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連載 第3回!サラリーマンがゼロからの革靴作り! 〜靴教室編〜


こんばんは!
かわの ゆーたです!
今週も1週間、お疲れ様でした!

突然ですが、祝note10記事目!嬉しい!

ペースはめっちゃ遅いですが一歩ずつ進んでますので、皆さんこれからもお付き合いいただけたら嬉しいです^_^

この靴作り連載は、読んで頂いた方に、

・そもそも靴って自分で作れるんだ!
・あ、ここの工程面白そう!やってみたい!
・ここの修理ぐらいなら、今後自分でやれるかも?

と思う小さなキッカケになったら嬉しいなと思って始めました!ぜひ感想、ご意見お待ちしてます!

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さて、今回は前回から続けてきた「靴の甲革の縫製」の完成編です!

初回からかなり時間も空いてしまったので、ここらへんで改めて完成品を載せておきますね!

この靴の茶色い部分の革を、バラバラのパーツから1枚の革につなげていく工程を載せていきます!

※連載状況はこんな感じ

・プロローグ 〜靴作りを始めたきっかけ〜
・第1回〜採寸、革裁断〜
・第2回〜甲革(アッパー)縫製①〜
・第3回〜甲革(アッパー)縫製②〜 ◀︎今回の記事
第4回〜吊り込み〜
第5回〜底面圧着〜
第6回〜踵の積上げ・仕上げ〜
エピローグ

ではでは、早速本文に入っていきましょう。


第3回〜①つま先側の革を縫い合わせる〜


前回はこんな感じでかかと側の革を縫っていったのですが、


今回はつま先側の革を縫っていきます。
ここは靴の中でも大部分を占めていて、履いたときもとてもミシンの縫い目が目立つ部分なので慎重に際を縫っていきます。今回は自分が好きな「U-wing」という、1950年頃に海外で流行ったデザインで作っているので、曲線も多く縫いづらかったですw

縫ったらこんな感じ!初めてのわりには意外とキレイにできてませんか?w

両足縫い終わるまでに結構時間がかかりました。ひと針ひと針、次の針を落とす位置を慎重に狙いながら進めます。あくまで趣味だからできることですね。

ビジネスとして、限られた時間で、まとまった数を完成させなきゃいけない時には絶対にできないことです。

もし将来、自分が作った靴を履きたいと言ってくださる方がいたときにも、「めっちゃお金払うから短納期でやって」みたいなご依頼は受けずにこちらのペースでやりたいなと思ってます。早い・上手い・高いの職人さんは、既に他にいっぱい居ますからね。ただ、自分だからこその付加価値はご提供できるような靴にしていきたいと思ってます。

特に過去の一時期に流行って廃ってしまったようなヴィンテージ感のあるデザインで、サンプルの靴をお貸し頂けるような場合などは、逆にお金要らないので構造の勉強のために作らせてもらえませんか?みたいなこともあるかもしれませんw


※こんなやつとかw

すみません、だいぶ脱線してしまったので本題に戻りますw



第3回〜②タン(ベロ)を作る〜

次はここのパーツです。皆さん、ここなんて呼んでますかね?w 色々考えてたらゲシュタルト崩壊というか、何をみてもしっくりこない状況になってしまいましたw


紐を結ぶ部分の下にあって、足の甲に直接当たるパーツですね。細かいんですが、今回は上の部分をギザギザにカットしました。


クオリティは別として、古めのヴィンテージの靴によく見られるデザインだったので憧れてやってみました!結論、全体としてはいい感じになったかなと思ってます!



第3回〜③紐穴を空ける〜


次は、全体の縫い合わせに向けて、かかと側の革を靴紐が閉じた状態の形にします。丸める感じですね。文章で説明するので先に完成品をお見せしちゃいますがこんな感じです。


で、前回の状態だとまだ紐穴が空いていないので、ひとつずつ空けていきます。これも位置がずれると、最終的に履いた時に残念な見え方になっちゃうので慎重に。


両足分、こんな感じで空け終わりました!


今回は5個で空けていますが、ここもヴィンテージ感のあるデザインですと、7個穴なんてデザインもあったりします!実用性はさておきw


自分で型紙から作る時には、6個、7個をそれぞれ試してみたいなと思っています!



第3回〜④全てのパーツを縫い合わせる〜


よし、これでようやく全てのパーツが揃いました!こんな感じですね。


ようやく、ちょっと靴っぽい見た目になってきましたね。結構ここでテンション上がってた記憶があります!w
※まだ紐穴空ける前なのはお許しくださいw


そして、ミシン中の動画がないので、いきなり完成形にいっちゃいますが、こんな感じ!

なんと全体の写真がなかったというw糊付けした状態の写真で恐縮ですが、ようやく全部のパーツが1つになりました!アッパー完成です!


縫い目も結構、際を攻めてていい感じ!


本当は縫い目を2列(ダブルステッチ)や3列の多重にしたかったのですが、ミスった時に目立つということで初めての今回は却下wでも今後作る時は、最低でも2列にはしたいなと思ってます!これもヴィンテージでよくあるデザインなんですw


これは極端ですが、こんな多重ステッチの靴もあったりしますw重厚感が凄いww




次回予告


ようやくミシンが終わって、今度はこの革を木型に沿って立体にしていく作業「吊り込み」と呼ばれるものをご紹介します!靴作りの道具なども出てくるので、自分は好きな工程です!


記載内容について、
「ここ間違ってないか?」
「こんな方法もあるよ!」
「誤字脱字発見!」
的なコメントも大歓迎です!全力でご対応します!

第4回以降の連載も、ぜひ読んでやってください!引き続きお付き合いのほど、よろしくお願いします!



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いつもスキやサポートをありがとうございます! 頂いたサポートで皆さんの靴トークを聞きに行きたいです!どんな靴が履いてみたいか、履く以外にもこんな楽しみ方があるよ、などなどぜひ色々教えてください!