✦印象に残ったドラマをまとめてみました。
・いつかまた視聴する日のための備忘録です。
（ネタばれあります。）

～作品レポート～
（番号は記した順番）

㉔だから俺はアンチと結婚した（2021）（全16話）

✦Kポップスターのフジュンと最悪な出会いをしてしまった記者イ・グニョンとの恋の行方を軸に、仕事の苦労や友情、心の葛藤が描かれている。
・ラブコメの要素があり、構えずに観られる作品。
✦スターの華やかな世界と、庶民代表のようなイ・グニョンの日常が描かれていて、華やかな世界には縁遠くても、庶民的要素があるので共感できました。
✦題名からは想像できないですが、‟人としてどのように考え、どのように行動すべきなのか”と考えさせられる場面もあり予想以上の面白さでした。
✦物語のテンポが良く、予想外な展開が度々あり、途中で観るのをやめる事ができなくなりました。
✦面白いかつまらないかの感想の分かれ目は、‟人の考え方の変化と、どのようにその変化が起こるのか”についてどのくらい関心があるかによるのかもしれません。
✦注目俳優：チェ・テジュン（Kポップスターフジュン役）…ハスキーな歌声が魅力的。
12月21日

㉓君の夜になってあげる（2022年）（全12話）

✦夢遊病を患う人気バンド「LUNA」のリーダーユン・テインと、住み込みで治療にあたるイン・ユンジュの愛の物語を中心にして、その他のバンドのメンバーたちの恋愛模様や葛藤、成長して行く姿が描かれています。
✦一途に恋する姿は純粋で、気持ちがリフレッシュされました。
ラブコメ的要素もあるので繰り返し見ても楽しめます。
✦バンドの演奏場面もカッコよく聴かせてくれます。
✦注目俳優：イ・ジュニョン（ユン・テイン役）／チョン・インソン（イン・ユジュン、カン・ソンジュ役）／キム・ジョンヒョン（イ・シン役）
12月16日

㉒コッソンビ熱愛史（2023年）（全18話）

✦宿を営むダノとそこに宿泊する3人の士人（サン、ユハ、シヨル）が織りなす物語。
・朝鮮王朝時代、暴政を行う王を倒し新王を擁立するというシリアスなテーマが土台にある。
・明るい笑いあり、一方で歴史の中で無残に踏みにじられる民の様子も描かれている。
・勧善懲悪的な要素と、自分の大切なモノを守るためにまっすぐに突き進む主人公たちの凛々しさが胸をすく作品。
・ダノとサンの愛情表現は、穏やかで温かく描かれている。
✦注目俳優：リョウン（サン役、イ・ソル役）／シン・イェウン（ダノ役）
　　　　　　

㉑その男の記憶法（2020年）（全16話）

✦スターニュースキャスターと女優の愛の物語。
・笑いあり、でも真剣な愛の物語。
・過去とその記憶にどう向き合うかも重要なテーマになっている。
・二人をとりまく周りの人たちとの交流は、時にコミカルで温かい。
・構えずに観られる内容、美しい映像、背景に流れる音楽も場面に合っていて心地良い。
・セリフが自然で心に響くものがあるので、繰り返し観たくなる。
・主演者やその周りの人たちの演技がチャーミングで魅力的。
✦サスペンス的要素もあり、最後まで飽きずに楽しめます👍。
11月22日

⑳誘拐の日（2023年）（全12話）

✦気弱な誘拐犯に誘拐されたのは気が強くて手ごわい女の子。けれども彼らは別の事件にもまきこまれていた。
・現実に起こりそうな貧しさや心の葛藤なども描かれており、共感できるわかりやすい展開が秀逸。
・最後まで興味津々観られるサスペンス的要素とユーモアあるやりとり、そして真面目な生き方を温かく応援する視点が心にしみる。
✦俳優陣は、主役はもちろん、その他の出演者も魅力的で納得の演技力。
観ていて心地良い。
✦注目俳優：パク・ソンフン（クールな刑事役）
11月15日

⑲なぜオ・スジェなのか（2022年）（全32話）

✦弁護士事務所で働く女性弁護士オ・スジェと彼女を慕う青年コン・チャンを主人公とする物語。二人がどのように愛を育んだか、そしてその二人を取り巻く権力者たちの陰謀、悪行とどのように対峙したかが描かれている。
二人とその味方たちとの交流も良い。悪役もはまっている。
✦サスペンス、ミステリー的要素が含まれているので、展開が間延びせずサクサク進み、最後まで飽きずに興味津々で観られました。
✦生きる事を励ます言葉や、教訓がいくつも盛り込まれている。
✦心に沁みるシーンがいくつもあり、繰り返し観たくなる。
✦オ・スジェとコン・チャンの情愛を交わすシーンは、春の陽ざしのように温かく優しい。
✦最終話も面白く、ラストシーンも今まで観たドラマの中で一番素敵。
✦注目俳優：ペ・イニョク（ロースクールの学生）
11月10日

⑱ダリとカムジャタン～真逆なフタリ～（2022年）（全16話）

✦経営危機に直面した美術館を立て直すために奮闘するダリとその相棒の物語。謎解きの要素もあり次々続けて観たくなります、
✦出演の俳優陣が魅力的。特に主人公のダリとその恋人となるレストラン経営者の青年のやり取りはほほえましい。また彼と秘書とのやり取り、レストラン従業員とのやり取りもほほえましい。思わず吹き出してしまう場面（ことわざの間違いや様々な勘違い、真面目だけど個性的な言動など）もあり、もう一回観たくなる。
✦家族みんなで観られるドラマ。楽しいだけでなく、教訓もあります。世の中につい考える材料にもなると思います。
✦秀逸な台本と演出です。
深読みすると、経営者のあるべき姿、年長者の若者からも学ぼうとする真摯な姿勢、生きる知恵や良識は必ずしも一般教養の知識の多少に限らない、物事には聞いてみなければわからない理由がある（だから簡単に人を馬鹿にしてはいけない）、人間としての真の凛々しさと強さ・優しさなどが描かれている。それは作者が理想とする姿を表現したのだと思う。
✦今までで一番楽しめた作品。
✦注目俳優：キム・ミンジェ
10月22日

⑰今日のウェブトゥーン（2022年）（一話約30分：全32話）

✦出版社に契約社員として採用された元柔道選手女子が主人公。
ウェブ漫画の編集という仕事を通して、織りなされるドラマ。
一難去ってまた一難、「仕事をしてるとあるある」、と思えるリアリティーが感じられ、最後まで楽しめます。
✦登場人物たちの個性が、かわいらしかったり、ほほえましかったりで、思わず応援したくなります。
✦原作：松田奈緒子『重版出来』。日本でもドラマ化されました。そちらも楽しめましたが、このドラマもとても良い。
✦ドラマは生活に楽しみを与えてくれ、メリハリつきます。
お茶を飲みながら観ると、さらにホッとできる一時になります。
10月9日　

⑯バッドガイズ２～悪の都市～（2017年）（全16話）

✦主人公の検察官を中心に、巨悪に挑み続ける物語。
✦主人公たちが何回もハメられたり、痛めつけられたり、仲間を失ったりしながらも、立ち向かって行く姿が描かれている。
✦殴り合いのシーンも多々出てくるが、その場面は少し飛ばしながらも夢中になってしまった。
✦16回にわたるエピソードの中に、世の中について、人の生き方について考える材料がたくさん盛り込まれたドラマだと思う。
✦注目俳優：チュ・ジンモ（ホ店長役）
10月4日

⑮キャリアを引く女～キャリーバッグいっぱいの恋～（2016年）（全16話）

✦弁護士事務所の事務長が人生をかけて、裁判に取り組む姿が描かれている。
✦殺人事件や、えん罪など思いテーマをはらみながらも、立ち向かう主人公たちは、恋もするし、たくましい。観ていて重苦しくない爽やかな演出になっている。
注目俳優：チェ・ジウ／チュ・ジンモ
10月3日

⑭噓の噓（2020年）（一話約30分：全32話）

✦主人公が無実の罪で刑罰を受けた事から物語は始まる。
✦誰が本当の犯人か、いつ次の悪事が仕掛けられるか、サスペンス的要素があり、予想外にはまってしまい、途中から目が離せなくなった。
✦主人公たちの言動が自然で、このような出来事はめったに起きない事だと思うが、リアリティーを感じられる演出になっている。
✦何回か涙する場面があるが、基調は穏やかで爽やか。
9月28日

⑬花様年華～君といた季節～（2020年）（全16話）

✦主人公二人の恋愛物語だが、その背景に学生運動や、労働運動も描かれている。抑制のきいた描き方なので、社会について静かに考える事が出来る。✦題名の意味は”青春”というような意味。
✦題名からは想像できない広がりのある内容。
✦生き方や人生について考える材料となる深みあるドラマ。
✦友人や近所のおばさんが良い味出している。
✦観て良かった。心がリフレッシュできた。
9月24日

⑫絶対彼氏（2019年）（一話約30分：全40話）

✦ロボット（主人公）の故障やメルトダウンで停止する事を描きながら、人間の病気や老いや死に通じるモノが描かれているように感じた。
✦映画を製作した人たち（脚本家、俳優、スタッフなど）が愛情込めて情熱を注いで作ったドラマなのだろう、と感じた。
✦「死んでしまったらどこへ行くの？」という主人公の疑問に「どこにも行かない。思い出として残る。その人と思い出のモノの中に。」（正確ではありませんが、このようなセリフ）と答えた恋人の言葉に、死の悲しみに対する向き合い方を教えてもらった気がする。
一方で後の方で、恋人が主人公（ロボット）が停止してしまってから３年後に、「どんどん忘れてしまう事が、つらい。」というセリフが出てくるが、その気持ちに同感。その後、恋人が発見した主人公のメモ書きに、「全部自分が覚えておくから大丈夫。この写真だけはとっておいてくれる？」いう言葉が書かれていた。こんな風に言ってもらえたら心が少し軽くなるのではないだろうか。
✦思わず笑ってしまうようなコメディー的場面も多いので、構えずに観られるドラマ。
✦注目俳優：ヨ・ジング（恋人用ロボット役）
８月31日

⑪僕らのイケメン青果店（2011年）(全24話）

✦見終わった後、
「見て良かった。」
「あのセリフまた聞きたい。」
｢ドラマは心の栄養!」
と思えるドラマ。
✦ドラマ名とトップ画面を見て想像した内容と大分違った。良い意味で。
✦最後まで観る気なかったのに、ハマってしまった。
夢中になって観過ぎると、目がゴロゴロしたり、肩が凝ってしまうので、適度に休憩を挟んだり体操をしながら観るよう注意が必用。
✦くじけず生きること、仲間、仕事とは、愛す”とは、世の中の残酷さと温かさなどが描かれている。
✦人間味ある大人が何人か登場する。主人公の祖母、市場の社長、ライバルの母親などが、子どもや若者たちを励ますセリフは、何回も聞きたくなる。子役たちのセリフも良い。
✦登場人物一人一人の描き方が丁寧なので、描かれていない場面さえイメージできる。
✦背景に重いテーマがあるが、それはまた、ドラマの続きを観たくなる要素にもなっている。
✦重いテーマが含まれているが、全体を通して前向きな作りになっているので、暗くならずに観る事ができる。
✦主人公たちの言葉遣いが丁寧な所、怒りを爆発させるのではなく自分を律して話し合おうとする姿勢は、現実社会を生きる際に必要な重要なスキルだと思う。身近な人にも安心してお勧めできる。
✦注目俳優：チ・チャンウク（ハン・テヤン役）
８月29日

⑩ヒーラー（2014年）

✦「ヒーラー」と名のる”闇の便利屋”が主人公。
✦サスペンス、コメディー、ロマンスを要素とするストーリー。
✦家族をめぐるテーマ、社会にはびこる悪に関するテーマ、主人公の恋が成就するのかなどが盛り込まれ、ドキドキハラハラできる。
そして人の情に時々ほろっとさせられる。
✦強大な敵がありとあらゆる陰謀・策略を巡らせ、主人公とその仲間に迫る。「こんな策略もあるのか。」と、絵空事とは思えないリアリティーがある。
✦主人公たちの言葉遣いが丁寧な所、怒りを爆発させるのではなく自分を律して話し合おうとする姿勢は、現実社会を生きる際に必要な重要なスキルだと思う。
✦注目俳優：チ・チャンウク（ヒーラー役）

①怪物（2021年）

✦主役とバディを組む若い刑事ハン・ジュウォンの成長物語でもあり、その真摯な姿が胸を打つ。
✦いくつも事件が起こるので、
1回見ただけでは理解できなかったこともあり、俳優たちの演技を繰り返し見たかったこともあり、続けて３回視聴したドラマ。
✦主人公たちの言葉遣いが丁寧な所、怒りを爆発させるのではなく自分を律して話し合おうとする姿勢は、現実社会を生きる際に必要な重要なスキルだと思う。
✦注目俳優：ヨ・ジング（ハン・ジュウォン役）

②甘くない女たち～付岩洞の復讐者～（2017年）

✦幸せとは何かを考えさせられる作品。
✦登場人物それぞれの家の事情や生い立ちなど背景が過不足なく描かれており、復讐（懲らしめる）という行動に至る理由がうなずける。
✦登場人物が魅力的。

③結婚契約（2016年）

✦苦難を乗り越えて行くラブストーリー。人間同士を隔てるのは、物理的距離だけでないことを再認識させられる。
✦経済的困窮、病の苦しみ、自分ではどうしようもない家族の問題、人が変わって行く過程と一方でいつまでも変わることのできない人間が描かれている。
✦子役がかわいらしい。

④約束の地～SAVE ME～（君を守りたい２）（2019年）

✦人が、人の集団が、ペテン師とその仲間にどのようにだまされて行くのか、その過程が描かれている。

⑤弁護士の資格～改過遷善～（2015年）

✦主人公は弁護士ソクジュ。

⑥秘密の森～深い闇の向こうに～（2017年）

✦主人公は検事ファン・シモク。

⑦ハッシュ～沈黙注意報～（2021年）

✦主人公は記者のジュンヒョクとインターン記者のジス。

⑧ボッシュ（2014年シーズン１～シーズン７）

✦主人公は刑事ハリー・ボッシュ。

⑨ニュー・トリックス～退職デカの事件簿～

（2003年シーズン１から視聴中）
✦主人公は刑事サンドラと３人の元刑事。

補足〈記したドラマの共通点〉

✦セリフが良い。演出が良い。
◦会話の内容、間の取り方、質問された際の答え方など実際に役立ちそう。
◦示唆に富む言葉が随所に出てくる。
✦内容がおもしろい。
✦物事を多角的な視点から見る参考になる。
✦俳優が役に合っている。
✦登場人物・俳優が魅力的。
✦暗く重いテーマでも思わず笑ってしまうユーモラスな場面があったり、希望があったり、ドタバタしていても真面目な大切な物が垣間見られる。