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にじFes2021で月ノ美兎へ贈りたかったフラスタの話

この記事は『にじさんじ Anniversary Festival 2021』に贈ろうとしてトラブルで贈ることが出来なくなったフラスタの作成裏話です。(にじFesのタイムシフトも終わってしまったし、色々とひと段落ついたので)
無駄に苦労したので備忘としてでも残しておこうと思いました。
なので目次とかそんな綺麗な書き方はしてないよ。昔懐かしの日記ブログみたいなもんだよ。


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そうだ、にじさんじ Anniversary Festival 2021に出演する委員長にフラスタを出そう。

と決めたのは多分2020年の10月頃だった気がする。
ただまあご時世的に開催がどうなるか判断がつかない時期だったので、どんなのを贈ろうかなぁとぼんやりと考えていたら、あれよあれよという間に12月に差し掛かっていた。

それでいい加減にどんなのにしようかイメージを固めていく作業をとりあえず始めた。
やっぱりここはメジャーデビューした「それゆけ! 学級委員長」をモチーフにしよう、と自然に決めた気がする。

じゃあ今度はどんなふうに作ったらそれっぽいかなぁ、とまた悩む。
フラスタで宇宙船みたいな形に花を飾ってみる? イラストパネルでそれっぽいのを作ってみる?
などと、ぼーっと考えながらYouTubeでネコ動画とか見ていたらものすごくピンとくるアイテムを発見した。

これの左のケース、ものすごい宇宙船に見えるな……。
→「それゆけ! 学級委員長」のジャケットやMVで宇宙船出てきたよなぁ…。
→ このケースを使ったらものすごくそれっぽいのができるんじゃないか?
という勢いに任せた論法でざざっとイメージを作成。

フラスタイメージ図02b

……よし! ジャケット通り完璧だな!!

真面目に書くと、ケースを土台にして穴から委員長のパネルを飛び出させ、前面の透明パネルに花を飾り付ける、というイメージ。

でここからクラウドファンディングで協賛を募って作っていこうとしたけれど、ケースの大きさがにじFesのフラスタの規定(底面40㎝x40㎝)からちょっと超えている大きさと判明した。
実のところ、底面という意味では40㎝x40㎝ではないのだが、ケースが転がらないようにロケットブースターのパーツをストッパーとしてくっつけた場合、幅40㎝を越えてしまった。

ケースイメージ図

いやまあ接地面だけで考えると接地部分の数㎝×3みたいなことになるんだろうけれども、さすがにね。
大幅に規定を越えていないのでおそらくは設置できると思うけれど、この状態で協賛を募り、もし現地に設置できなかった場合、方々に迷惑がかかるリスクを払しょくできなかったため、さすがにクラウドファンディングは行えないと判断した。
なので、もうこうなったら個人で送ろうということを決めた。だいたいこの時点でもう12月も終わるくらい。(どうせなら現地で見たいなと思って当落が出るまで判断をキープしていた)

無事当選し現地参加も決定したので、いよいよ着手しようと思い、宇宙船からひょこっと出ている委員長をパネルに印刷するために、イラストを描いてくれる方を決めようとした。
テイスト的にはややデフォルメ寄りを想定しているので、イメージと合う人いないかなぁ、と#みとあーと やPixivを巡回していた。

これだ。この人だ、と。
頭の中にあるぼんやりとしたイメージとイラストのタッチがものすごくマッチしていたので、どうにかこうにか連絡を取った。(この時はTwitterあったのだけれど、現時点ではアカウントを消してしまっている)
こちらからの突然のメッセージにも快く受けてくださったnmintizzzさん、本当にありがとうございました。
で、実際にさっきのイメージ画像を貼り付けて、ざっくりとしたイメージを伝える無茶ぶりをするという、いま思ってもとても申し訳ないことをしてしまった……。
でもイメージラフを6つも描いてくれるという神対応をしてもらい、その後細かい調整をして最終的に下のラフに決定した。

画像3

あの訳わかんないイメージ図からこんなに可愛い委員長のイラスト出てくるのすごくない?
そして多少の手直しをしてもらってイラストを作ってもらった。
(いまログを見たら年末年始にやり取りしてる……。これ自分の方は年またぎにじさんじ見終わってからメッセージ返したりしてるな……)

ともあれイラストは完成したので、あとは土台のケースづくりをスタートする。
しばらく色々考えていたら、そもそも土台をロケットブースター(予定)で固定するのは色々無理があるなということに気が付いた。
それは固定する方法だったり、やっぱり規定サイズだったりするけれども、じゃあ別案ということで、「そうだ、固定用の土台を作ってしまえばいいんだ」ということに気付き、設計変更。

ケースイメージ図2

横40㎝、幅1㎝の板を円柱に2か所はめ込むようにすることで、設置面積が40㎝x1㎝が2つと既定の40㎝×40㎝以内にすることが可能になった。
(やや詭弁に感じるのは理解している)
……この時すでに2021年1月上旬なのでタイミング的に間に合わないけれども、これもうちょっと早く思いつけばクラファンできたのでは?
と思いつつも、制作を続けることに。
ただ円形にはまるような固定台は売っていないので、どうにかしなきゃということで、ホームセンターで板を買ってきて、加工台を借りて自分でギュイーン!

20210125_120558 - コピー

素人作業なので寸分たがわず、ということはできなかったけれど、ガタつかない程度にはカットできたのでヨシ!
電動ノコギリとか中学校で触った時以来だったけど、案外楽しいものだった。DIYにはまる気持ちがちょっと分かった。

じゃあ次はイメージ図でいうところの小さい丸のブースターロケットをどう作ろうか、という問題だけれども、これまたちょうどいいのを見つけた。

画像5

たまごカプセル~! (※写真は商品ページより)
大きさ的にちょうどぴったりだったので、全部を組み合わせるとこうなる。

20210128_100431 - コピー

…………。……?
い、いや、色を塗って合わせたら、イメージ通りになるから。頭の中では完璧だから。完成までお楽しみは取っておく方式だから。
ということでケースやら板やらカプセルに塗装をしよう。
木材とPS樹脂と異なる材質に塗装するため、さすがに自分ではきれいに塗ることはできないので、ちょっと面倒なことになったりしたけれども、なんとかプロの塗装屋さんにお願いすることに。
で、色塗りも完了して装飾しパネルを装着したのがこちら!



画像8

いや、想像以上に完璧じゃない?
ケースも(自画自賛ながら)いい出来だし、イラストパネルも大きさを合わせたからいい感じにはまっているし、花も前面のケースから想像以上に綺麗に見えて素敵だった。

本当はこれを会場に持って行ってもらって委員長や見られる人には見てもらおうと思ったのだけれども、花屋側の以下のトラブルが発生して搬入できなかった。
1.ケースの組み立てを間違ったため、一度バラして組みなおす必要がある
2.イラストパネルを紛失したため、捜索もしくは再印刷しなければならない
というのが搬入当日の昼くらいに聞いたお話。
なんとか搬入をズラしてもらえないかと聞いたらしいのだけれども、スタッフを少なくしている関係上、時間外は人がいないから受け取れないとのこと。
そのため、泣く泣く搬入することはあきらめて、エアフラワーアレンジメントとしてTwitterで投稿した。

ありがたいことに結構な人に見てもらえて、頑張った甲斐があったなぁと思ったけれども、やっぱり実際に実物も見てみたい。
なので今度委員長のイベントがあったときに、リベンジしたいなぁという気持ちがある。
(アルバム発売の機会にソロライブとかやりませんかね?)

結構トラブルありありで進行した本企画だけれども、にじFesのイベント自体はとてもよかったし、いろんなステージや企画も盛りだくさんですごい楽しかった。純粋に現地で楽しんでみたいというのもあったけど、まあしょうがないよね。
どこかまた別の機会でリベンジ待ってます!

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