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大宮yacs準優勝!罪宝竹光解説!!

はじめに

お久しぶりのnote執筆です。かをぽっぽと言います。過去何度かカグヤgsやクソデッキの記事を書いたりしてました。今年はニコニコ動画やyoutubeにマスターデュエルの動画を上げたりしてます。
このデッキの解説動画も同時投稿しています!
このnoteで書ききれなかった構築の経緯や、展開の説明について記載しているのでよければ合わせてご覧ください

今回のnoteは2023/12/23のyacs大宮Aブロックで個人チーム共に5-2で準優勝した竹光の解説記事です。

私にとって「竹光」は初めて非公式のcsに参加した時から使い続けている、カグヤに並ぶほど思い入れのあるデッキなのですが、レシピを見ても、どういったルートで展開し、どのような最終盤面になるのかということがわからないと言う言葉を多数頂きました。
ドローという不確定要素が展開に絡むため、最終盤面が少なからず変動し、ただ見るだけでは上振れているのか確定ルートで動いているかの判別も難しいというのも自他ともに認めるところです。

と言うわけで今回はこの構築の基本展開や初動をなるべく解説し、
・黄金色などの追加ドローで展開に絡む札を1枚も引いていないとき
・追加ドローの受け入れとそれによる盤面の変動
をなるべく書いていこうと思います。

構築と戦績

各種採用カード

この構築を紹介するにあたり、採用カードを便宜的に以下の4つに大別します。

1枚初動札(コスト許容)
準初動札
展開用札
誘発その他汎用札

採用カード1枚1枚の効果の詳細な解説はしません。読者の皆様が記事内に採用されているカード全てのテキストを把握しているという前提で、主にそのカードの果たしている役割についての解説をします。
ただし初見のカードも多いとは思いますので、各カード名に遊戯王DBへのリンクを付けていきます。
解説途中に「このカードの効果わからんのだけど」となったらDBやニューロンに飛んでください。

注釈:竹光×n という表記はその展開で盤面と手札に用意できる「竹光」カードの合計を表します。nに対して何が起こるのかは下記にまとめました。参考にしてください。
n=1: 特に何も起こりません
n=2: 2ドローorメイン1スキップ
n=3: 4ドローor2ドロー+メイン1スキップ
n=4: 6ドローor4ドロー+メイン1スキップ
n≧5: 6ドロー+メイン1スキップ

1枚初動札

ここでいう「1枚初動」は「初手の中に1枚引いていれば動きを作れること」を定義し、手札コストやフィールドコストの要求は、比較的緩いものであれば無視します。

黒魔女ディアベルスター×3
罪宝狩りの悪魔×3

手札コストと、ディアベルスター以外の原罪宝のコストを必要としますが、1枚で動けるカードです。またこの際原罪宝のコストの用意に召喚権を使っても構いません。この初動で到達する最低盤面は
パワーツールブレイバー
アンブロエール(墓地咎姫)
竹光×4
です。
竹光によってコストを賄うことができれば消費が抑えられるため、狙えるなら積極的に竹光を使っていきましょう。

篝火×3

パワーツールブレイバーの絡む強い初動になります。篝火は竹光での後引きも強いカードであり、召喚権も使わないため貫通札や後手の手数としてとても優秀です。
素引きの追加を考慮しない最低盤面は

バロネス
フランベルジュ
パワーツールブレイバー(永続魔法化)
アンブロエール(墓地咎姫)
竹光×4

です。

スネークアイエクセル×1

召喚権を絶対に消費するものの、エクセル単体初動は篝火単体初動と合流でき、最低盤面は篝火初動と同様です。

蛇眼の炎燐×1

あまり素引きしたくないカードではありますが、素引きしたとしても最低限の初動として扱えます。
他の展開札の受け入れは広いので、ドローで他の展開札を探しに行くのが良いです。

最低盤面
アンブロエール(墓地咎姫)
マスカレーナ
ポプルス
竹光×2

エクスパラディン×3
増援×1

エクスパラディンは召喚権からうららを一切もらわずにイゾルデの成立が可能です。
他の展開ルートの一部に組み込まれることが多いですが、これ単体でも最低限の動きを持っています。

最低盤面
アンブロエール(墓地咎姫)
竹光×2

更にエクスパラディンはディアベルスターや篝火と合わせ引くことでニビルケア展開が可能になり、くっつきが良く、竹光のドローによる受け入れも広い初動です。

準初動札

焔聖騎士リナルド
紅蓮の麗傑ブラダマンテ
焔聖剣デュランダル

これらは『炎属性戦士族モンスターと合わせ引くことでイゾルデを作れるカード』です。(リナルド+デュランダルの時のみ動けない)
基本的には他展開ルートで使うパーツですが、素引くことで他展開ルートの貫通札としても扱えます。
想定している最低盤面はエクスパラディンと同様です。

展開中に使う札

蛇眼の炎龍×1

スネークアイ展開時に使います。このカードの存在によりブレイバーのシンクロ召喚が容易になるとともにバロネスの素材にしたブレイバーを盤面に再出力できるようになりました。

焔聖騎士リッチャルデット

主に①の効果を使うカードであり、リナルドと並んでイゾルデやスネークアイで持ってきたいカードです。
確定の展開ルートで①を用いることも多いですが、黄金色のドローの展開で墓地に仕込んでおくことで炎戦士モンスターのドローの受け入れを作っておくという使い方も多かったです。
②の効果は戦士族縛りがつくため展開ルート上の使用頻度こそ低いですが、バロネスやリトルナイトといった後攻で強い戦士族がエクストラにあるため、後攻の捲りの時にはたまに使うことがあります。相手ターン中にフランベルジュの蘇生効果で吊り上げて壁を増やすといった使い方も可能です。

焔聖騎士テュルパン

盤面に装備魔法が残りやすいこのデッキにおいては黄金色の後引きでssできるカードとしてカウントできます。そしてチューナー化の効果も強力で、エクスパラディンをチューナー化しディアベルスターとシンクロ、バロネスを作ることができます。
このカードの存在によりディアベルスター+エクスパラディン初動は展開の最初にバロネスを出してほぼ全ての誘発を1枚ケアできる最強初動が成立しました。

チューンナイト

エクスパラディンで装備してそのまま出てくる戦士族です。あまり特記することもありませんが、このカードも炎属性星1モンスターなのでスネークアイのサーチ先やイゾルデのリクルート先が枯渇した時にたまに直接触ることがあります。

原罪宝スネークアイ

多くの展開の要になるカードです。竹光によってコスト軽減をすることが多く、展開中の後引きでもエクセルに触れるため強い札です。
この構築ではリクルート先の選択肢が豊富でよく使う順に
エクセル
リッチャルデット
リナルド
ブラダマンテ
チューンナイト
ポプルス
といった感じです。

妖刀竹光×3
真刀竹光×2
黄金色の竹光×3
燃え竹光×1

竹光ギミックです。1枚では何もしないカード群であり、デッキコンセプトであり事故要素でもあります。
しかし竹光が2枚以上あればドローかメイン1スキップが可能です。
黄金色の竹光によるアドバンテージ獲得能力と手数のかさ増し、妖刀竹光によるスネークアイ及びディアベルスターのコスト軽減、燃え竹光によるメイン1スキップでの実質的なバトルの拒否が竹光ギミックの強みです。
加えて目立ちにくい点ですが、不純物の枚数を抑えながらデッキ内の装備魔法枯渇が起こりにくいということも竹光採用のメリットです。

その他各種汎用

増殖するG×3
灰流うらら×3

最低限の手札誘発です。竹光ギミックやスネークアイギミックでスロットが圧迫されているため、誘発の採用枚数は抑えGケアに必要なうららと通った時のバリューが高いGのみに絞りました。
黄金色での大量ドローで引き込むことで先攻展開の1部として組み込むことができますが、増殖するGは先攻展開を通した後にデッキが薄くなり、LOの負け筋を作る可能性があるので気を付けましょう(1敗)。

墓穴の指名者×2
抹殺の指名者×1

うららと合わせて増殖するGをケアするための札です。
このデッキはイゾルデへの誘発が重くないため抹殺の指名者での誘発ケアはGうらら以外の択は考慮していません。
スネークアイギミックなどtier上位のデッキと採用カードが一部重複するため、妨害として機能することも少しだけ期待しています。

エクストラデッキ

展開札
リンクリボー

スネークアイギミックを採用するときに小回りの利くリンク1として採用しました。サクリファイスアニマとの競合枠で、アニマならイゾルデから即セレーネを作れるという利点があるのですが、センサー万別を超える時にリンクリボーの方が使いやすいことや、1度リンク召喚しても繰り返し星1を墓地に送れる小回りの良さを評価しこちらを採用しました。

聖騎士の追想イゾルデ

戦士族展開における最強のリンク2です。それゆえに多くの戦士系デッキはイゾルデへの無効妨害や泡が弱点になります。しかしこの竹光というデッキにおいてイゾルデのリクルート効果への依存度は低いです。イゾルデのリクルート効果はコストでデッキから装備魔法を墓地に送れるため、竹光の確保という点において殆ど誘発で止められません。

豪炎の剣士

展開ルートの中で炎属性戦士族を場に出してリナルドの召喚条件を満たすのが主な役割です。
墓地から戦士族を蘇生する効果は時々役に立ちます。バロネスが戦士族であることが活きるカードの1枚です。

賜炎の咎姫

意味不明パワカです。スネークアイ展開でフランベルジュを蘇生して妨害兼リソースにするほか、リナルドを蘇生して竹光の回収をすることもあります。
炎縛りの解除方法についてブレイバーで無効にしたり、バロネスで破壊したりとリンク召喚以外の方法を頭に入れておくと便利です。

神聖魔皇后セレーネ

アクセスコードへのつなぎとしての役割及びディアベルスターの蘇生によるリソース確保が仕事です。このデッキは展開を通すとセレーネの魔力カウンターが6個以上、つまり往復ターン分乗ります。よってディアベルスターを使いまわしてリソースを稼ぐ動きが非常に強力です。

アクセルシンクロ スターダストドラゴン
スターダストドラゴン

ディアベルスター+1チューナーをブレイバーにするための採用です。スターダストドラゴンを採用することでディアベルスター+妖刀の展開でブレイバーをニビル着地前に耐性持ちにすることができ、ニビルの被害を抑えられます。

パワーツールブレイバードラゴン

展開札であり制圧札でもあります。装備するのは基本的に真刀竹光、妖刀竹光、炎聖剣デュランダルです。
先攻展開でこのカードを出せているかで盤面強度が著しく変わるため、可能な限りこいつの着地を狙います。

制圧札
IPマスカレーナ

一番手軽な妨害です。状況に合わせてリトルナイトとアポロウーサを使い分けます。
燃え竹光の適用により戦闘除去のリスクが減り、妨害の質が上がるカードの一枚で、マスカレーナが絡む展開になる場合は黄金色よりも燃え竹光を優先してサーチします。

SPリトルナイト

マスカレーナで出して1妨害、場にいる間の連れ去り効果で1妨害です。
こちらも燃え竹光の恩恵を受け、戦闘での除去を受けづらいです。
このカードは後手の捲りでも有用な他、戦士族のため妨害を踏んだ後にイゾルデの素材にしたり、群雄割拠下でSSして群雄を外しに行ったりできます。

召命の神弓アポロウーサ

燃え竹光の恩恵を受けるカードです。このデッキのニビルケア展開で場に出したり、アポロウーサからの択として有用です。

フルールドバロネス

なるべく先攻展開で盤面に出力したいカードです。このカードも戦士族のため、テュルパンを装備できたりブラダマンテの対象にしたり豪炎で蘇生できたりといくつかの恩恵を受けられます。
また展開次第では咎姫を破壊することで炎縛りを解除するなど器用な動きができるカードです。
風属性のため、アポロウーサと並べると超融合を貰うリスクがあります。

捲り札、汎用札
灼熱の火霊使いヒータ

相手のスネークアイギミックを蘇生してこちらの展開に利用し、そのまま咎姫やセレーネに繋がる便利なカードです。
先攻展開次第では咎姫の炎縛りを解除しながらセレーネの素材になるなど、蘇生先がなくても出すことがそこそこあります。
特に今期は相手墓地に炎属性の高打点モンスターが多いため、キルの打点作成にも貢献するカードです。後手ではちゃんと計算してリーサルを逃さないようにしましょう(1敗)。

揚陸軍艦アンブロエール

咎姫の炎縛り解除のためのリンク4です。
このデッキではバロネスで破壊して墓地のリンクを蘇生するといった使い方が稀にあります。覚えておくと役に立つかもしれません。

アクセスコードトーカー

キルと捲りの際に活用します。このデッキは基本 炎 闇 光の3枚破壊になりやすいです。
また場合によっては妖刀の②の効果を使って直接攻撃して耐性持ちの上から5300を通しに行く動きもあります。今期は破壊枚数が3枚だと足りなかったり破壊時の効果持ちも多く、時折使ったテクニックです。

サイドデッキ

先攻盤面が今期のサイドカードを考慮したとしても強固であると判断し、先攻用のサイドカードは取っていません。後攻用および特定の対面に対しての入れ替えを目的に、そしてyacsのETのルールを意識してライフ増減のカードに1枠を採用しました。

誘発
原始生命体ニビル 2

先攻展開を止めないと捲ることが難しい対面に採用します。また抹殺の指名者で飛ばすために先攻時に1枚取ります。
ETが絡みそうなゲームの際は相手の打点を無力化できるカードとして先攻後攻どちらでも増やします。

屋敷わらし 2

誘発のかさ増しに用いるほか、ラビュリンスのビッグウェルカムや粛声の天底の使徒、儀式の下準備を止めるカードとして採用しています。
先攻展開を通した後の対面不明時にも採用していましたが、フランベルジュを止められたり、ALERT、RESCUEに対しても刺さったりとなかなか器用な動きをしてくれました。枠さえ確保できればメインに積んでも良かったかもしれません。

捲り札
反逆の罪宝 スネークアイ

ポプルス、ディアベルスターでアクセス可能な捲り札です。カード1枚でみた時の捲り性能はそこまで高くありませんがサーチの択として非破壊的な1除去を行えるというのが非常に使いやすく気に入っている枠です。

ハーピィの羽根箒
ライトニングストーム 2

R-ACEと神碑を対策したサイドカードです。特にR-ACEに対しては手数で捲り切ることが現実的ではないため、前盤面だけと向き合うためにフル投入します。
これらを通しても勝ち切れるかは怪しいですが、ゲームを始める権利程度は貰えたので良いカードでした。

コズミックサイクロン 3

炎王と粛声、神碑を見た採用です。特にこの対面では先攻で伏せても妨害として機能し、竹光で引けば引くだけ得するカードだったので積極的にサイドインしてました。
流行りの魔封じのメタとして機能するのも良かったです。

拮抗勝負 3

各種対面の後手で雑に積むカードです。相手のリソースを削りながら捲れるカードです。とはいえ最近のデッキの多くは拮抗勝負にはある程度の耐性を持っています。拮抗勝負後は相手のキルが取れないのでこのカードを積むときはある程度のGケアと蓋用カードを残します。

ET用カード
天子の指輪

装備魔法でライフゲインが可能なカードです。装備魔法のためこちらの先攻展開のギミックで自然に触ることができるのがメリットです。装備条件が少し厳しくパワーツールブレイバーで直接装備することが出来ないのですが、ブラダマンテとイゾルデリナルドでアクセスしに行きます。
装備魔法でバトルフェイズを経由せずにライフの増減を発生させられるカードのライバルとして取り回しのいい黒いペンダントがあるのですが、今回は対神碑に対象耐性付与で役割を持てるこちらを優先しました。
大宮では1度活躍し、神碑に対して先攻展開中にET突入、アポロウーサに装備して500ポイント回復しながら対象耐性を永続的に付与して勝利に貢献しました。

1枚展開例

これから展開例の紹介を行います。展開途中に4~6枚のドローを行うため、ドロー次第で最終盤面が変化するデッキです。
よって
・最低保証の展開
・ドローによる上振れ展開
をなるべく記載しています。ドロー枚数や受け入れ枚数が多いため、実戦的には前者でおさまることは少ないです。
また、展開例の中では割愛しましたが、展開中に燃え竹光以外の竹光を手札に確保できている場合、黄金色によってドローした竹光カードは、手札と盤面の竹光の合計枚数が5枚以下の場合全て2枚ドローに変換されます。

ディアベルスター+コスト×2

基本展開です。原罪宝のコストを魔法罠で賄うことができればアクセルスタダの効果を利用してブレイバーをシンクロ召喚することでニビルの着地前に耐性付きブレイバーを成立させられます。完全なニビルケアではありませんが、追加ドローで1チューナーを出力できればバロネスに繋がるため、ニビルのチェックと完全なケアが可能です。

召喚権を使わない展開札なので他展開の途中でドローした時に展開に取り込みやすいです。
この基本展開中に登場する「ディアベルスター+1チューナー」の動きは他の初動展開中にディアベルスターをドローした時に頻出します。

最終盤面
パワーツールブレイバー
アンブロエール
墓地咎姫
竹光×4
展開動画はこちら

篝火

篝火展開です。単体ではニビルケアなどはできませんが、通るならばそれだけでゲームが終わる展開です。
展開途中で召喚権を使ってリッチャルデットを用意していますが、他展開中のドローで篝火を引いた場合はそれらの展開の中で1チューナーを用意してプレイバーに繋げることが多いです。
こちらも召喚権を使わない展開札なので他展開のドローで展開に取り込むことができます。

篝火のみ展開

最終盤面
アンブロエール
バロネス
フランベルジュ
ブレイバー(永続魔法化)
墓地咎姫
竹光×4

展開動画

黄金色でリンク値+1をドロー

最終盤面
バロネス
フランベルジュ
ブレイバー(永続魔法化)
マスカレ
墓地咎姫

展開動画:

スネークアイエクセル

到達する盤面は篝火1枚初動と同様です。篝火と異なり後引きで手数になりにくいことは留意してください。

エクセルのみ

最終盤面
アンブロエール
バロネス
フランベルジュ
ブレイバー(永続魔法化)
墓地咎姫
竹光×4

展開動画

蛇眼の炎燐

弱い盤面にはなりますがスネークアイを絡めた展開が可能です。
ポプルスのみ

最終盤面
ヒータ
マスカレ
墓地咎姫
竹光×4

ディアベルスターをドロー

最終盤面
セレーネ
バロネス
マスカレ
墓地咎姫
シルウィア

展開動画

エクスパラディン

最も基本的かつシンプルな動きです。
使用パーツが少ない分受け入れも広いです。
最終盤面
アンブロエール
墓地咎姫
竹光×2

展開動画(リナルド着地まで)

ディアベルスターをドロー
最終盤面
2ウーサ
バロネス
フランベルジュ
ブレイバー(永続魔法化)
墓地咎姫
竹光×5

展開動画

ディアベルスターと追加でリンク値をドロー
最終盤面
セレーネ
バロネス
フランベルジュ
マスカレーナ
ブレイバー(永続魔法化)
墓地咎姫
竹光×5

展開動画

エクスパラディン展開後篝火をドロー
最終盤面
アンブロエール
マスカレ
バロネス
フランベルジュ(永続魔法化)
墓地咎姫
竹光×5

最終盤面


準初動(リナルド含みのイゾルデ初動)

エクスパラディン初動と比較して、リッチャルデットを墓地に仕込んでおけることから受け入れが少し広いです。
動画は割愛(2枚並べてイゾルデ作るだけ)

2枚組展開例

エクスパラディン+ディアベルスター+コスト1

このデッキの最強初動です。バロネスの着地までにうららもドロバも打ちどころがありません。その上でこのデッキのほぼ最大展開に辿り着きます。この2組が揃っているなら多少不純物を素引きしていても積極的に狙います。
パターンが多いため細かく解説はしませんが、デッキ内の展開札ほぼすべてをこの展開で使い切るため、不純物の素引き=サーチを他のカードに使える=上振れになることもあります。

エクスパラディン+ディアベルスター+コスト1
マスカレ
バロネス
フランベルジュ
ブレイバー(永続魔法化)
墓地咎姫
竹光×4

展開動画

エクスパラディン+ディアベルスター リンク値をドロー

セレーネ
マスカレ
バロネス
フランベルジュ
ブレイバー(永続魔法化)
墓地咎姫
竹光×4

展開動画

エクスパラディン+篝火

ニビルケアが可能な初動です。展開手順としてはエクスパラディン展開→篝火展開となるため、たとえ通らなくても実戦的にもエクスパラディン展開への誘発を見てからの篝火という強い動きが可能です。
この展開のニビルケアは「ニビルを被弾しても問題ない間にアポロウーサを出す」ことで成立する動きの為、ニビルを被弾した場合と被弾しなかった場合で分岐します。

エクスパラディン+篝火
最終盤面
3ウーサ
ブレイバー
マスカレ
ポプルス
竹光×4

展開動画

エクスパラディン+篝火 ニビル被弾時

アンブロ
ブレイバー
フランベルジュ
マスカレ(永続魔法化)
墓地咎姫
竹光×4
※動画内では省略してますが、ブレイバーの効果で相手の場のニビルを守備表示にしましょうメイン1スキップと合わせてマスカレーナやブレイバーを戦闘から守れます。

プレイング

先攻展開

基本的に先攻展開で制圧をする展開系デッキに分類されます。
展開例としてまとめはしましたが、引いたカード次第で最終盤面や動きが少なからず変化するデッキなので柔軟な思考をもって展開しましょう。
メイン戦では超融合のケアを意識した盤面をすることをお勧めします。
このデッキの最終盤面に残るカードは主に
風:アポロウーサ、バロネス
地:パワーツールブレイバー
闇:マスカレーナ、リトルナイト、ディアベルスター
炎:フランベルジュ、アンブロエール
光:セレーネ
となります。同じ属性をなるべく並べないように展開してもかなり強固な盤面の形成が可能なため、可能な限り属性を散らした最終盤面を目指すと捲られにくくなります。
最近は超融合先としてアースゴーレム@イグニスターも徐々に採用されつつあるため、マスカレーナを妨害として使うときは他のリンクモンスターをバロネスで破壊する等うまく調整すると良いと思います。

後攻展開

竹光で手数を増やしての捲りを目指します。ただし2023/9環境末期のこの時期、あらゆるデッキの先攻展開が強固でリソースも潤沢なため、先攻展開に特化して誘発枠を削ったこのデッキが捲って勝つのは難しいです。
後攻プランは誘発よりも1枚での仕事量を期待して拮抗勝負や羽根ライストを優先しています。
また手筋として妖刀竹光の②の効果を適用したモンスターに真刀竹光を装備し、真刀の②の効果を活用して相手モンスターを全破壊することも出来ます。覚えておくとたまに役立ちます。
後攻時によく使うテクニックですが、このデッキに採用している装備魔法は自軍のモンスターに装備するメリットが薄いです。よって装備先をなるべく相手モンスターにすることでモンスターへの除去を被弾したときのアド損を抑えられるほか、マスカレーナのようなカードに装備魔法を付けることで相手依存ですが相手に動きの選択肢を与え、疑似的に1妨害を踏むこともあります。こういったことで後手を誤魔化しましょう。

ETED

yacsはETが1ターンというとても厳しいルールがあります。そしてETというシステムにおいて竹光というカード群は非常に強力な効果を発揮します。
燃え竹光によってメイン1をスキップすることで相手のバトルフェイズを実質的に潰したり、妖刀竹光によって直接攻撃を行い相手の盤面を無視してライフ差を逆転したり等の手筋はとても強力に働きました。
今回の構築はETを重く見てサイドデッキにギミックで触りやすい先1でライフ差を付けられるカード、天子の指輪を採用しています。ETやEDに入りそうな時はサイドインして活用しましょう。

このデッキの弱点と強み

竹光系のデッキによくある弱点なのですが、竹光ギミックにメインデッキのスロットを圧迫されることによって誘発スロットの確保が難しいこと
炎基盤のデッキゆえに相手のヒータがとても強く使われること
デッキリソースが急激に枯れるため、先攻盤面を返されると脆いこと
以上3点があげられます。
逆に強みとして
最終盤面の超融合のケアが容易かつケア盤面が強固なこと
先出しバロネス展開による誘発貫通
竹光による誘発貫通&手数
竹光によるET性能の高さ
を主張しています。
意外に思われるかもしれませんが、このデッキはドロール&ロックバードに対して少し耐性があります。
理由は竹光ギミック以外の部分はドロバに引っかかる動きが少なく、ドロールのみならばドロール下で2~3妨害の設置が容易だからです。
勿論どうしようもない直撃パターンは存在しますが基本的にドロバ1枚で完全停止することはありません。

最後に

いかがでしたか?初めにも書きましたが私にとって竹光というデッキは長い間使い続けているかなり思い入れのあるデッキです。しかしこれまで大会で目立った成績を残すことが出来ず、note記事にするいいきっかけがありませんでした。今回yacsという公式の大舞台で準優勝という結果を残し、こうしてnote記事を執筆できる機会に恵まれたことは大変うれしく思っています。2024/1月環境でもこのデッキは引き続きフルパワーで使うことが出来ます。もし少しでも竹光に興味があって、このデッキを使ってみたいと思った方が居たら、どんどん使ってくれると嬉しいです。
ここまで読んでいただき大変ありがとうございました。

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