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シーリングスタンプ作成


0.はじめに

[魔導書みたいなレターセットで同僚に手紙を送ろう!]
委員長のこの動画を見て、スタンプを作ってみようかな、というのが動機

1.準備

・シーリングスタンプセット(ハンドルとスタンプヘッド)
・シーリングワックス用 スタンプ板
・シーリングワックス セット
・サンドペーパー(1000番)
・インクジェットペーパープリンター用紙 画彩(マット仕上げ)
・エッチング液(金属腐食液)
・セメント
・マスキングテープ
・ビニールテープ
・ガラス容器
・除光液
・コットン

スタンプを作るための材料たち
シーリングスタンプセット

2.作成

⓪ざっくりとした流れ

・スタンプのデザインを決める
・スタンプヘッドに印字(転写)する
・腐食液にスタンプヘッドを浸し、デザインに沿ってヘッドを溶かす
 (腐食液の処理をきちんとする)
・サンドペーパーで綺麗に削る
・完成

①デザイン決め

とりあえずTwitterアイコンと委員長の虚無ウサギをピックアップ。
こんな感じで作りたいなー、とデザイン。

今考えるとポンデライオンはちょっと線が細すぎたかも

②印刷

上のデザインを反転させて、インクジェットペーパーに印刷。
どうやら画彩でないと上手く転写出来ないとのこと。
自分は家に残ってたものを使ったんだけど、いま画彩って生産終了してるらしいので、そういう場合はフォト光沢紙とかだったら大丈夫なのかな…?

失敗してもいいようにたくさん印刷

③ヘッドに印字

印刷した紙を切って、スタンプヘッドの形に丸く切り、マスキングテープで固定。

切るときは十字に足を残して円形にカット

水で濡らしてからアイロン(スチームは切ること)でジューッと押し付けて転写する。
濡らしてアイロンを押し付けての作業を3,4回ほど繰り返す。

ヘッド部分がかなり熱くなるので触るときは注意

繰り返し押し付けたら流水で用紙を洗い落とす(剥がす)。
爪を立てずに指の腹で擦るようにすると、黒い部分が残ったまま、白字部分がポロポロと取れるはず。

剥がした後、黒字部分だけが残った状態

黒字部分も少し剥げた場合は油性の黒ペンで塗る。フチの部分は側面も塗るくらいに塗ると完成がキレイになると思う。

④溶かして掘る

スタンプヘッドの側面をぐるりとビニールテープで囲んで、吊るす用の糸もくっ付ける。

ブレブレ写真

ガラス容器にエッチング液をひたす感じでスタンプを吊るす。

両方ともいい感じに平行な高さにそろえるのが難しい

ガラス容器を桶に入れて、40度のお湯を入れて2時間ほどエッチング液を温める。
40度前後が一番反応しやすい温度らしいので、適宜追い湯をして温度を一定に保つ。
とはいえそこまで神経質にしなくても、桶に指を入れてぬるくなってたらちょっと熱めのお湯を入れるようにすれば大丈夫そう。

15~20分おきくらいにちょこちょこ温度みて調整した

※ エッチング液の処理は説明書などの正しい方法で行うこと。
  今回は付属している処理剤を入れた後にセメントでゆるく固めて捨てた。

⑤スタンプヘッド完成

エッチング液からヘッドを引き上げると、黒い部分を残して溶けて削れている状態になる。

結構ガビガビ…?

印刷+油性ペンで黒くなっている部分を除光液で落として、サンドペーパーで磨く。

色を落として磨いた後

きちんと黒く塗れていればきれいに溶けるはずだけど、塗り残しだったりエッチング液の浸す時間が多かったせいか、結構ボロボロになってしまったけれど、初めてならまあヨシ!

完成!

3.スタンプ

シーリングワックス セットのワックスビーズを2,3粒をスプーンに投入。
ロウソクの火で温められたビーズが溶けきったらスタンプ台に落として、上からスタンプを静かに乗せる。

買ったのは15色300粒セット
スプーンをここに置いて、台の下に火をつけたロウソクを置く
1,2分で程よく溶けてくる
台に溶けたワックスを落としてスタンプをぺたり

押したまましばらくたったらゆっくりとスタンプを外す。
上手くいけば綺麗に剥がせて、スタンプ台からもぺりっと取れる。

スタンプヘッドがガタガタだとやっぱりちょっと汚くなっちゃう

ということで、2種類のスタンプ完成!
色々失敗したりしたけれど、初めてにしてはそこそこうまくいったような気がする。

それぞれ色々な色で押してみた


参考資料

[ヘアピンまみれ]

[スチームパンク大百科S]


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