墓地効果持ちを戻す仕事ももちろんですが、ネムレリアデッキ的にはザボルグの切腹後自分のエクストラデッキの枚数を+1or+2して調整してレヴェイユや寝姫楼、金謙のコストを補い寝ムレリアのss準備に使える言う点も優れています。

  • 赫焉竜グランギニョル 

  • 赫聖の聖騎士

グランギニョルを墓地に仕込んで赫聖の聖騎士のssを狙います。効果が受動的なためエクストラ消化として見ると使いにくいのが難点ですが、エクストラ破壊が通った後に立つ妨害として赫聖の聖騎士が非常に優秀で、生存率の上昇に貢献してくれます。

  • 深海姫プリマドーナ

  • ブラックフェザードラゴン

  • ブラックフェザーアサルトドラゴン

ブラックフェザーアサルトドラゴンは場か墓地のブラックフェザードラゴンとシンクロチューナーを除外してエクストラからssできます。
打点として非常に優秀なのはもちろん、エクストラデッキを能動的に1枚減らせるのが強いです。
プリマドーナは墓地に送られた場合除外されたカードを1枚デッキに戻せます。種類指定が無いので裏除外に触ることができると言う点でエクストラデッキの調整に使える他、金謙が絡んだりザボルグの切腹ターンが遅れたりした時にザボルグのエクストラ破壊枚数が自分の残りエクストラ枚数を超える時があります。(ザボルグは破壊枚数>エクストラ枚数の時はエクストラを全て墓地に送る裁定)
そうした時に予めアサルトドラゴンを裏除外しておき、プリマドーナでエクストラデッキに戻すことで赫聖の聖騎士かアサルトドラゴンをssできる状態にできます。元々アサルトドラゴンをエクストラデッキから出せる状況=プリマドーナが墓地に落ちている状況なので、アサルトドラゴンは序盤に裏除外のコストに当ててしまっていいです。

サイド

適当です。割愛します。強いて言うなら召喚権余ってるので電光雪花使えるのは強いです。

5.先攻展開例

寝姫楼(寝ムレリア、甘い夢、スモワ)のみ

寝姫楼を置いてレヴェイユ+クエットサーチ。
レヴェイユss手札のクエットコストにルーヴセット。

ネムレリアの基本展開です。ルーヴによる1妨害、盤面の寝姫楼での2枚サーチ、墓地に落ちたレヴェイユの蘇生が次ターンのリソースです。

寝ムレリア(甘い夢、スモワ)+ザボルグ(スモワ)

寝姫楼を置いてレヴェイユとクエットサーチ
レヴェイユefssクエットss
レヴェイユとクエット生贄にザボルグns
前述の8枚落とし
プリマドーナef裏除外から1枚回収(大体グスタフかアサルト)

盤面に寝姫楼しか残りませんが相手のエクストラを選んで8枚破壊+自分の墓地リソースで勝ちに行きます。
プリマドーナの1枚回収は省略してもほとんど問題はありません。プリマドーナの効果込みで残りエクストラデッキは3枚になるため、次ターンに寝ムレリアのssも控えています。
ここまで来ればほとんどの対面に勝てます。

寝ムレリア+ザボルグ(金謙3枚除外時)

寝姫楼を置いてサーチをオレイエ、クエット
後は上述と同じです。

レヴェイユを生贄に使うとエクストラ枚数が足りなくなるのでオレイエクエットを使って節約します。

寝ムレリア+ザボルグ(金謙6枚or金謙3枚+レヴェイユ)

金謙や寝姫楼の除外で予めアサルトドラゴン(赫聖の聖騎士)を除外しておきます。
ザボルグを召喚して切腹。(この時エクストラ枚数が寝ムレリアを含めて8枚以下なので全て墓地に行きます。)
プリマドーナefアサルトドラゴン(or赫聖の聖騎士)をエクストラに戻す。

エクストラの寝ムレリアまで墓地に行くのであまりやりたくは無いですが、こういったルートもあります。リカバリ手段が見えてる時や、どうしても初動が欲しい時に使います。

寝ムレリア+ザボルグ+ss光属性

レヴェイユのコストが1枚あるのでルーヴを追加で伏せるだけです。

寝姫楼+深淵の獣

レヴェイユでルーヴをセット
マグナムートefクエット除外してss
エンド時ドルイドヴルムサーチ
(バルドレイクなら構えてエンド)

通常展開にバルドレイクの1妨害を追加するだけです。

6.対面毎のザボルグの考え方

ザボルグを使うにあたって考えるべきは当然「何を墓地に送れば相手はつらいのか」「ザボルグの後相手には何ができるのか」という2点です。ここを考えなければ自己満足で終わってしまいます。
墓地に送るカードは構築によって多少変化しますので悪しからず。

斬機

墓地に送るカード:アクセスコード×2、ネオテンペスト、ダランべルシアン×2、ラプラシアン、ヒートソウル、トランスコード

エクストラデッキの回復手段を持たず、またメインデッキの打点もパラレルエクシードが最大なので打点の高いモンスターと除去持ちを全て墓地に送ればもう相手はこちらの夢守りを突破できません。
一応展開の起点になる低リンクを全て墓地に送るプランも取れますが、今の斬機はメインデッキだけでリンク値が4にも5にも伸びるので着地点を飛ばすのが安定だと思ってます。

ピュアリィ

墓地に送るカード:ピュアリィ全カード。追加でアーゼウス。
アトラクターを引いているとき
R2ピュアリィすべて、アーゼウス、アザレア
センサーを引いているとき
アーゼウス、アザレア、あとは適当
御前試合を引いているとき
アーゼウス、アザレア、R2ピュアリィ

リープを墓地に送ることで墓地に送ったピュアリィエクシーズを回復されるため、ザボルグのみでは勝ちになりません。
リープに対応して深淵の獣で急所を抜いたり、ルーヴで誤魔化したりして何とかしましょう。永続罠があるなら永続罠の回答を優先して墓地に送って勝ちに行きます。

神碑

墓地に送るカード:フギン>ゲーリ>ムニンの順

当然ながらザボルグだけでは勝てません。とはいえかなり有利にはなります。神碑は泉を守る手段をフギンやムニンに依存している上、ゲーリを飛ばせばゲーム中に泉を2回しか発動できません。
こちらのデッキのモンスターはセンサー+群雄の組み合わせ以外なら2体以上の高打点を並べながらのビードダウンが可能であり、墓地のスカルワゴンも1回構えられ、エクストラからの寝ムレリアも控えているので優勢にはなれると思います。

超重武者

墓地に送るカード:シンクロ体全て、エクシーズ体(アーゼウス以外全て)後は高リンク値、ビヨンド

着地点を潰すイメージです。着地点が無ければ何枚カカCがあっても問題ありません。こちらの盤面に除去を飛ばしてくるビヨンドだけは警戒してください。
メインデッキに高打点(レギュラス)があるのでこれだけでは勝てませんが、有利にはなるはずです。
また、このようなアーゼウスになれるエクシーズモンスターが少ないデッキならばアーゼウスになるためのエクシーズモンスターを全て墓地に送ることで少ない破壊枚数で複数のエクストラを機能停止できるのでお得です。

その他デッキ

墓地に送るカード:大まかな方針は「着地点を潰す」か「起点を潰す」かです。この2点のうち体感ですが、前者の方が事故が起きにくいです。負け筋を潰す方針で行きましょう。

7.最後に

いかがでしたか?使った感想ですが後攻時の勝率が伸びなかったことと、ネムレリアのみの時の妨害の貧弱さがネックでした。ただザボルグが通った時のパワーはすさまじいものがあり、アトラクターやセンサーという最高のメタカードを積める点も優秀でした。
最近はネムレリアの展開に刺さるうららや、ザボルグに直撃する無限泡影などが採用率を落としており、主要なメタカードの壊獣や倶利伽羅などは一切効かないのでメイン戦はかなり強いです。
醒めない悪夢やコズミックサイクロンのようなやばいカードも増えてはいますが、先攻取れば関係ないので今のうちに使うことをお勧めします。
勢いだけで書いた記事なので読みづらい点等多々あるでしょうが何か質問などあったら質問箱や私のTwitterへどうぞ。

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。


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